自分語り「東京」
地元は大好きだ。
だけど東京も大好き。
地元の隣に東京があったらいいのにな
何度思ったことか。
地元は車社会。
車に頼り切りの生活をしていて、座り仕事で運動しない日々。
地元から東京に出てきて驚いたことは
自分の体力の無さだった。
アルバイトの行き帰り、ショッピングセンターへの買い物、電車移動でくたくたになるのだ。やっすい薄っぺらなスニーカーでは足の裏が痛い。歩くたびに痛い。
これではダメだと、歩きやすいしっかりしたブランドメーカーのスニーカーを履くようになって歩き易さに感動した。
疲れな〜い!
痛くな〜い!
自転車は持っておらず、思った以上に歩くことが多い生活に、東京に住んでいると健康になりそうな気がした。
実際体力がついたし、痩せた。
[バイト]
上京してすぐ、わたしは無職だった。
住む場所だけ決めて仕事は決めていなかったので、とりあえず稼がなければと短期アルバイトを探し、電車で30分ほど先の白黒写真現像所で働くことになった。
インドネシア出身の20代女性と
本業フリーランスで稼ぎが減ったきたからアルバイトを始めたという30代男性、
そしてわたしの3人がアルバイターとして雇われていた。
社長と社長の息子、そして60代くらいのおじさん社員さんの3人が従業員だった。
仕事を初めてすぐくらいの頃
どういう経緯だったか忘れたけれど仕事終わりにおじさんとふたりで居酒屋へ行くことになった。
内心、面倒くさいな〜
と思っていたが断る理由が思い浮かばず断れなかった。
「なんでも好きなの頼み〜」
居酒屋でおじさんはずっとタバコ吸っていた。
ご飯はほとんど食べていなかった。
タバコを吸いながら延々と自分語り。
若い頃バンドやってた話や芸能人の同級生がいる話をしていた。
「へえ〜、すごいですね〜」
「すごいですね!」
「そうだったんですか〜」
なんか精神的にめっちゃ疲れた。
おじさんの鼻の穴から鼻くそが覗き見えていたのを鮮明に覚えている。
もうご飯誘われても断ろ!
そう思いながら帰宅したのだった。
[歌舞伎町]
とあるアニメのイベントに当選した。
ご飯食べながらアニメ制作話や声優さんのトークが聞けるというイベントだ。
開催場所は新宿
時間は夜
新宿三丁目駅からGoogleマップを頼りに歩いて会場へ向かうことにした。
会場へ向かうには歌舞伎町を通る必要があった。
初めての歌舞伎町街
しかも夜!
暗い!
怖い!
内心ドッキドキしながら歩いていた。
龍が如くの世界や〜
建物キョロキョロ見渡しながら歩いていた。
ピンクなお店やキャッチしてる人、
大人の案内所を通り過ぎる。
堅いのいい、夜なのにサングラスをかけた黒人男性が路上にいる。
普通にいる。
ひとりで歩くには怖すぎて途中からダッシュで通り抜けた。
もちろん帰りもダッシュで通り抜けた。
夜の歌舞伎町街へ足を踏み入れたのはこの日が最初で最後だった。
(アニメイベントは最高だった)
[外食]
一人で外食することが苦手で、
東京で生活していて外食することはほとんど無かった。
だけどお気に入りのお店が2店ある。
フレッシュネスバーガー
ねぎし
どっちもチェーン店だ。
フレッシュネスバーガーは全国展開してるけれど地元には無い。
フレッシュネスバーガーを初めて食べたとき、
美味しすぎて感動してしまった。
焼き立てのバンズが超うまい。
マックともモスとも違う高級感。
ポテトはホクホクすぎて火傷する!うまい。
フレッシュネスチーズバーガーがお気に入りで、それしか食べていなかった。
フレッシュネスチーズバーガーを食べるたびに、自分がニューヨークにいる気分になれた。
(実際にニューヨークに行ったことは無いしニューヨークのハンバーガーを食べたこともない)
いつかニューヨークに行ってみたいな〜
フレッシュネスチーズバーガーを食べるたびにそう思うのだった。
ねぎしは関東圏だけで展開しているチェーン店
牛タン麦飯とろろのセットメニューで、
牛タンも麦飯もとろろも全部うまい。
客回転が早くひとりでも入店しやすくて、
ちょっとだけリッチな昼ごはんとして最高だ。
思い出したら食べたくなってきた。
東京に来てお店に悩んだら
フレッシュネスバーガーかねぎしにするといいと思う。美味しいもの。
今度東京遊びに行くときは絶対どっちも食べよう
常々そう思っているのだった。
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