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【退職エントリー】サイボウズを退職しました

こんにちは、岡崎(@rabbit_tail14)です🐰

この度、およそ17年間在籍したサイボウズを退職することになりました。
2022年2月4日が最終出社で、在籍は2月末までとなります。

次の会社で働き始めるまで少し時間があるので、せっかくなので退職エントリーを書いてみることにしました。
このnoteでは、退職に至るまでの経緯を振り返ってみようと思います。

サイボウズでは何をしてきたか

サイボウズでのキャリアの大半はQAエンジニアとして活動してましたが、それ以外にもスクラムマスターやHR/組織マネジメント、人事部門で採用担当なども行ってきました。

今現在も自身のキャリアの軸はQAエンジニアだと思っていますが、職能の壁にとらわれずチームがもっと良くなるためにはどうすればよいか、自身がモチベーション高く働ける役割は何かを意識してキャリアを歩んできました。もちろん自分なりの強みを作るために戦略的にキャリア形成している面もありますけどね。

QAとして長らくキャリアを歩んできた自分の中で一つの転換期となったのは、当時所属していたプロダクトチームでスクラム開発を導入する事になり、スクラムマスターをやらせてもらったことです。
それまでも、その人じゃないとできないことに集中できるように、場を整えたりサポートすることが多く、それが私自身も仕事をする上でのモチベーションに繋がっていたのですが、スクラムマスターは正にそれを実現するための役割で、それを知った私は一も二もなく是非やらしてほしいと立候補させていただき、スクラムマスター兼QAエンジニアとして活動を行いました。

ここでのスクラムマスターとしての経験が、様々な役割にチャレンジする気持ちの原点になったと思っています。

一度目の転職活動

サイボウズ式の記事でも少し触れていますが、今回の退職の前にも2019年頃に転職を検討していた時期がありました。

所属していた開発部門が大規模に組織体制を見直し、職能制の体制からプロダクトチーム主体の体制に変わり、QA部門で副部長としてマネジメントをしていた自分は、組織運営チームという個人や各チームが主体的に活動できるために支援を行うチームに所属となりました。

組織運営チームの活動はそれまでのQA部門だけでなく、開発組織全体に目を向けた活動になるため、やり甲斐はめちゃくちゃありましたし、活動していて学びや充実感が日々ありました。
一方でキャリアを見つめ直すキッカケにもなり、自分がやりたいことや、より貢献できることは何だろうと立ち止まって考えてみたくなり、どうせならと社外にも目を向けてみることにしたのです。

ありがたいことに二社から内定もいただき、サイボウズに留まる選択肢も含めて検討し、当時はそのままサイボウズに残るという選択肢を取りました。

複業(副業)との出会い

サイボウズでは複業を推奨しているのですが、私も2021年に複業として二社で携わらせていただきました。

一度目の転職活動の後は、転職意欲自体は低かったのですが、転職サービス経由でお声掛けいただいた企業の中でも、プロダクトに興味が持てそうで話だけはちょっと聞いてみてもいいかも・・と感じた企業にはカジュアル面談を受けるようにしていました。
当時、自分の中では複業という選択肢は全く考えていなかったのですが、ClipLine株式会社のカジュアル面談中に、「副業でお手伝いいただくというのはどうでしょう?」と聞かれ、自分にとっても良いチャレンジになると思い引き受けることにしました。
同時期に、コミューン株式会社からもお声掛けいただき、二社で複業をさせていただくことになったのです。

他社の話を聞くことは、今までも色々な場面でありましたが、実際に中の人として関わるようになると、その会社の文化に直に触れることになり視野が広がりました。長くサイボウズで働いていたが故に、良い意味でのカルチャーギャップを体感したのです。
また、今までの経験も活かしつつ、サイボウズ以外でも貢献できることがあるんだなとも感じました。

で、結局なんで退職するの?

サイボウズに対して不満が溜まっての退職だったり、やりきったぞー!という気持ちでの退職ではありません。
まだまだサイボウズでやるべき事もやりたいと思える事もありましたし、チームメンバーも素敵な人達ばかりで関係性も良かったですしね。

転職意欲もそれほどなかったため、自分から積極的に転職活動は行ってませんでしたが、以前からどこかのタイミングで、まだQAが整っていない会社で、QAプロセスやチーム作りにチャレンジしてみたいなと、ぼんやり思っていました。
そして、サイボウズでの活動や、複業を通じて社外を見た時に、ステージの異なる会社で世の中に影響を与えるプロダクト作りに携わってみたいという思いが少しずつ芽生えていたのかもしれません。

そんな折、今回転職することになる会社から声を掛けていただき、カジュアル面談を行いました。それなりの数の会社とカジュアル面談に参加してきた経験の中で、唯一、これ逃さないほうがいいかも・・と直感めいたものを感じ選考に進ませてもらうことにしました。
選考は色々と大変でしたが、無事内定をいただき、転職するかサイボウズに残るかという選択をすることになったのです。

サイボウズで活動していく中でQAエンジニアの採用や、人事の採用担当としても採用にも携わるようになったのですが、そこで(以前に比べて増えてはきたけど)世の中にQAエンジニアがまだまだ少なく、需要に対して供給が全然追いついていない状況も目の当たりにしていました。
幸いなことにサイボウズには優秀なQAエンジニアも多く、また、私自身は直近ではプレイヤーとして活動することも減っていたため、QAエンジニアという点では私が抜けてもそれほど影響はないだろうと思えたこと、転職先の会社に対して、仲間とともにプロダクトや会社を成長させていきたいと思えたことから、今回は転職という選択をすることにしました。

転職先の会社に対しての詳細なお話は、余裕があったら入社エントリーを書いてみようと思います。

退職するにあたって

今回退職を決断するにあたって、割と早い段階から事前に社内の様々なメンバーに相談させていただきました。
自分の考えを整理するために壁打ち相手になってもらったり、様々な役割やチャレンジングな選択肢も提示していただき、サイボウズに残ってそれらにチャレンジするというのもワクワクできました。
また、サイボウズにも強く必要とされていることも実感できたため、転職するかどうかは本当に悩みました。

所属部門の本部長(@teppeis)に、転職という選択を取る旨を伝えたときに、惜しまれつつも、事前に相談してくれたことでサイボウズ側としてもできる限りのことはできた、その上での決断なので気持ちよく送り出したい、と仰っていただけました。
皆さんも転職を検討する際には早めに相談するようにしましょう!

次はどこで何するの?

3月からは、株式会社ナレッジワークで、一人目のQAとして活動予定です。
まだステルスで開発中のプロダクトのため、どのようなプロダクトかを詳細にお伝えすることはできませんが、新たな仲間とともに最高のプロダクトを届けられるようにチャレンジしていきたいと思います。

ソフトウェアエンジニア絶賛募集中とのことです!

最後に

サイボウズの企業理念やカルチャーは、個人的にめちゃくちゃ好きでした。
カルチャードリブンな会社で情報の透明性も高く、かつ柔軟な働き方もできるということで、とてもいい会社ですので、興味ある方はぜひご応募してみてください!

サイボウズの皆さん、今までありがとうございました!

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