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あっという間でも沢山の愛のこもった世界で生きていた。

遂に工場HACKインターン2020が終わりました。

長いようで短かった。

最終日の前夜が徹夜だった私は、帰ってから余韻に浸る余裕もなくすぐに寝てしまいました。そして次の日起きて、これを書いています。

最終プレゼンの後半は、涙声になりながら何とか話し切りました。
私は特に涙もろいほうでもないし、人前で泣いた経験はこれが初めてです。

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今日の朝ずっと考えていました。なんで泣いたんだろう。
あの胸にこみあげてきたものは何だったんだろう。
もちろん、
皆さんのご協力のおかげで、2週間という短い中何かしらの成果物を完成させれたという感謝の気持ちからだ。というのはありましたが、
自分のなかでなーんかまだモヤモヤする。
それはきっとまだ半分正解で、残りの半分の答えが知りたかった。

色々と考えた結果、きっとこれだろうという残り半分の正解にたどり着きました。

私にとって、工場HACKインターンメンバーは“家族”だったんだ!

お母さんはディレクターの宮前さん
お父さんは若山社長
お姉ちゃんは、サポーターのみやびちゃんと邦子さん、社長の奥さんのゆりさん
お兄ちゃんは、花田さん、たいがさん、りょうすけさん、たかじゅんさん、(たまに、カメラマンのいっちーさん)
おじいちゃんは、松宮さん

私はきっと2週間皆さんと過ごすうちに、潜在的なところで、
みなさんを家族に見立てていた気がします。

インターン生のお兄ちゃん達には、たまにからかわれたり、励まされたり、頼ったり。花田お兄ちゃんには、沢山頼み事をしたり相談したり。お父さんには、大っきな愛のある厳しい言葉をもらい。お母さんには、褒められたり相談したり、アドバイスもらったり。みやびお姉ちゃんには、話聞いてもらったり、励ましてくれたり。邦子お姉ちゃんには、色々と相談したり、助けてもらったり。ユリお姉ちゃんには、素敵なお母さん像や応援。松宮おじいちゃんには、存在だけでもの安心感や細々とした相談、頭が煮詰まった休憩時間は肩たたきをしたり....

別に、隠している訳ではないので、愉快でない私のバックグラウンドを書きます。私は兄と弟の三人兄弟です。
中学のころに親の離婚と兄の大学進学により、急に5人家族から、3人世帯の母子家庭になりました。その頃から、母との衝突が増え、家族の中で孤立し、鬱病になった経験があります。たかじゅんさんのnoteでもありましたが、私にも自己肯定感というものが存在しなかった時代がありました。


そんな私にとって、
「自分の意思や特徴を尊重し、応援してくれ、困った時は助けてくれる強い味方である家族」という存在のいる感覚が、ほとんど無いし、私の憧れの世界でもあった。

工場HACKインターンメンバーという“家族“がそのように2週間接してくれ、その中で何かを成し遂げれたという成功体験が
「あぁ、これが私の求めていた家族像だったんだ。こんな家族が欲しかった。」と潜在的に琴線に触れたのだと思います。

2週間という短い間だけでもそんな“家族“の中で過ごせてよかった。嬉しかった楽しかった幸せだった。皆さん、お世話になりました。私に色々な想い・言葉・経験をくださって、ありがとうございます。そういう思いがこみあげてきたから、というのが、きっと私が泣いた理由の正解。

更に私には「どうしようかなぁ」と悩みながらぶらぶらしていたら「どうしたの?何で困ってるの?」と声をかけてくれる友人ポジションの歳の近い社員の方々や親しい近所の人ポジションの西岡課長さんがいた。

実は最終プレゼンの前夜も、花田さんが
「リセさん!プレートできましたよ!!」って持ってきてくださった時も、泣きました。

実は最終日前日の機械のトラブルで、”プレート完成できないかも問題”が発生していた。
「修理を頼んで、直してもらいます。最悪の場合、他社に発注するかもしれません。プレートは何としてでもできあがるように頑張りますので、安心してください!」
これはその朝に言われた言葉。
実はあの時から私は泣きそうだったのですよ、花田さん!!

自分がこれがやりたい!といった時に、私の為にこんなにも協力してくれる人がいる。それがすごく嬉しかった。泣きそうになるほど。

花田さんは本当にインターン生の為に、汗を流して駆け回り、頭を下げ、相談にもじっくりのってくださっていた。

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若山社長には、厳しいお言葉を結構いただいた。その言葉は私のことをとても大切に想ってくださっているという想いが、ビシバシ伝わってきていた。「リセちゃんは俺と似ている。若い時の俺をみているようだ」とおっしゃっていた。確かに厳しかったかもしれないけれど、それが私に必要だと信じているからできること。私にできる精一杯の恩返しは、教えてくださったことを、頭に置いてこれからを生きること。

「今の君たちには何も期待していない。俺が期待しているのは、数年後、数十年の君たちだ。」
もうこの言葉だけでも、十分、愛が伝わってくるよね。
若山さんがびっくりするような、期待以上の人間になりたいなぁ...

実は私、自分が主体となって企画・実行し、何か一つのものをやり遂げるという経験は初めてでした。すごくいい経験しました。
でも、本当は私がやり遂げたことというよりも、みんなでやり遂げたものという感覚に近いです。皆さんのご協力あってこそ、です。

西岡課長にプレゼンの後に、「大変だと思ったことは何ですか」という質問をいただきました。正直、涙を抑えるのに必死で、よくわからない回答をした気がします(笑)

今、改めて回答を致しますと、
「大変だったことはあったとしても、大変だと思ったことは無いです。」
大変なことがあっても、協力してくださっている皆さんのことを考えると、力が湧いてくるし、よし、頑張るぞ!っとすぐに思っていたから、大変だという感覚は起こらなかった。

私はまさに、
工場HACKインターン2020 in (株)ワカヤマという
あっという間でも沢山の愛のこもった世界の中で生きていた。

もうその世界は卒業なんだなぁ
寂しくなるなぁ

まぁ、若山社長からお借りした本と、花田さんから借りてたプロッキー返さないといけないから、また私はワカヤマに向かうだろう。

数年後でも、十数年後でも、もっと大きくなったら、
またワカヤマに向かうだろう。

そしてまた若山社長に丸くしていただくんじゃないかな(笑)
わくわくするネ!!!!

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