田舎暮らしにあこがれるけど多分3日で耐えられなくなる(23年1月2日)

地方出身なので、年末になると田舎に帰る。
道路を走る車の音は聞こえない。ふと窓を見ると、緑が茂る。

ここに住んで、リモートで仕事できたらどれだけいいか。
住宅費も今より半分以下に抑えられるから、可処分所得も増える・・・。

フルリモートで居住地問わない会社に転職するか、
地元の企業で働くか、会社を作るか。

思わず、そんなことを考えてしまう。

・・・だが、
田舎に帰って3日ぐらい経つと、やはり不便な面や耐え難い状況に目が行きがちになる。

1つは、車がないと移動できない、コンビニが徒歩圏内にない、お目当ての店がない・・・。など物理的な問題。
友達と飲みに行っても、車を運転する人は飲めないので会話のテンションに差を感じる。タクシーで帰るにも交通費が馬鹿にならない。

もう一つは精神的な問題
どこそこの誰が〇〇したらしい、みたいな情報が光の速さで広まるし
気にしてないように見えて実はみんな他人を気にしているあの空気


ああ、めんどくせえ。

田舎に住める人と住めない人がいると思うが私は後者だろう。
若いころは窮屈な田舎に窒息死しそうで、都会へ行くことを夢見て青春時代を過ごした。大人になって上京した際の新鮮さや、のどの詰まるような閉塞からの解放の感覚は昨日のように覚えている。

都会の良さは、烏合の衆の一因になる感覚に浸れるところだろう。
誰も自分のことなんて気にもしてないし、気にもしない。
人にぶつかろうがぶつかられようが、ほとんどは誰も何も気にしない。

また、夜中まで明かりの消えないまぶしい街が楽だ。
眠れない時に眠らない町があることに救われる日もある。
そんな日に手の届く距離にそれがあるのとないのとは雲泥の差がある。


ないものねだりなのだろうけれど。
まあ、また来年も同じことを思えるような日々が続くことを願っている。

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