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アポのない日に唄えば。(2/8)

毎日夕方に日記を書いて、今日の仕事おーわり! としてるのだけど、たいてい夜におもろいことが起こるので、こまってる。

苦肉の策で、アニメの「前回の続き」みたいなかんじで今日の日記に昨日の夜の話を書くことになるのだ。


というわけで、前回の続き。

新宿三丁目の『どん底』に行った。1951年創業の洋風酒場。名前からして最高だし、店内の雰囲気も、秘密基地みたいなかんじですき。

去年1度飲んだメンバーで、ひさしぶりに会いましょうということで開催。こうして定期的に近況を話せる相手がいるというのはいいことだ。どん底にてどん底トークをして爆笑する。「地下のトイレいったんですけど、私がきらいな感じのトイレでした…」とひとりがいってたので、いってみたら男女共用、男性用の小便器がひとつあって、そのすぐうしろを通らないと個室にいけないつくりになってた。そんで、おれががちゃって入ったら、ちょうどそのタイミングで女性の方がでてきて、き、きまずい。これは俺も嫌だわ〜って、席に戻って爆笑。人生の一ページ。


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さて、今日の散歩さんは?(今週のサザエさん風に)


なんもなかった。ひさしぶりにずっと家にいて、しかもなんもアポがない日。朝散歩してみると、このアポがうしろにひかえてない日の空気の、なんとうまいことか! 空は青く澄み、小鳥はさえずり、地面では数日前の雪がてらてら輝いていて、歌い出したくなる。Singin' in the アポのない日。

アポはないが、原稿はあるのだ。お昼までにせっせと書いて、午後は編集。あとは取材依頼書書き。

調査したわけじゃないが、すばらしい記事をつくるライターや編集者の取材依頼書はそれ自体がすばらしい文章なんじゃないか、って気がしてる。逆もしかり。だからちゃんと書く。

なんもなけりゃなんもないで、退屈になってくる。おれはいま無性にドライブにいきたい。散歩も好きだがドライブも好きだ。移り変わる景色の速度がちがって、変化をたのしめるし、好きな音楽をかけて歌も歌えるし。

地元にいたときは車もあったから、すぐドライブにいけたけど、いまは東京で、車もない。なかなか気軽にできなくなったのがざんねん。

20歳くらいのころ、おれが元気がないっていったら、真夜中に友だちが海に連れてってくれたっけ。埼玉の深谷から、茨城の大洗まで、車で3時間くらい。おれは助手席で爆睡してた。着いたのはたぶん、夜中の2時とか3時とかで、べつに夜景が見えるわけでもないし、なにを話したかも、いまとなってはまったくおぼえてないけど、楽しかったなっていう感覚がのこってる。なんもなくてもたのしい、ドライブの不思議。


日記なのに、昨日のことと昔のことのほうが多くなってしまった。日記っていうか雑記だなこれ。明日はちゃんと書く。たぶん。

サポートがきましたって通知、ドキドキします。