VTUBERの収益予測/ホロライブ・にじさんじ
今回の記事は何となく批判も頂きそうですが気になる人も居ると思うので書いてみようと思います。あくまでも推測によるものなのでご了承下さい。
■VTUBERの収益
所属している事務所、個人勢などかどうかで大きく変わりますが今回は大手であるホロライブ、にじさんじをサンプルに具体的なチャンネル名はあげずに書こうと思います。
①YOUTUBEの広告収益
②YOUTUBEのスパチャ
③YOUTUBEのメンバーシップ収益
④グッズ収益
⑤案件収益
細かく見ていくと他にもありますが、メインの収益源としてはこの5種に大別されると思います。今回はその中でも特に調査などしないと予測しずらく、且つ収益のメインになっているであろう①YOUTUBEの広告収益をメインに推測していきます。
使用するツールは海外のアナリティクスサイトである「SOCIAL BLADE」を使用します。
■比較対象
確認結果を比較する対象がないと凄いのかどうか等がわかりにくいのでHIKAKINさんのメインチャンネルの分析結果から先に表示します。
左上のA-というのはSOCIAL BLADEの自己規格によるランク付けです。ランクは最高でA++まであり、基準などは不明です。世界を対象にしているのでHIKAKINさんでもランクはA-になっています。
下段中央が収益予測になっています。
上の$25.7~411Kが月間収益、下の308.3~4.9Mというのが年間収益の予測です。幅があるのは最小値と最大値で、色々なサイトで調べた所この最大値を2で割った数値くらいが収益予測として近いものになっている可能性が高いようです。
ヒカキンさんの場合
・月間収益→約2600万
・年間収益→約3億
※YOUTUBEの広告収益のみの金額です。
※ドル→円は2023年1月16時点目安で、1ドル125円として計算しています。
HIKAKIN TVの広告収益で年間3億というのは確かにリアリティはありそうです。
ここに下記の係数を加えるとより正確性が増す場合もあるようです。
・8分以上の動画がメインの場合→更に×1.2
・5分以下の短い動画がメインの場合→更に×0.8
ヒカキンさんの場合確認してみると10分以下の動画は現在殆ど挙げていないので×1.2にしても良いかもしれません。
・月間収益→約3120万円
・年間収益→約3億6千万円
近からず遠からずという感じかと思います。
■Aさんの場合
VTUBERチャンネルを対象に見ていきます。Aさんというのは仮称です。
早速見てみます。
登録者数は約150万前後です。
・月間収益→約160万円
・年間収益→約2千万円
※YOUTUBEの広告収益のみの金額です。
※ドル→円は2023年1月16時点目安で、1ドル125円として計算しています。
ここにスパチャであったりメンバーシップの収益が加わる形です。
仮に500円×1万人のメンバーシップ登録があったとすると
500万円×12か月→6千万円となります。
スパチャが月平均で100万円投げられたとして年間では1200万となります。
合計すると 9200万円/1年間 の収益が発生します。
このうちGOOGLEへの手数料、事務所への手数料を差し引いて3割が残ったとすると
→約2800万円
これが近からず遠からずの案件等を除いた予測年収という形かと思います。
■Bさんの場合
登録者数は約200万人前後です。
・月間収益→約320万円
・年間収益→約3800万円
Aさん同様に仮に500円×1万人のメンバーシップ登録があったとすると
500万円×12か月→6千万円となります。
スパチャが月平均で100万円投げられたとして年間では1200万となります。
合計すると 1億1000万円/1年間 の収益が発生します。
このうちGOOGLEへの手数料、事務所への手数料を差し引いて3割が残ったとすると
→約3300万円
■Cさんの場合
登録者数は約100万人前後です。
・月間収益→約111万円
・年間収益→約1100万円
仮に500円×5000人のメンバーシップ登録があったとすると
250万円×12か月→3000万円となります。
スパチャが月平均で100万円投げられたとして年間では1200万となります。
合計すると 5300万円/1年間 の収益が発生します。
このうちGOOGLEへの手数料、事務所への手数料を差し引いて3割が残ったとすると
→約1600万円
■確認してみての印象
広告収益については概ね予測の範囲内という感じでした。
大きいなと感じるのはメンバーシップの登録数というところですね。実際にどの程度の割合がVTUBER側に残るのかはわかりませんが単価500円で計算したとして5000人で年間3000万、1.5万人いれば1億程になります。
これらの広告収益、メンバーシップ収益についてはアクティブなライブ配信をしていなくても入って来る収益なのでこのレベルに到達すると非常に強いです。
ここに案件を加えると上記で算出した金額に×1.3~1.5くらいにはなるのかもしれません。
また、最終的に出している額は手残り30%としているので、個人勢であればこの半分の登録者数や再生数で同じ位の収益になるのかもしれません。
何万人も存在するVTUBERの中の本当に限られた0.1%ほどの限られたVTUBERなので、逆に言えばもう少し稼いでいても良いのかなとも思いますが事務所のサポートやブランドと共生しながらという部分なので納得する部分もあったりします。
■終わりに
収益構造や比率を見ると例えばホロライブであれば今後メタバースと絡むホロアース等がプラットフォームとして機能して、そこでのメンバーシップやサブスク、収益システムを構造する事がいかに重要かがよりわかります。
繰り返しになりますがあくまでもSOCIAL BLADEというツールを用いた推測になります。実際の数値とは大きく異なる場合も十分あり得ますのでその部分を念頭に見て頂ければと思います。
また、YOUTUBEの広告単価はタイミングによって異なったりするのであくまで2023年1月時点で予測計算したとしてという感じです。
※追記 2023年2月2日
こちらの記事がまとめサイトに上がっていたので参考程度ですがグッズ売上からの収益について追記します。
数値の後のスラッシュ部分が「円」になる感じです。
グッズの販売サイトの仕様で販売個数が分かった様でそこから算出したそうです。
以前からグッズ売上が収益効率が良いというのは言われていましたが、これを見ると圧巻ですね。上位勢は一回の記念グッズ販売で1億5千万円前後の売上がある様です。
グッズのクオリティと販売価格から想定すると利益率は、広告宣伝費も殆どかからないので30%〜40%くらいでしょうか。
そうすると1億5千万の場合5千万円ほどが残り、運営と折半だとしても2500万ですね。
これが年に数回販売されるので、ホロライブやにじさんじのグッズ販売上位勢は年間で少なく見積もって7000万円、高ければ1億数千万はいく人もいるかもしれません。
元記事の広告収益、メンバーシップとこのグッズが収益の三本柱という感じで、ここにボイス販売や案件費が乗るのでやはり夢のある職業と言えます。
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