鈴木の足に蚊がいると思ったらホクロだった【7/23-7/25の日記】

<7/23>
ちょっと寝坊して、急いで下北沢へ。10時くらいから原稿を書き始める。

差別と人権がテーマなんだけど、筆がずず…ず……という具合で、のってこない。どうやら「差別と人権」について、知識が追いついてない。自分っていうコップからあふれたものが文章だとしたら、まだコップに水が溜まっていない感じ。もうちょっと勉強しないといけなそうだな〜。書くことは学ぶこと。くるしくもあり、書き切ったさきで見える景色はいつも新鮮で、うれしくもある。


下北沢を歩いていたら、

「鈴木の足に蚊がいると思ったらホクロだった」
「痕あるんだよねいっぱい」
「ううん、ふつーにホクロ」

って会話が聞こえてきた。夏だねぇ。

夜はほめるBar。「あの言葉、傷つけたかもな…」と反省点がいくつも浮かび、プチ自己嫌悪に。って話をいっしょにほめるBarやってる郡司おじさんにしたら、「最高だった!って悦にひたるんじゃなくて、よくなかったかもって企画者が思い続けるの大事よね」と。いいこと言うわ〜。反省しなくなったら場づくりやめよ。

<7/24>
お昼に下北沢で取材。テーマは大切な人の老いと死。おれはまだ大切なひとの死に直面したことはないけど、いつかきっとやってくる。おれだけじゃなくだれでも。そのわりに、老いや死とどう向き合うか、知らなすぎる。当たり前だけど老いも死も、個別具体のもので一般化なんてできないし、どう向き合ったらいいかなんて正解もない。だけどすくなくとも一人で抱え込む必要はない、と学べたのは大きなことだった。

夕方からは、1日でできる突貫ZINE講座。イラストレーターのヤマグチナナコさんが好意でひらいてくれた。散歩をテーマにZINEつくる!って数ヶ月前から言ってたくせにあんまり進まず、つくるつくる詐欺になりそうだったんだけど、ナナコさんに教えてもらってほんとに2時間くらいで1冊つくれた!

8ページくらいのめっちゃ短いやつだけど、できることが大事。書いたものが本というかたちになるってやっぱうれしいな。次の目標は、売れるくらいのやつつくること。

<7/25>

取材のあと、さいたまスーパーアリーナへ。宇多田ヒカルのライブ。

まだうまく言葉にならないけど、 “ここに集まった2万人の一人ひとりがなんらかの孤独を抱えてるはずで、でもみんな孤独を抱えてるという意味でひとりじゃない”と思えるような、来れなかったひとも含めて25年生きてきたみんなに拍手したいような尊い時間だった。

明日からも生きてこ!


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