【２２１日目：毎日ご相談回答】承認欲求って、悪いものなんですか？

ご相談ありがとうございます。

承認欲求とは他人に承認を欲求するだけではないと体感的に感じています。⓪他人に承認を欲求すること以外に承認欲求に含まれる行為だと思うのは三つあると考えています。①他人に拒否されることを恐れることと、②他人に承認も拒否もされる手前で承認されないで拒否されたらどうしようと悩むこと、③他人に拒否されると承認されるまで精神的に立てこもりをすることです。

このように承認欲求という言葉を具体的な行動に落とし込んで考えると新たに発見することがあります。要は、承認欲求とは他人の土俵に乗っかる行為なんです。

私は小さいころに家族で食事をしている時に、今日こんなことがあったあんなことがあったと色々話をしても、だれも承認をしてくれないと、プイッとそっぽを向き、自分の部屋のベットによく潜り込んでました。ご近所さんに話すと、小さな子供の頃の可愛らしいエピソードねと言われましたが、私としては、このエピソードこそ、承認欲求の中の③他人に拒否されると承認されるまで精神的に立てこもりをすることだと考えています。

家族の誰も、別に私の今日こんなことをした、あんなことをしたの話に耳を傾けなくても、自分がその時の友達という社会の役に立って、自分の成長を実感していればそれだけで十分で、その日はぐっすり寝て、また明日も自分の価値を実感するために、社会や他人の役に立てばいいだけなんです。そこには他人からの承認は必要ないし、他人からの承認に固執すれば、精神的に立てこもり身動きが取れなくなってしまいます。他人の土俵に自ら乗っかることはないのです。他人の承認など我関せず、自分の価値を実感したり高めるために、社会の中で自分らしく他人の役に立てばよいだけです。社会のために役立っている感覚と共に、自分の価値を実感し高めるのはとても心地の良い時間の連続です。

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