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クラフトビール脱炭素経営について考える

先月の都市経営プロスクール修了から、脱炭素、カーボンニュートラルについて学んだり考えたりしております。
聞きまくってるのはこちら。
スクール講師もして頂いておりました竹内さんのボイシー
建築家 竹内昌義の断熱教室 - 竹内昌義 @tkchmsysh https://voicy.jp/channel/2817

そしてとりあえず読んでみた本たち。
おすすめの本があったら教えてほしいです。

本のざっくりまとめ

さて、色々学んでみたことを簡単にまとめてみると以下のような感じ。

地球温暖化が原因の気候変動、
それによる異常気象が発生するリスクが全世界的に上がるのでリスクヘッジも出来ずに金融経済が機能しなくなる。
そのためにCo2削減は全世界が取り組まないといけないが、政治的な課題も多くなかなか進まない。
EUは連携して取り組むことで、再び世界経済のトップの座を狙う。
アメリカはトップ交代でようやく動き出し、中国は様子見しながらもビジネスチャンスを狙っている。日本はかなり出遅れている感。

消費者の意識も変わってきていて、
環境に良い製品を買うことがステータスに。
炭素生産性が高いビジネスモデルが、そもそも経済合理的な時代になり、
脱炭素=経済成長ストップ ではなく、デカップリングが可能。

企業の経営戦略にも、脱炭素・カーボンニュートラルの戦略を盛り込む必要が出てきている。
効果が見えづらく長期にわたる取り組みなので、大きな目的=パーパスが重要に。中途半端なやる気では進まない。

見える化するために、各製品や各業務の個別のCo2排出量を把握する必要があるが、これがかなりハードルが高い。
自社内だけならまだしも、サプライチェーン全体を見える化する。
これに対応できない企業は、サプライチェーンの連鎖から外される時代になるので、ここに新たなビジネスチャンスが生まれている。
これまでの経済システムから大幅なビジネスモデルの変更を迫られており、巨額の設備投資と研究開発が進むので、中小企業こそ乗り遅れると潰れる。

過去にも取り上げているポスト資本主義

という感じでしょうか。
ホセムヒカ氏のスピーチが2012年。
環境問題ではなく政治的な危機問題だと指摘したのが10年以上前だけど、結局政治的には解決できず、金融経済の方からギブアップされて強制的に動き出す形になったんだなぁと。
10年前と違うのは、経済的な発展を維持しながら脱炭素もする、デカップリングが出来るんじゃないか?という点。
実際に北欧では形になりつつあるわけで、経済活動や生活水準を制限することなく地球と上手に付き合っていく、それ自体が経済的な世の中になっていく、というのが理想。

以前からちょくちょく自分が環境問題とポスト資本主義のことを取り上げてることに改めて気付きます。

コーヒーチェーンで働いてるときにグローバルなコーヒービジネスと世界の貧困問題にも興味を持ってたわけですが、今になって思うと全部つながってるかもなぁって気がします。
この辺のポストとか、2014年に書いてるけど改めて読み返すと気付きが多いし、結構考えてた通りのことしてるなぁと思う。

さて、今後世界のビジネスの基準が脱炭素に大きく傾いていくとして、自分のビジネスがどういう環境適応をしていく必要があるのかということについて考えてみたので、次回はそれについて書きたいと思います。
環境適応と言えばこのポストが自分的に神回。

ビールがミームでこの環境変化に適応する利己的な遺伝子なのであれば、カーボンニュートラルなブルワリー経営だけが今後生き残るのかもしれない。

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