モスクワ証券取引所 日本円による取引を8月8日から一時停止 の意味
7月25日にSputnik Japan で「モスクワ証券取引所 日本円による取引を8月8日から一時停止へ」というニュースが流れました。
そして日本人で、この「8月8日」はソ連が1945年に大日本帝国に対して宣戦布告をした日だ!と気づいた方がいらっしゃって、ロシアに何らかの意図があるのではないか?という話題が出ました。
(よく気がつきましたよね!大したものです)
まぁ今年の8月8日は月曜日だし偶然じゃないかな?
でも仰るとおり何らかの警告の意味もあるのかも知れないな?
と思って、モスクワの友人に聞いてみました。
以下が、モスクワからの返事です。
Sputnikのニュースに対する日本人の反応を聞いて、正直、私は笑ってしまった。
悪く取らないでください。
ロシアの人口の半分は、1945年の日本との戦争を知りません。
8月8日の意味に気づいた者は、ロシアの金融関係者でも殆どいないと思います。
特に若い世代は興味がありません。
8月8日、これは全くの偶然です。
なぜなら、この日から日本円だけでなく英ポンドの取引も停止するからです。
米ドルとユーロのサービスはその1週間前(8月1日)に停止される予定です。
ロシア政府と米国やヨーロッパ各国首脳が話し合って停止をさせない可能性は残りますが、まず無理でしょう。
なぜなら西側諸国による金融制裁の影響で、ロシアの金融市場に米ドル、ユーロ、日本円、英ポンドが入って来ないからです。
現在中国元やトルコ、イラン等中東の国の通貨による外貨両替での取引量は、米ドル取引量を何倍も上回っています。
そして残念ながら、ユーロ、英ポンド、日本円の取引量は、ほぼゼロに落ちました。
これが今回の日本円取引停止の理由です。
こちらからの制裁という意味もありません。
ただ日本政府が行なった行動の結果というだけです。
気にしないでください。
だって!
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