10月

10月になった。もう少し涼しくなってくれたら嬉しい。なぜ暑い。残暑はもう過ぎたでござんしょ。
いまだに僕は汗をかくよ。代謝が良いから年中汗っかきだけれど、10月にしては暑いよ。ああ温暖化。まだおったんか。そら、おらんくはなれへんか。

団扇はかさばるので扇子を持ちたい。夏に母方の祖母に良いセンスの扇子を買うてもろたけれど、旅行先の福岡で無くした。ありゃ悲しかった。吉塚駅だったかな。多分あそこで無くしたんや。お酒飲んで寝転んだ時かなあ。女物やと思うけれど、白くて格好良いから気に入って買うてもろた。まさか、無くすとはなあ。
とほほ。その祖母の故郷が福岡なのは、何か縁があるのかどうか。

そういうことがあって、今度は父方の祖母から古い扇子をいただいた。それもまあ格好良いんやけれど、どうも裏の端っこの方に、某有名占い師の名前が刻んであって、使いにくいから置いてる。

よって僕には扇子が無い。ああ、扇子。欲しいなあ。

空気の動きが無ければどうもしんどい。風に吹いてもらわないと、苦しくなる。人と密になるのが怖いというのもあるが、それよりも、閉め切ってるのは息苦しい。風の流れがないと嫌になる。

風の流れ。風の流れを求めるけれど、僕はそんなに滑らかに進めない。すぐ寄り道、立ち止まり、ぐずぐす悩む。よく悩んで考えるのは良いと思う。しかし、僕は人との触れ合いにも滑らかに行かない。どこかで引っかかって何か起きる。仕方ない。もう、それは仕方ない。水のように風のようにするするっと流れるのが良いけれど、僕にはどうも出来ない。

くうう。二十歳。それなりに悩んでいる。とりあえず、これからの道は決まった。お笑い。どないか、したる。憧れは、言うか。言うぞ。勝手に言うたらええやないか。ほんなら言うぞ。

北野武。ああ、好き。

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