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22歳女子の気胸体験記④手術当日

こんにちは、こけしです。のんびり在宅勤務中です。

前回までのあらすじ

自然気胸の再発リスクを抑えるため、手術を受けることに。入院生活と並行して進めていた部屋探しは難航を極め、手術前日に自暴自棄になったこけしであった・・・!

当日の朝

手術は午後からで、当日の9時以降は絶飲食。術後に食べるプリンを買いに売店に行った後は、ベッドでのんびりしてました。ゲームが捗る!

少ししてから、病院のパジャマに着替えます。入院時から借りる(1日あたり50円くらいで、しかも洗濯してくれる)こともできたのですが、私は持参してました。だって笑っちゃうくらい絶望的にダサいんだもん!!親に見られるのも恥ずかしかったわ・・・

その後、看護師さんが来て、血栓予防のための弾性ストッキング(メディキュット上位版)を履かせてくれました。めちゃくちゃギュッとしてて、膝を曲げづらい・・・こんなのを退院まで履かないといけないのか。

いよいよ手術へ

点滴のスタンドを押しながら手術室へ向かいます。入室前に改めて、名前と手術する部分を確認されました。それから帽子を被り、いよいよだな、引き返せないな・・・とは思いましたが、不安はありませんでした。

部屋に入ると、真ん中には手術台があって、それを取り囲むようにしてスタッフの方々がいました。医療ドラマで見てきた光景が目の前に!イメージと違っていたのは「セルフで手術台に横たわるのか!」と「手術台ちっっさ!」の2点くらいです。

台に上がると、下着を脱ぐよう言われました。尿道カテーテルを入れるので下も脱ぐものと思っていましたが、今は上だけでOKとのこと。しかも、脱いでいる時には大きなタオルで隠してくれました。意識のあるうちは尊厳を守ろうとしてくれているのかーと感動してました。

次は麻酔です。硬膜外麻酔を先に入れるために、背中を丸めます。背中にプスッと刺さる感覚があり、「この時点で眠くなるかもしれないけど、びっくりしなくて大丈夫だからね」と言ってくれました。「眠くなるんだったら、もう寝ちゃえ!」と思った後のことは覚えていません。

次に目を開けたら

目覚めると、外は真っ暗でした(たしか22時くらいだった)。足は血栓予防のための機械でモミモミされていて、指先は何かが挟まれていて、胸に電極が貼られていて、腕は点滴が刺さっていて、定期的に血圧が測られていて、膀胱らへんがくすぐったい・・・そして何より、右脇あたりから太い管が出ている!これがドレーンか!!

身動きがとれないのでナースコールをして、冷蔵庫に入れておいたプリンを持ってきてもらいました。これまでは特に美味しいとは思わなかった牛乳プリンだけど、めちゃくちゃ美味しく感じました。看護師さんは私とほぼ同い年で、病棟内でなかなか同世代の人を見かけなかったからテンションが上がってしまいました。

あと、なんだか寒気がするので熱を測ってもらうと、38度台でした。今回の手術では、再発防止のために肺の破れた部分に補強用のネットを入れてもらったのですが、その拒絶反応による発熱だったようです。久々に熱が出てしんどかった・・・

一番キツかったのは、その晩ほとんど眠れなかったことです。熱もあるし、体から管がいっぱい出ているから身動きが取れないし、手術したところが痛すぎて寝返りが打てなかったです。手術中、ずっと右肩を上げた状態で固定していたそうで、肩もバキバキでした。つらかった・・・

体感時間がすごくすごく長い夜でした。


さてさて、次回からは術後編です。

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