『Viva!公務員』刺さった。


Amazonプライムで公開されているイタリア発コメディ映画

この映画を見た感想を一言でいうと、

誇張しすぎた公務員&イタリア人!!

です。

公務員の主人公は、その職の特権をフルに使いながら生きている。
(どこの国でも、公務員は安定というイメージなんですね)

・出勤は昼過ぎがデフォ(タイムカードは同僚に切ってもらってる)
・身の回りの支度や食事はお母さん(ママ大好き)
・美人の彼女(彼の職業を愛している)
・礼儀という名の賄賂の受け取り(彼は、狩猟証明書発行を管理する責任者であり、便宜を図ってもらうため)。


そんな時、業務改革という名の人員削減が始まり、運悪く彼はその対象となってしまった。多額の退職金が提示され、次々と退職届に署名をする同僚たち。だが主人公は、この特権を手放してなるものかと、決して署名をしなかった。
そこで、人員削減の責任者である部長は、あらゆる手を使って彼に署名をさせるための策を講じる
彼は、逃げ切ることができるのか・・・。


この映画、主人公が超ワガママ、マザコン、思考が偏りすぎで、見ていてムカつくシーンもある。でも画面越しの主人公は、何の違和感も感じていない。。そこが更にムカつく。。
例えば、自分は公務員だからと、生活のすべての家事を母親に任せ、気に入らないと指図するとか。人種差別的言動を平気で繰り出すとか、、
嫌味で卑怯なのはイタリア人だから仕方ないと開き直るとか、、、

でも、何だろうか。
演出のために誇張しているのに、実際こういう人いるよなって。自分を客観的にみられておらず、偏見に気づかず、自分の置かれた状況に何の疑いを持たず威張り、鎮座する人。

そんなむかつく主人公だけど、すごいと感じる部分もあった。
人員整理のために、あらゆる手を尽くして自主退職を迫られるが
公務員の特権を手放すまいと、決して屈せず居座り続ける。。
特定の職や地位、立場にここまで固執・執着できるのはもはや才能といわざるを得ない?! ある意味究極のプライド?!
もはや、尊敬に値するレベル・・・。

最後はどんでん返しな展開で、正直見る人によっては、これでオチかい!と思うかもしれないけど、万人受けする展開なので、プライム会員の方はぜひ見てみてください。



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