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セリフたち 3

なにもな、二度と顔を見せるなとも、金輪際縁を切るとも、
そこまでの無理を言ってるわけじゃないんだ。
ただね、あいつんところに尻を持ち込むのはヤメにしてもらいたいんだ。
こいつはオレからのお願いだ。わかるよな言いたいこと。
それだけだもう行ってくれ。

誰かがキミのことを好きなんだって。
まさかそんなこと、信じてるわけじゃないよね。
少なくともオレは信じない。なぜだと思う。
神様にだって人を嫌いになる権利はあるってことを知ってるからさ。



ねぇ、もう終わりしてしまわないか。
これ以上続ける自信も意味も見いだせないんだ。悪いんだけど。

いつもそう、あんたはいつだって理由をさんざんこねくり回して
結論らしきことにたどりつく。自分勝手にね。
最期の言葉を口にしたとき、あんたの中にワタシという存在は
もういないも同然なんだ。



そうだよマティーニのベースにホワイトラムを使うんだ。
名前?ジャマイカマティーニでどうかな。
それが5月、でね先週、そう7月の最期の金曜日にまたあの店にいったの。

ホワイトラムベースでってお願いしたらなんていわれたと思う。
「あ〜ぁジャマイカマティーニですね」
最期にこうも言ってた。
「当店のオリジナルなんです」
だって。

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