空白の9月

気づいたら10月になってた。まだ気温的には真夏日なので信じてない。とはいえ急に秋〜!って感じの気温になる日もあって普通に体調を崩している。喉が痛い鼻が詰まる。そのくせやっぱり夏なのか、なぜか右手の端と端を蚊に刺されてめちゃくちゃ痒く、赤く腫れている。夏と秋、混在するな。独立しろ。あわよくば秋が勝て。というか10月なら秋が勝つはずだろ。

前置きはさておき、9月は1回もnote書かなかったらしい。今日たまたま昔自分が書いた映画の感想を見にアプリを開いたら5日前に通知が来てた。「9月30日までに投稿して連続投稿期間を13ヶ月にのばしましょう」的なやつ。

逆に私1年間毎月なんかしらあげてたんだ?って感じだな。書いて投稿してはアーカイブしてを繰り返してるのでそんなふうには見えないよね、私だってそんな書いてると思ってなかった。

とはいえ9月はぼんやりしていたら終わったので何も書けなかったな。友人に「そういや最近書いてないじゃん」と言われるほど長文書きがちな私なので(実際毎月なんかあげてたぐらいだしな)本当は書きたいなー書きたいなーとは思ってて、iPhoneのメモ機能にはありえん量の書きかけメモが溜まっているんだが結局1個も消費できなかった。なんていうか、考えていることをうまく言葉にできなくなったというか、言語化できないモヤモヤがグルグルしていた。9月は嫌な気持ちになることも反対にめっちゃたのし〜って思う出来事もあって、ただそれを文章に落とし込もうとしてもなんだか筆が乗らなかった。伝えたいことも伝わってほしいこともたくさんあるのに、私は200〜800文字ぐらい書いてはなんか帰着点ないなとかなんか違うふうに捉えられそうだなとか、そんなことで頭を捻ってメモを閉じ、携帯を投げた。

恋人との山あり谷ありな恋愛話とか、就職するかしないかいまだに時々迷うこととか、使えるお金がなくて嫌な節約の仕方をしてしまう苦悩とか、音楽が好きなはずなのにとてつもなく苦しくなる瞬間が増えた悔しさとか、卒論締切迫っててこんなもん書いてる場合じゃねぇんだよとか、書いて消化したい話はたくさんあるのになんか言葉が出なくなってしまって、何を書いても何にもならない気がして(元々何かになっていたわけでもないのに)、書けば書くほど自分のゴミ具合が露呈して真のゴミに近づいてしまうような恐怖すらたまに感じて、とにかく何も書けなかった。
書くことが好きなはずなのに、書くことから逃げるような日々が続いていたような気がする。
とはいえ日記は毎日つけていた。書き殴るというスタイルの方が圧倒的に自分に合っているんだなと思った。なので卒論みたいなきっちりとした文章ってほんと絶望って感じ〜

ほらこの文章にだって終わりはない。起承転結苦手か?よく昔演劇部の台本書いたよな。あの頃の感受性と想像力と気力がほしい。久しぶりに会った高校の同級生ともそういう話をした。昔はよく2人で二次創作を書いては見せあった。高校2年生、授業まともに取ってなくて長期休みが2ヶ月以上ある大学生より忙しかったはずなのにな。
世の中に夢を見なくなってしまって想像力が欠けた。現実ばかりが目について物語を綺麗な心で見られない。自然と創作物から足が遠のいた。「インプットしないとアウトプットなんてできるはずないのにね」とメールで小説を送り合っていた当時16歳の私たちは22歳になってシーシャを吸いながらそんなことを言った。
自分が作るものなんて稚拙でなんの価値もないと思うようになってから、二次創作すらも描く気力は失せた。そもそも元ネタを追えないんだ、書けるはずもない。シンプルに体力の減退。あぁ歳をとるってこういうこと。

また決まった時間に決まった場所で決められたことをしていたら書くようになるのかね。いいところに就職の決まっている友人は言う。どうだろうね〜どうなんだろうね。忙しい方が、こんなことやってる場合じゃないのに!と思っている方がむしろ筆が進む感覚はなんとなくわかる。とすれば私もやっぱ就職した方がいいかしら?なんて、本当は書くことをしたいからというよりは単純に生活のためにお金って必要だよねという当たり前の事実を最近よく突きつけられてフリーターになるのを考え直したりしている。自由を求めなくなりつつあるのも、心の老いだね。

未来はどうあれ思い出した時にちまちま書くのは続けたい所存。ひとまず今月卒論仮締切なのでこれを書くよか論文書くべき。

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