book bam boo's diary

カラダヒトツ、犬あそび、海あそび、山あそびエッセイ https://www.insta…

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カラダヒトツ、犬あそび、海あそび、山あそびエッセイ https://www.instagram.com/kojimototake/

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さぁ、自然と遊ぼう!自由に生きよう!

遥か昔、遠い島を想い舟を拵え、カラダヒトツで大琉球を目指し海洋を渡ってきた人々の果てしない旅の物語があった。そしてそこには武器をもたず自然と平和を愛し三線を奏で、広く世界との交流を育んできた沖縄の人々の姿があった。文明の荒波の真っ只中にいる僕にいま、大いなる疑問が現る。 "自由とはなんだろう?" "自然とはなんだろう?" 僕は再び、自らを由りどころにして大海原をカラダヒトツで渡ってきた先人たちの物語を読み解き、自らを然る術を日々の暮らしや仕事へと表現してき

    • 僕たちは大切な何かを忘れてきたのかもしれない

      ニンヤンさんは、すすすすっ〜と小さなナイフで裏庭に生えている植物の茎を割いていき、細く糸状になった茎の束をクルクルとロープ状に捻っていった。そして細長く割いた竹の板の両端にそれを括りつけ、グググっとしならせる。獲物に狙いを定め呼吸を止めた。 スパンッ!と一射 葉の羽をつけた竹の矢が数メートル先の的を見事に射止めた。彼はこの手製の弓で野鳥や小動物を狩るそうだ。 ここはラオス北部の山奥にあるモン民族が暮らす村。僕は以前、カンボジアの飲み屋で知り合ったイギリス人からモン民族に

      • 生きとし生けるもの達の真理

        生き物はこの世に生を受け、 そしてあの世へと還っていく。 ヒトは生まれることに喜び。 そして死ぬことを悲しむ。 犬や他の動物達はどうなんだろう? 昨日、ラブラドールのモコが12歳で一生を終えた。ほんの数日前まで元気で走り回ってた矢先のこと、尻尾の腫瘍が原因で通院を始めた途端にぽっくり逝ってしまった。 犬は飼い主との交流が深いほど、あっさり死ぬと聞く。自分の死を予兆し理解し、迷惑をかけないようにそっと目を瞑じるのだ。 他の兄弟犬や友達の犬との 関係はどうだろうか?

        • おじさん達はヒーローだ

          この日は大潮で、めずらしく遠くの方まで浅瀬が広がっていた。ふと一人なにかを探してる様子の人が見える。なんだろう??この周辺の海は昔からの集落があり、よく誰かしら面白いおじさん、おばさんに出会うのでいつも声をかけるようにしている。 "おじさーん、なに探してるんですか??” ”ミミズ!!ミミズ!!ミミズさ〜” おじさんは釣り用のゴカイを探してる真っ最中だった。餌はいつもゴカイを使うのか聞いてみると、おじさんの目をクワァっと開いた。 "俺は、ここの海の魚という魚の胃袋を全部バ

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        さぁ、自然と遊ぼう!自由に生きよう!

          持続可能とは何億年も続いてきたこと

          外はすでに薄暗く、トントントンとまな板を弾く音と女性たちの笑い声が道路に響きわたる。なんだろう、ハーブに魚かな?いい匂いを追いかけていくとポツンと電球が一つ灯った台所があった。 道路に開けていて中の様子が丸見えだ。女性が6人ほど楽しそうに料理をしている。お店ではないので共同のキッチンなのか、それにしても薄暗いなか器用に作業をしてるなぁと思って眺めていた。 ここはタイ北部チェンマイ山岳にある標高1,300mにある集落。200年ほど前に珈琲と茶畑の開拓をした人々が代々住んでい

          持続可能とは何億年も続いてきたこと

          世界で一番早く日のあたる場所

          2019年の末、僕はネパール首都カトマンズに降り立った。すると「こんにちは~!」とナマステ感を出しまくるカタコト日本語のおじさんがこっちにくる。「登山ですね。日本人。大丈夫。オフィス行く。」すでに車を横付けしていて、カトマンズまでの料金も高くない。まぁいってみよ、と乗り込みオフィスへ向かう。「はい、これ8泊の旅。山は雪、あなた草履ダメ。靴ある。寝袋ある。」えええ早っ。到着から1時間、言われるがまま怪しいツアーに乗っかることにした。 トレッキング最初の地点はポカラ。クネクネ断

          世界で一番早く日のあたる場所

          優しさから生まれる戦いもある

          2012年製作、輿石正監督の作品"シバサシ”-安里清信の残照- を観てきた。 "いつだろう、、、 ひとり浜辺でなにもせずにたたずむことが、豊かさであったのは" と、安里清信は言った。 彼は沖縄県中部東海岸、屋慶名出身の住民運動家だ。本土復帰後、屋慶名のメーヌハマ(前の浜)は経済成長、平和、貯蓄、の掛け声と共に大規模な埋め立て、石油プラントの建設、原子力発電の計画と共に刻々と姿を変えていった。海が、浜が、生き物が、目の前から消えていったのだ。それは屋慶名の文化を信仰を歴史

          優しさから生まれる戦いもある

          吸うは易く吐くは難しい

          ベートーベンやモーツァルト、シューベルト。 むかしの作曲家はどうやって音を生み出していたんだろう。 いまだとituneやspotifyや、音源がそこらじゅうで流れていて聞きたい曲を探せば、唄えるし踊れるし。録音技術がない時代に想像を膨らます。 ある時期、iphoneを紛失し3ヶ月ほどスマホを持たなかった。SNSからも離れ、なんとも快適な日々だったが、一つだけ音楽がすぐに聴けないストレスがあった。特に移動中の自転車や犬の散歩中に。 僕はそもそも音痴で、リズム感がないので

          吸うは易く吐くは難しい

          STHIRA 安定して SUKHAM 楽しく

          すすすっ、すすすすっ〜。キッレッキレに研いだ鑿や鉋はそれだけで気持ちがいい。 手にダイレクトに感覚が伝わり、木肌と刃が無理なく合わさっていくと、あとは流れるように表面が切れていく。 するとホワワンっと木の香りを鼻腔が拾い、つるっとした表面にうっすら木油が光を反射する。あ〜美しい。 木は内面に性格が隠れている。目の方向、節のつき方、身の割合、輪の密度、山のどの場所で、どの方角で、どう成長してきたのか想像を膨らませ、すすすっ、すすすすっ〜っと少しづつくるくる剥いでいく。

          STHIRA 安定して SUKHAM 楽しく

          ULTRA LIGHT な暮らしが好き

          朝5時、うつ伏せの僕に猛烈にタックルを仕掛けてくるウチの犬 "チャイ" は、イエローラブまだ1歳半の成長盛り。 はーいはい、おはよー、おなかなでなで。するとゴロゴロ気持ちよさそうに転がりまわり、、急にピタッと止まって上目遣いで僕を見つめる。 「いつまで寝てんだよーはやく散歩行こーよーおっさん」この目は、そう言っている(笑) さっそく定量の餌をカップに入れて湯を注いでおく。(ふやかした方が消化が良いのだ) いつものTシャツと短パンに着替えて、ポッケには、ウンチ袋と、コ

          ULTRA LIGHT な暮らしが好き

          世界最大の哺乳類にあいにいく

          ゥワァァァオオオォォォォォォォ でかい。。。 本部沖を泳いでいる僕らの真下から ゆーっっつくりと巨大な影が浮上してきた。 12メートルは余るだろうか、、、  ゥワァァァオオオォォォォォォォ(優しく) さっきより少し柔らかい音。 巨大な体をゆっっくり回転させながら、僕らのまえにザトウクジラが現れた。 人の声は水中で綺麗には聞こえないが、不思議とクジラの声は透き通ったトーンで聴こえてくる。 水が振動し、皮膚を揺らし、横隔膜が揺れ、内臓に圧をかける。 きもちいい〜

          世界最大の哺乳類にあいにいく