見出し画像

#cluster からITリテラシーを学んだ話

 こんにちは、紅花(こうか)です! 私は普段、cluster(クラスター)というメタバースプラットフォームで過ごしています。

4年前clusterの世界に来てからずっと頭の隅にあって、いつかどこかで話したいなと思っていることがあったので、noteにしたためます。正直ちょっとどう思われるか不安なんですが、ここは私のnoteなので、自由に気楽に書いてみようと思います。

今からお話しするのは「私が最初にclusterから学んだものは、クリエイティビティではなく、ITリテラシー、ひいては生活力だった話」です。


ITリテラシーの低い私

 clusterに来るまで私は、学校教育で受けたはずの情報教育系の記憶がすこーんと抜け落ちているタイプの人間で、パソコンに少し苦手意識がありました。

ゲームは好きですが、家庭用ゲーム機かスマホでしか遊んだことがなくて、PCゲームは全然やったことがなかったです。

clusterを始めとするVR界隈には、本職がプログラマーやエンジニア、デザイナーというような「つよつよ」な技術者が多いイメージなので、私みたいなのはもしかしたら少数派なのかもしれないです。逆に同じような背景をお持ちの方、いらっしゃったら共感し合いたい…。

人生で初めて買ったノートパソコンのスペックなんかもちろん把握していません。OS?CPU?メモリ?なにそれ??っていう。使うソフトもWordばっかりで、ファイルのダウンロードとか解凍とかもよくわかっていないし、フォルダーの中身も煩雑だったと思います。

自宅のインターネット回線が光回線なのはなんとなくわかっていましたが、プロバイダがどうとかルーターがどうとか、はて?ってかんじで、回線速度も全然気にしたことありませんでした。

この時代それでどうやって生きてきたのかと思われそうですが、有り難いことにこれが意外と生きてこれたんですよね、今までは…。

DiscordやGoogleドライブ等、今では毎日当たり前に使用しているツールも、clusterがなければ縁がなかっただろうなぁと思います。

ちょっと説明が難しいのですが、仕事でもパソコンは一日中使うんですけれど、ローカルでアナログな部分が多くリモートワークができない仕事なので、本当にこういったツールを使う機会がないのです。

スマホで入れたcluster

 ではなぜここまで縁のなかったものに手を出したのかというと、clusterがスマホで入れたからなんです。さすがの私でも家族や友達とLINEくらいはするし、ネットサーフィンしたり、YouTubeやTwitterを見たりはするので、スマホは毎日使うわけです。

そもそもclusterにどうやってたどり着いたんだという経緯はまた長くなるので別途いつかお話しできればと思いますが、とにかくclusterが2020年にスマホ対応したことが私にとって幸いでした。

スマホからアプリのダウンロードも、操作も、難なく行うことができました。これがパソコンになった途端にソフトのダウンロードの段階でまごまごするなんて、IT系のお仕事される方々から見れば信じられないことでしょう(笑)。

VRへの羨望

 clusterの特徴で、もう一つ重要なことがあります。自分がスマホから入っている状態でも、同じ空間にVRから入っている他者が存在するところです。しかも姿が見えるだけでなく、お互いコミュニケーションが取れる。

つまりVRでclusterを遊ぶとどんな風に楽しいのか、スマホユーザーが直接目の当たりにするのです。それによって、スマホでしか入ったことがなかった人たちの心に「VRをやってみたい」という気持ちが芽生える可能性があるんですよね。

実際、私はそうでした。いわばVRユーザーは、歩く広告なのです。

今でこそスマホやデスクトップでも手が動かせたりエモートがあったりしますが、以前はスマホ版だとアバターが歩く・ジャンプ以外は完全に直立不動だったので、手足を自由に動かせるVRの人が羨ましくて仕方なかったです。

万が一clusterがスマホとVRとで遊べるワールドの種類やインスタンスが分かれてしまうようなシステムだったら、私はVR機器やゲーミングPCを買っていなかったかもしれません。

clusterで遊んだ結果、「生活力」が爆上がりした

 いや、VRとゲーミングPCは普通の生活には必要ないですよ、普通はね。でもそのVRに対する憧れclusterで遊ぶことへのモチベーションが私に「学ぼう」という姿勢を与え、結果的に「生活力」まで上げてしまったのです。

ここで言う生活力が一体なんのことなのか、お話しします。

消費者としての自覚が芽生えた

 まずclusterにはアプリが正常に動作する最低動作環境推奨環境というものが存在します。私の当時持っていたスマホで偶然clusterが(多少カクついても)動いたからよかったものの、デバイスのスペックについて理解できていないとclusterをまともに遊ぶことができません。

スマホだけでなく、デスクトップやVRでも同様です。各デバイスごとに要求されるスペックがそれぞれあります。

そしてclusterは3Dコンテンツですから、データ通信量が大きいです。そのため快適に遊ぶには回線速度も非常に重要です。

だから、これらのことをたくさん調べました。

嫌になるほど調べて調べて、ついに家のインターネット回線については家族の誰よりも詳しくわかるようになりました。今では回線契約もルーター等の配線も全部、私が管理するようになっちゃいました。

それと同時に、これまでいかに自分が契約内容を理解せずになんとなくでインターネットを利用していたかを痛感し、一消費者として反省しました。

なんだかちょっと、実家暮らしだった人が初めて一人暮らしを始めた時に直面する自分の生活力のなさみたいな、そんなかんじと似ているのかもしれません。

スマホやパソコンを買い換えるときも流行や値段だけじゃなくスペックもしっかり見て、用途を考えて選ぶようになりました。

きちんと理解して購入すれば、オーバースペックすぎて持て余してしまうことも、スペック不足で悲しむこともありません。OSのアップデートなどその後のメンテナンスも適切に行えます。その方が無駄がなく、お財布にも環境にも優しいです。

このように私生活での行動や意思決定が、一部ではありますが、clusterで遊ぶことによって変化したのです。

仕事や生活に役立つスキルを培うことができた

 また、clusterで遊ぶうちにイベントに参加するようになりました。イベントの主催またはお手伝いをする時、関係者とはDiscordというチャットツールで連絡を取り合っています。

clusterでミーティングを行うこともありますが、みんな忙しくなかなか予定が合わないこともあるので基本的にはDiscordで文字のやりとりをすることが多いです。

イベントの準備には、スタッフ間で画像や動画などさまざまなデータを共有する必要があります。GoogleドキュメントスプレッドシートCanvaギガファイル便などのツールを活用してデータを共有し、イベントの準備を進めます。

今のところ仕事では使っていないですが、こういう便利な手段があるんだということを知っているだけでも、日常で必要な場面に出会うかもしれないし、現在とは異なる職へ転職した場合などいつか何か活かせる機会が訪れるかもしれません。

また、OBSという配信ソフトを使ってYouTubeの配信もできるようになって、著作権著作隣接権JASRACなどについても学びました。

特にこれらに関しては生活に役に立っているという実感があります。たとえクリエイターや配信者でなくても、コンテンツを消費する側としてそのような知識があると見え方が変わって面白いですし、法的に不適切なコンテンツを誤って拡散してしまわないように意識することもできます。

clusterに感謝

 全部、clusterで楽しく遊びたい気持ちが原動力です。

clusterは、ITリテラシーが低かった私を救い、生活力までも向上させてしまったのです。もしこれらのことを知らずに無知のまま暮らしていたらと思うと、少し恐ろしいです…。もちろん、知らないことが必ずしも悪いわけではないですけれどね。

とはいえ、こういうITリテラシーだとかは結局のところ現代のクリエイティブ活動における土台になるものだと思うので、クラスター株式会社がミッションとして掲げている「人類の創造力=クリエイティビティを加速させる」という戦略の術中にまんまとはまっているのかもしれません。

もし同じような体験をした方がいれば、ぜひお話を伺ってみたいです。共感の嵐で盛り上がりそう(笑)。

何はともあれclusterとの出会いに感謝です! 最後まで読んでいただきありがとうございました。



ライター:紅花(こうか)



この記事が参加している募集

#メタバースやってます

1,849件

いただいたご支援は、創作活動に必要なPC環境の整備や書籍の購入などに充てさせていただきます!