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Don't think! write !(1/12)

Don't think! write ! がコツかもしれんと、日記を書くようになって、ちょっとわかってきた。「考えるな、書け!」と。

考えて考えてひねりだした言葉より、なんか考える前に指が打っちゃったわ、みたいな言葉のほうがおもしろかったりする。しょせん、考えて書いた言葉なんて、おれのせっまい脳みそから出たものだし。それをかるがる超えていくような言葉を、おれの身体は持ってるはずで、日記ではその言葉と出会いたい。って、あー、また頭で考えて書いてる。むずい。

今日は取材Day。あんまりくわしくは書けないけどVRで認知症を体験する、っていう内容。これがまぁ、なんというか…すごかった。まじでぶっ刺さる映画をみたあと、ぼーっとしちゃってなんも言葉が出てこない、ってことがある。あれと同じ感じ。ライターとして参加してるからことばにしなきゃいけないんだけど…

それこそ映画も、すばらしい作品だったとき、一緒に行ったひとが観終わってすぐ「いやー、あの場面がこれこれこういう意味で、あの役者の演技が…」とぺらぺらしゃべりだすと、ちょっと萎えてしまう。いや!ちがうのよ!こういうのは余韻ってものがあってな、と説明するのもめんどいので黙るのだけど、内心、Don't talk! feel !とおもってる。

自分の存在をゆさぶる体験がひきおこす感情、身体の感覚、みたいなものがあって、それはめったに感じれるものでもないから、しばらく身をゆだねていたい。すぐ言葉にしてしまうと、その感情や感覚は、てのひらに落ちた雪の結晶みたいにすっと消えてしまう気がするのだ。

VR認知症の体験も、そういう存在を揺さぶられるようなものだった。この「ゆれ」を、どう記事にするか。言葉にならないものの、言葉にならないからこそじんわりとにじむあの余韻を、その感動の鮮度をたもったままどう文章にするか。うーわ、めっちゃむず!でもたのし!こんなかんじで、日々あらたな表現にささやかに挑戦してる。

松屋通りに吉野家あったのウケたな。
って話を取材現場でしたらちょっとスベった。




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