遥か昔、遠い島を想い舟を拵え、カラダヒトツで大琉球を目指し海洋を渡ってきた人々の果てしない旅の物語があった。そしてそこには武器をもたず自然と平和を愛し三線を奏で、広く世界との交流を育んできた沖縄の人々の姿があった。文明の荒波の真っ只中にいる僕にいま、大いなる疑問が現る。 "自由とはなんだろう?" "自然とはなんだろう?" 僕は再び、自らを由りどころにして大海原をカラダヒトツで渡ってきた先人たちの物語を読み解き、自らを然る術を日々の暮らしや仕事へと表現してき