ブランクスペース/形もないが、そこにある核兵器が。

▷『ブランクスペース』二巻まで発売中 熊倉 献著

▷『一歩間違えれば、独裁者になれる物語。しかし、そんな言葉では片づけれない。』  93点

▷あらすじ
『この漫画で重要なのは二人の女の子だ。一人目は、恋愛大好きだけど、振られてしまう可愛い女子高校生狛江ちゃん。彼女が家に帰るときに、雨が降っていて、傘も持っていなかった。その時に会った不思議な女の子片桐ちゃん。彼女は、傘を持っていなかったのに、透明な何かを持っており、雨を遮っていた。それは何なのか?いつもの日常が変わる瞬間であった。』

▷徹底感想
この漫画は、ある漫画家さんがお勧めしていたので、『2巻しかないから、買おうかな。』と思い立ち、買ってみたところ滅茶苦茶面白かったです。
何が面白かったのか?要因は2つあると考えます。

①片桐ちゃんの能力が悪い方向に進むところを見てみたい自分がいる。
まず、片桐ちゃんが何故透明なモノを出せるかは、まだ全然わかっていません。しかし、片桐ちゃんが作りたいなと思い立ったモノをきちんと詳細に調べたり、どのような構造で出来ているのかを理解すれば、透明だけど実態があるようなモノが手に入れられます。

つまり、勉強すれば何でも手に入れられると言うことになります。

この設定って多分あったと思うのですが、高校を舞台にした作品は今までには観たことないと思います。大体透明と言えば、人間が透明になるのは良く観ますがね(笑)

そこから、狛江ちゃんと片桐ちゃんとの秘密の約束ができ、仲が急速的に良くなります。片桐ちゃんは、楽しいモノのために使います。

でも、彼女は変わっていってしまいます。それは何故か、いじめです。
片桐ちゃんは、靴箱や自分の机にも飲みさしの飲み物が入れられたり、悪口を大声で言われたり、最終的には教科書を踏みつけられました。

それに対し、片桐ちゃんは我慢してるように見えます。しかし、片桐ちゃんの考えていることは、一味違っていました。
彼女は、ある本を読むようになりました。刃物図鑑、拳銃、兵器に関する本であった、、、、

どうですか、続きが気になるでしょ。創造力と想像力が繋がった作品です。自分も元々想像力が高いと感じるのですが、片桐ちゃんも中々の想像をしており負けたと感じましたが、想像好きにとっては、こんな考えもあるんだと関心してしまいました。

②片桐ちゃんを助けるのは狛江ちゃんか?それともテツヤ君か??

はい、出ましたテツヤ君。誰?という意見が飛びますが、これは無視をします。何故ならこの物語の重要な存在であり、これを今言ってしまうとネタバレになるので止めておきます。

片桐ちゃんは、いじめを人には相談できませんでした、しかし狛江ちゃんは何かおかしいと徐々に気づき始めます。しかし、全校集会の時に片桐ちゃんは、背中を蹴られ、体育館の窓を透明な銃を使って、全部割って、テロリズムを行います。この状況を見て、狛江ちゃんは思い立ちます。

『彼女を止めなければ。』と。

しかし、どんどん過激になる片桐ちゃん、しかし、そこに出てきたテツヤ君。彼は片桐ちゃんと仲良くなり、彼氏になります。

しかし、テツヤ君も片桐ちゃんがいじめられているのを見て、凶暴化していきます。

果たして、片桐ちゃんがボロボロになっているのに気づき始めて、真実を知りたい狛江ちゃんが助けるのか?それとも、凶暴には狂暴をと、片桐ちゃんと共闘するテツヤ君なのか??

さて、どうなるのでしょうか?気になりますよね。ここからは、あなたの想像力で、考えてください!!

ブランクスペース。お勧めでごじゃるよ!!




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