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陀羅坊主(ダラズ)【8/20杉浦】

インターンも始まって、あっという間に四日目
あれよあれよという間に後半戦がすぐ目前まで来てしまった。

私自身は今、ワカヤマさんで運用しているサンクスカードの運用改善に注力している。

サンクスカードというのは、職場での感謝の気持ちをカードに書いて送りあうもので、ワカヤマさんではスマホアプリで取り組んでいるようだ。

サンクスカードを送りあう文化を作ることで、会社の人間関係をより親密にできる。
親密になることは、社内での心理的安全性が担保されることに繋がる。
サンクスカードによって、社内でのいいこと悪いことすべての情報伝達が円滑になり、最終的に生産性が上がる…

というのがこの取り組みの最終目的らしいと解釈している。

しかし、新しい取り組みというのはなかなか定着が難しいらしく
現に導入当初は、物珍しさからだろうか頻繁に送られていたにもかかわらず今では久しぶりにアプリを開いたという声も多く聞いた。

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工場という職場がそういうものなのか、それともワカヤマさんの社風なのだろうか、社員の皆さんはとても職人肌の方が多いように感じる。
しかし、ただの学生などから構成されている私たちインターン生に、とても協力的だと毎日のように実感する。
最初は話しかけていいのか分からないような雰囲気を纏っている方でも、実際話しかけてみたらかなり気さくで、こちらの質問にもホンネで語ってもらえることが多い。

本音で話すのはインターン生だからなのか、正直なところは不明だ。しかしこれだけ話してくれるのなら、心理的安全性はかなり担保されているのではないだろうか。実際に調査はしていないので明日にでも聞いて回ろうと思う。

どうせサンクスカードを運用するのならどうにかして面白くしてやりたい

というのが私のささやかな野望だ。

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そのために一緒に活動しているインターン生やワカヤマの皆さんに協力してもらっている。
自分の業務やプロジェクトで忙しいはずなのに、いいアイデアを出すために一緒に考えてくれる。感謝してもしきれないくらいだ。

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なるべくワカヤマさんの向けてるベクトルに合わせられるよう、経営理念を何回も読んでみた。

自分が取り組んでいることはワカヤマさんの方針に沿っているだろうか。
方針に外れて、オリジナルに拘ろうとしていないだろうか。

経営理念には社員の幸福を達成するとある。
今現在、ほかの二つの目標を達成するために犠牲にしていることはないだろうか。
学生の私だからこそ、憧れの幸福というものを抱いている私だからこそ
なにか気がつけることがあるのではないか。

そんなことを思いながら今日のワカヤマさんでの時間を終えた。


自宅に帰る途中、なんとなくインスタグラムをのぞいてみると

陀羅坊主(だらず)の教え
というものを海外インターンでお世話になった人が投稿していた。

“だらず“とは鳥取の方言らしい
なんでも真っ先に飛びついて、突拍子もないことをしてしまうが、どこか憎めない。
そのような意味が込められているらしく、転じてバカという意味で使われているという。

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この画像を見たとき

普段そこら中にありふれているからこそ気が付かないものがある

と言われているようで、なぜかハッとした気持ちになった。
サンクスカードを書く文化が根付かない・根付きづらいのは、
日ごろから従事している会社という組織において当たり前としていることが非常に多く、“気づき“というものを得る機会が少ないからなのではないか。

そう考えると、サンクスカードに拘るのではなくサンクスカードとセットになるような何かを考えていかなければならないのではないか。

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そんなかんじで電車の中で揺られていると、外に虹が出ていた。
この虹はとてもくっきりと色が出ていて、降りる駅を忘れそうになった。

とりあえず明日からも、皆であーだこーだ話しながらより良い解決策を探っていけたらいいなと思う。

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これは帰り道、なんかエモくて撮ってしまった写真