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新刊『魅せる苔テラリウムの作り方』に書ききれなかった裏側&裏話

どうも、苔テラリウム専門ショップの道草です。

このたび、2020年5月に『魅せる苔テラリウムの作り方』という書籍を出しました!(パチパチパチ)

この本は、2018年に出版した前作『部屋で楽しむ小さな苔の森』の続編となる2作目です。

前作を出したときはまだ「苔テラリウム」自体がそれほどメジャーではなく、ガラス瓶の中で苔を育てる基本や、育てやすいコケの紹介などに誌面を割きました。

あれから2年。いまやすっかり「苔テラリウム」は園芸の1ジャンルとして認知されるまでになり、苔テラリウムを育てたことがある人もふえました。初期の頃からやってきた身としては感無量です。

今回の本では、石に苔を生やす「着生」のテクニックや、大型作品の作り方のコツなど、ワンランク上のテクニックをあますことなく盛り込みました。「苔テラリウム?育てたことあるよ」という人にも、満足してもらえる内容になったのではないかと思います。


ところで、苔は成長がゆっくりないきものなので、「このやり方はうまくいった」「これはだめだった」という実験&試行錯誤にもすごーーく時間がかかります。(うまくいったかわかるまでに数カ月かかるとかザラなんすよ)

今回の本にのせているテクニックたちは、そうやってコツコツと時間をかけて試してきたもので、本には載せきれなかった試行錯誤や失敗もたくさんあるわけです。

そんな裏話や失敗談を集め、さらに裏の裏まで楽しんじゃおうという人たちに向けて、今回のnoteを書きあげました。

(本を読んでいない人にはあんまり意味のない内容になっていると思いますので、まだ読んでない人は買わないでくださいね)

まずは「魅せる苔テラリウムの作り方」を買っていただき(お願いします!)、その本を片手に読んでいただくことを想定して書きました。

レコードのB面のように、はたまた紅白歌合戦の副音声のように、本と合わせて楽しんでいただけたらと思います。

▼本をまだ買っていない人はこちら▼


さて、このnoteには、どんなことが書いてあるかというと…

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目次

●タイトルはこうやって決まった
●P.6「苔テラリウムとは」にこめた想い
●そもそもなんで着生なの?
●初めて着生に挑戦したコケは?
●ヒノキゴケ3パターンの着生にたどりつくまで
●1章・着生で育てるコケの裏話
●「石以外に着生させる」試したけどボツになった素材たち
●1章の中でめっちゃ大変だった撮影は?
●苔に擬態する虫・シリブトガガンボが運んできたものは?
●ゼニゴケの無性芽栽培は○○にイケる!野望
●2章「レイアウト素材で魅せる」撮影苦労話
●載せきれなかったおススメ!食虫植物×苔テラリウム
●ダンゴムシリウムその後
●苔生産者モスファーム訪問裏話
●3章・コケ料理にかける情熱!テラリウム丼が生まれるまでの試行錯誤
●「コケの愛好家に聞く!わたしのコケの楽しみ方」みどころ

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つらつら書いていたら合計1万字を越えてしまいました…。さらに、後日わかったことなどがあれば追記していきますので、購入していただいた方に損はさせません!

価格は500円。皆様に課金していただいたお金は、また新たなテクニックや良い作品をうみだすための実験に使わせていただきます。

本の内容がよかった!と思った方は、ぜひこちらのnoteもよろしくお願いします。


それでは、本編はここからです。

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12,453字 / 39画像

¥ 500

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは、新しい苔テラリウムの実験に利用させていただきます。実験の様子はこの場で公開していきます。