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「フワちゃんプロレスデビュー」で思い出したSTARDOM旗揚げ以前「風香プロレス教室」の練習風景。そしてアクトレスガールズのこと

10月30日(日)の夜、
「行列のできる法律相談所」で
「フワちゃんプロレスデビュー」が特集されました。

実に5か月間掛けて、
基礎体力作りに始まり、受け身、技の練習などなど、
じっくりと「プロレスラー」に鍛え上げていく
過程を見せた上でデビュー戦へ。

時間を掛けて作り上げた企画を、
丁寧に伝えた番組でした。

フワちゃんはプロレスラーに求められる資質を
十分に兼ね備えていたと思います。

学生時代に運動経験があり、
身体能力が高く、頑丈そうで、柔軟性がある。
加えて、ハードな練習に付いていく根性の持ち主。

ですが、そんなフワちゃんであっても、
葉月選手や岩谷麻優選手らが付きっきりで練習を見て、
受け身や基礎的な技を反復して習得させて、
実際の試合で使う技は「見せる技」卍固め以外は、
ドロップキックなど基本の数種類に絞った。

なおかつ、葉月選手とのタッグで、
対戦相手にチャンピオンの上谷沙弥選手
15歳にしてキャリア4年の妃南(ひな)選手と対決。

シングルにはせず、タッグにして
足りない部分はパートナーの葉月選手が補う布陣。

それだけしっかりとやらなくては
ダメなんですよね。
見よう見まねで何となく、
ノリでこなせる甘い世界ではないのです。


フワちゃんの練習映像を見ていて、
STARDOM旗揚げ前のことを思い出しました。


まだ正式に旗揚げが発表されておらず、
風香さんもスターダムのGMになる前です。

ちょうど書籍「風香自伝」を作っていた時で、
風香さんに「一度練習を見てください」と言われて、
新木場ファーストリングでの練習を見学に行きました。

平日の興行のない日に、
たしか2時間、リング練習が出来る貴重な日でした。

風香さんは練習にひと工夫していて、
リング練習が始まる1時間前に練習生を集合させて、
ファーストリング周辺を走ったり、
基礎体力トレーニングをさせた上でリング練習に臨み、

リングではリングを使わないとできない
ロープワークや基礎的な技を2時間、
繰り返し練習させていました。

この時、参加していたのは、
「ゆずポン祭り」でデビューを控えた愛川ゆず季さんと、
岩谷麻優さんら一期生たち。

その日、風香さんはボディスラムを教えていました。
「体を抱え上げて、マットに叩きつける」という、
とてもシンプルな技。ですが、これを何段階にも分けて、
1つ1つのフォームを丁寧に教えていく。

風香さんのボディスラムの動きを
見て、実際にやってみて、
覚えようと懸命な練習生たち。

プロレスの練習を見たのは初めてで、
「1つの技を習得するのに
こんなに時間と労力が掛かるのか!」と驚きました。

試合が出来るようになるまでに、
あとどれぐらい地味な練習が必要なのか。

誰も見てないところで、
1つ1つの技をひたすら反復練習して、

様々な技や動きや受け身を自分のものにして、
ようやく「プロレスラー」として
リングに立てるのだな、と。

感動しましたし、
教える側や教わる側にもリスペクトが深まりました。

おそらく、フワちゃんも
番組では使われなかった部分でもっとたくさん練習して、
失敗したり、細かい怪我をしたり、
大変な苦労をしたことと思います。

リングに上がった時、
腰と首に施されたテーピングに、
彼女の見えない部分での努力の跡がうかがえました。

早くも「次の試合はいつになる?」と
期待する声が多いですが、
生半可な気持ちでは出来ないですよ。

多忙な彼女が、どこまでプロレスに
時間と労力を費やすことが出来るのか。

デビュー戦が素晴らしかっただけに
ハードルも上がっていますし。

個人的には、
「グラレスラー」愛川ゆず季さんの
プロレスへの献身ぶり、
体をボロボロにしながら、
練習して試合して芸能活動する姿を見ているので、
フワちゃんの定期的な参戦はなかなか難しいぞ、
とは思います。


まったくの偶然ですが、
「行列のできる法律相談所」の放送日、
後楽園ホールで「アクトレスガールズ」を見ました。


いつも圧倒されるオープニングの
所属メンバーによるダンス。
その日はキッズダンサーたちも
加わって、迫力が一層増した上に、
とても華やかで「ハロウィン感」もありました。

スターダムGMを出産のために
辞めた風香さんが、
二児の育児も少し落ち着いたということで
(まだまだ大変そうですけどね(^^;)、
アクトレスガールズのアドバイザーに就任されました。

「ぜひアクトレスガールズを見て下さい」
とお誘いを受けて、新木場と後楽園ホールの公演を拝見。

予備知識のないまま、見て、思ったのは、
「風香さんが本来、やりたかったものが、
今のアクトレスガールズなら可能なのではないか」
ということです。

「アイドルレスラー」として人気を博して、
「さんま御殿」などバラエティ番組にも出演した
風香さんが、自身のイベント「風香祭り」を
初めて開催する時にこんな『イメージ』を語っていました。

『ディズニーランドのように、
会場に足を踏み入れた瞬間から
別世界になるようなイベント』

風香祭りや初期のスターダムでは
必ずオープニングのダンスがありましたが、
あれは単なる「イベント開始の合図」ではなくて、
観客を非日常の空間に連れて行くための
イントロダクションだったのです。

「アクトレスガールズ」の
オープニングのダンスは、
非日常感にあふれていて、
初めて見た時は驚き、感動しました。

この日のメインイベントは、
青野未来選手と澄川奈摘選手の一騎打ち。
見応えがあって、さすがのクオリティでした。

悪斗さん、MARUさんが
繰り出す技には驚かされました。

後藤智花さんと、西口プロレスの
アントニオ小猪木、ジャイアント小馬場との絡み、
面白いなーと思いながら見ていたら、
小猪木&小馬場のアクトレスガールズ参戦が決定(!)


ひとり、すっかり気に入って
しまった選手がいます。
「えー、こんな攻撃アリなのか!!?」と思うんですが、
今は詳細は伏せておきます。
ぜひ実際に見て、初見の衝撃を味わってほしいなー。

その他に、すでにキャラクターが確立していたり、
リングに立った時に独特の「雰囲気」を持っている人がいたり。

風香さんの育成の手腕と、
選手の個性を引き出して分かりやすく魅せる
卓越したプロデュース能力は、
すでにスターダムで実証済み。

風香さんとアクトレスガールズが
これからどんな化学反応を起こすのか。

ますます注目したいと思っています。


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