Amazon定期便ですって、それは違うだろ
消耗品はAmazonで買う。最近はそんな感じだよね。もちろんボクもそうだ。シャンプー、リンス、プロテインにお米、サプリメント、ツナ缶、コンビーフ、ティッシュ、コーヒー、紅茶。定期便だけでこれだからね。もちろんそれ以外にも本や服、電化製品、itガジェット。数え上げるとAmazon依存度がわかって、ちょっと怖くなる。
知らない人もいると思うから言っとくけど、Amazonの売り手はAmazonだけじゃない。いきなり何を言い出すのかって話だが、そこは真実なのだからしかたがない。Amazonで頼んでたはずなのにAmazonじゃない会社名や個人から届いたって経験はないだろうか。それがマーケットプレイス。つまりAmazonというショッピングモールに参加しているショップだね。ついでに言っておくけど楽天とAmazonの違いはどこだと思う。
そうだなぁ、イオンのショッピングセンターを思い浮かべてみてほしい。あそこにはイオンとイオンモールの両方があるよね。あれはイオンとそれ以外の販売チャンネルがあるってこと。あの関係がアマゾンとマーケットプレイスだ。
それに対して楽天は、よくある駅前の商業ビル。ファッションや雑貨のテナントがはいってるビルね。あれが楽天。つまり楽天というのはいろんな小売店が入ったビルの名称だ。楽天通り商店街といってもいい。
で、ここからが本題。
それが届いたのは先月6月の中頃だった。円安のせいですっかり高くなったプロテイン。以前はiHERBで5,000円、セール時には3,200円なんて値段で売ってたWPIが今じゃ1万円以上。5年前が嘘みたいな高騰ぶりだ。
それに反して値段を下げてきたのが国産ブランド。しかもタンパクの含有量もアップとくればこっちでいいかなって気にもなるよね。そんな理由で僕は半年前から2ヶ月に1度のペースで送られてくるBulletというプロテインを愛用している。
こいつはさっきいったマーケットプレイス。つまりAmazonに出品しているモールから送られてくるブツだ。プロテインって甘すぎたり、ケミカルっぽかったりするのが少なくないけど。ここのは、ノンフレーバーだから気にいっている。当然乳糖不耐性のWPIで溶け具合もいい。
もちろん定期便指定だ。トレーニングサイクルに合わせて8週間に1度2,5kgのボトルが送られてくる。
で、昨日も帰宅すると部屋の前に置き配で届いていたわけだが、いつもと違うところがひとつだけ。おなじみのamazonダンボールの中にはあきらかに納品書とは異なる厚めの封筒が入っていた。
社名やブランドロゴのない、ただの白封筒。異質な点といえば、中世ヨーロッパを舞台にしたゲームに登場するようなバラの封蝋。最近のセラーときたら、凝ったことをするもんだ。危険物が入っているとも思えなかったが、念のためハサミでカットした。世の中、思いがけない行動をとるやつもいるからね。
中にはプチプチ(正式な名前は知らない)にくるまれた鍵とSUICA、そしてBullet inc.のロゴが入ったショップカードが同封されていた。これはいったいどういう謎なんだ。
送り状の住所に目をやった。おいおいこれはどういうことだ。そこに書かれていたのは、オレのトラウマに直結するアドレス。正確に言えば10年前から音信不通継続中の実家だった。
この鍵をもって実家に来いということだろうか。そもそも実家を知ってるってことは、このセラー何者。知ってるよね、やばいよねオレの個人情報。それにしてもSUICA、それにショップカードはどういう意味だ。記載されたQRコードは多分サイトのアドレスだろう、アクセスしてみようか。悪い冗談だと無視してもよかったが、好奇心には勝てなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?