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リクルートやサイバーエージェントに並び、超えるようなGreat Companyを本気で創りたい

株式会社Nateeの代表をしてます小島領剣です。

本日弊社はシリーズBで4.2億円の資金調達を発表致しました。ベネッセさんをリード投資家として、リヴァンプさん、静岡キャピタルさん、GMO NIKKOさん、複数名の個人投資家を新たに株主に迎え、そして既存株主からXTech Venturesとキュービックベンチャーズには追加で出資をいただきました。

今回のラウンドでは、これまで案件等の取引があった企業だったり、長期的にリレーションがあった個人の方からのみの調達になります。事業ドメインや業績だけではなく、日々の仕事ぶりを認めていただいた結果だと受け止めており、非常に感謝するとともに身の引き締まる思いです。

PRがそこまで得意なキャラではないというか、質実剛健スタートアップを自称しているくらいなので、実体の伴わないことを大げさにアピールするのは好きじゃない自覚はあります。でも、「認知されないことは存在しないことと同義」というマーケティングの鉄則を考えると、やっぱりPRは非常に重要だと思って今回特設サイトを作りました。

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そしてこうやってめちゃくちゃ挑戦的なタイトルのnoteを(リリース前日の夜からヒーヒー言いながら)書いているわけですが、本気で思っていることなので、臆せずどんどん社会に対して発信していこうと思います。自分の腹から出る、飾らない言葉をずっと発信してきたサイバーの藤田さんを見習っていこうと、そんな気持ちもあります。

藤田さんがずっとブログを書いていたのは有名ですが、これなんと1998年の創業期から2022年までのすべての記事が読めるんですよ。25歳の藤田さんがどんなことを考えていたのか、今となっては読むのが恥ずかしいだろう文字もこうして残っているのは、IT業界における貴重な資産です(笑)。

Nateeはこんな会社です

まず、Nateeのことをご存知でない方もたくさんいらっしゃると思うので、改めて自己紹介からさせてください。弊社は2018年11月1日に創業した会社で、これまで4年間、TikTokで活躍するクリエイターさんを活用したプロモーションの会社をやってきました。

売上は月に2億近くまで伸長し、社員も50名規模を超えてきて、2月までに12人の新しい仲間、そして4月には9名の新卒の入社が決まっています。

もう2年以上前になる2020年の9月にXTech Ventures等から資金調達をした時に写っていたのは社内で僕一人でしたが、今回は9名の部長レイヤー以上の人とリリース写真を撮ることになりました。めちゃくちゃ頼もしくて感慨深さでいっぱい。

ただのTikTokのインフルエンサーマーケティング会社だよね…?

まあそうです。その通りなんです。至るところでTikTokのお話をさせていただいている会社であるのは間違いなくて、でもNateeは決してそれだけじゃないっていうモヤモヤがありまして。

一つは、TikTokが売りたいだけの会社ではないということ。いや売れるならいくらでも売らせていただきたいのですが(笑)、Nateeは当初「UUUMのTikTok版」を掲げてクリエイターの事務所業からスタートをしました。

今はより広告エージェンシーの動き方に近くなっていますが、これまでNateeからクリエイターさんにお支払いしてきた金額は累計で6億円を突破しました。僕の中では「6億円のユニークな雇用を生んだこと」と同義だと思っていて、これこそがNateeのやりたいことなんですよね。

スマホでできる自己表現を通して、自分の個性や才能にファンが集まり、それがメディア価値になり、企業案件がもらえ、いつしかそれが生活になる。僕はこんなの最高にExcitingじゃん!ってシンプルに思うので、めちゃくちゃやりがいがあるんですよ。

以前クリエイターエコノミーについてまとめたnoteがあるので、もしお時間ある方はぜひお読みください(もちろん今とは見解が違うこともたくさんあります)。

二つ目に、日経さんにも「TikTok売れ」のデータ化の文脈で取り上げていただいている通り、自分のエンジニアバックグラウンドを生かして、このブラックボックスの多い業界をできるだけ可視化していきたいと、『Edison』という自社のクリエイターデータベースを開発しています。

クッキーが規制されCPAが高騰する世界線において、どのトライブにいるか、誰から買うかが重要になるのは間違いなく、その時に「ちゃんと購買に繋がってますよね」とデータで示せるようになることを念頭において取り組んでいます。広告ドメインで、数十億ではなく、数百億の桁を変える挑戦をするには、データアセット以外にはないのかなぁと。

Great Companyって一体なに?

「TikTokで一山当てた」「トレンドにうまく乗っかった」「よくあるインフルエンサーマーケティングの会社」という表現も、まあ現状はそうではあるんですが、僕らは「Great Companyになりたい」と本気で思ってます。

Nateeでは「Great Company」という表現をたくさん使います。めちゃくちゃ使います。元々は経営の名著である『Good to Great(ビジョナリーカンパニー 2)』に出てくる単語で、概念はそこから来ています。

頭のいい人は「Great Companyの定義を教えてくれ」とか言うんですが、別にそんなのはありませんし、必要もないと思ってます。自分たちがGreatだと思えるかどうかでいいんじゃないかと。

ただ目指すべきベンチマークがいっぱいあるのはよくないということで、経営チームで一度「僕らが目指すべきGreat Companyはどこか?」という話を、腰を据えてしたことがあります。

200社くらい各々が思うGreat Companyを付箋にバァーって書いて、一つ一つに対して「Appleはどう思う?」「じゃあキーエンスは?」「任天堂は?」と徹底的に議論していきました。

「すごいと思うけど、あんな軍隊チックなカルチャーにはしたくないよね」「自分たちとはドメインが違いすぎてあんまりイメージが湧かない」「なんか品がない気がする」など、ありとあらゆる角度からツッコミを入れて議論することで、自分たちの価値尺度がすごい揃った良い時間でした。

そして残ったのがAmazon、ByteDance、リクルート、サイバーエージェントという、奇しくもそれぞれ桁が一つずつ違うような4社になりました。もちろんこの4社も全然違う会社であり、今後変わりうる可能性はあるものの、自分としては非常に納得感のある目標だなぁと腹落ちしています。

業界を牽引するリーディングカンパニーであり、社会に対して提供している価値の総量が大きく、若者が活躍する文化であり、何度となく変化をしてきた会社群。Nateeもそこにノミネートしたい、ということです。ではどうやって?

創業事業が30年続くわけじゃない

僕は任天堂という会社が大好きで、たくさん任天堂についても勉強していた時期がありました。1億台を超えてなお快進撃を続けるSwitchを生み出した任天堂は、一番最初は花札の会社でした。

クレジットカードのアメリカン・エキスプレスは元々配達会社です。コンビニのローソンは、新鮮さを売りにした牛乳屋さんだし、サンリオは絹を売ってたし、ソフトバンクはソフトウェアの流通会社でした。

ビジネスは世界が向かっていく重力を少しだけ先取りして先導していくことであって、新しい何かを生み出しているという性質のものではないんじゃないかなぁ、と思ってたりします。世の中はいろーんなことが複雑に絡み合いながらも、どこかに向かっているわけです。世の中が変わるので、ビジネスも変わらざるを得ないという順番であって、それが逆転することはないんですよね。

マクロな視点に加えて、経営者個人で見た時にも、起業時点が一番能力が低いという問題があります事業選定能力もない、マネジメント能力もなければ、自分の持っているメンタルモデルも経営者として育ってはいません。そうやって市場解像度の低い状態でサービスを作って、なまじっか資金調達をしてしまったがゆえに安易にピボットすることも叶わず、延命することが目的化しているスタートアップはたくさんあります。

事業には必ずアッパーがあります。Amazonのようにアッパーがなかなか見えない事業選定ができればもちろんそれが一番いいに決まってますが、非常に難しいですよね。この10年で一番成功したスタートアップであるメルカリだって、少なくとも国内で見たときにはアッパーがあるから海外に行くし、ソウゾウでたくさん新規事業に挑戦するわけなので。

だからNateeではTikTokを主体としたショートムービー事業のことは「創業事業」と呼んでいます。5年後ももちろんガンガン伸びてると思いますが、その時には別の事業も複数立ち上がっている状態にするぞと意気込んでます。

伸び続ける会社を作るには事業開発力が肝

一方で、スタートアップのアンチパターンとして「シリーズBらへんで新規事業を始める」がよく挙げられます。

VCのスタートアップ投資は、2%の投資先がほとんど全てのリターンを出すモデルです。50社のうち49社はリターンにそれほど貢献しないか、損しているかという計算になります。そのため、ポートフォリオは投資家が作るものであって、スタートアップはシングルプロダクトでアップサイドを出すべき、というロジックが成り立ちます。

また、リソースに乏しいスタートアップ経営のリソース配分の観点でも局所戦で勝ち切る必要があるので、リソースの集中投下は正しいと言えます。これは間違いなく正しい。

実際、スタートアップにおいて一番重要とも言える経営者の脳内リソースが既存と新規で分散するし、事業が2つに分かれると基本的にはセクショナリズムのようなことが起こりやすくなり、組織マネジメントの観点で見てもあんまり良いことではありません。事業が2つになると、難易度は正味2倍どころの騒ぎではなく、10倍くらいに上がるイメージです。

じゃあなんでそんな地雷があることがわかってて、Nateeは新規事業やるんだっけ?っていう話。もうこれはGreat Companyになりたいから、としか思っていません。

この辺の話はLayerXの福島さんが非常にわかりやすく書いてくださっているのでこちらの記事を読んでいただければと思いますが、サマリーは下記の文章に尽きると思ってます。歴史から学ぶべし。

前述の偉大なる会社たちを研究していくと、1つの共通点が見えます。1つ目の事業が完全に成熟し切る前に、2つ目の事業を立ち上げているという点です。

「人生2.0」と、バーチャル領域の新規事業

「じゃあ一体お前らは新規事業で何をやるんじゃ?」ってことなんですが、あんまりここに書けるほどの進捗がないというのが正直なところです。いろいろ試してはいるものの、芽が出てるとまで言えるものはない。

事業選定する時は「売上100億はいく」って思えるものを基本的には選ぶようにしていて、それに加えてテクノロジーの進化、マーケットのトレンド、ユーザーの機微の3つがガッチリハマる事業やタイミングってそんなに多くないんですよね。

そして運良く見つかったとして、今度は自社の兵站でできるのかって問題がある。たとえば「競馬 × 美少女のゲームが流行る!」って思っても、ウマ娘作るのに実際5年かかってますからね。馬の権利調整、アニメの制作、あのクオリティのゲームを作るだけで一体いくらかかったのやら。。

ただ、一つ言えるのは、僕らは何でも良いわけじゃなくて、何かしら人の人生やライフスタイルに直接的に関与することがしたいと思ってます。あんまり産業構造の変革とか、そういうことに興味がある会社ではありません。

ショートムービー事業でやっていることも、名もなき普通の人たちが、ちょっとした自分の個性や才能が社会から認められて、それがお金になる世界を作りたいというか。言ってみれば人生のアップデートに近くて、それを今回は「人生2.0」という表現をしています。

その中で自分が今一番熱いと思っているのはアバターと、アバターだからこそ可能になるコミュニケーション、それによってできるコミュニティです。ラッピングされた言葉で言うと「メタバース」になるのかもしれないんですが、別にVRに可能性を感じているわけではなく、Web3もよくわからないので、あんまりその単語を使うべきではないのかもしれない。

なぜアバターかというと、月並みな話ではありますが、年齢、性別、容姿といった先天的なタグから解放されて、性格や内面といった後天的なタグが価値として重きを持つようになるところにエクスタシーを感じるからです。あとは、顔も名前もわからない相手だからこそ何でも話せちゃうっていう関係性の話もあると思うんですよね。ネイルサロンや行きつけのバーみたいな?

このバーチャルアバター領域は非常に大きな波であり、僕たちが取り組む意義を感じるので、アウトプットの形はトライアンドエラーを重ねていきますが、必ずや何か花が咲くサービスを生み出したいと思ってます。

ただ、当然それはショートムービー事業の根幹があってこそ成り立つこと。ここの土台が崩れれば、新しいトライなんて言っている場合ではなくなります。2-3年後に「あー、やっぱりNateeは新規事業なんてやるべきじゃなかったんだよ」と言われないように、創業のショートムービー事業は当然のようにめちゃくちゃ伸ばしたい。

そしてもし万が一土台が揺らぐような事態になれば、その時は容赦なく新規事業はストップして、土台作りに全力を注ぎます。江戸時代、お米がたくさん取れた時は備蓄して恐慌の時に備えていたわけなので、昔も今もやることは大して変わらないですね(笑)。

組織力こそが長期的な価値の源泉

僕はサイバーエージェントという会社を心の底から尊敬もしているし、非常に参考にしています。

たまに一人でホテルに泊まって、大量に本を読み込む時間を持つことがあるんですが、この時はサイバーエージェントを徹底的に研究しようとこんなラインナップになってました(若干永守さんと江副さんの影が見えますが…笑)。

サイバーエージェントは、それこそ創業のデジタル広告がずっと伸び続け、AmebaやABEMAという大規模投資メディアを当てていて、それがなぜ可能かと言えばウマ娘というモンスターIPを生み出せるゲーム事業があるから。もう、ポートフォリオ経営のお手本じゃねぇか。

https://www.cyberagent.co.jp/career/data/id=24407

そしてtoBビジネスとtoCビジネスを両立させているのが非常に恐ろしい。ケイパもカルチャーもまったく違うので、その両方で高い成果を出すのは並大抵の組織努力ではないはずです。

その価値の厳選は何か。いろんな理由があるんでしょうが、何よりもやっぱり唯一無二の組織文化がサイバーエージェントの一番の競争優位だと思うのです。

組織アセットは財務諸表には表れません。もっと言えば人件費というコストに計上されます。でも会社が長期的に成長し続け、Great Companyという基準にまで達するには、Greatな事業じゃなくて、Greatな組織を作らないといけないと思うんですね。

共にGreat Companyを創れる仲間を探してます!

というわけで、Nateeでは本気で「人類をタレントに」と「Great Company」を追求できる仲間を探しています!

ショートムービーの市場についてのWebinarや、渋谷の会場を借りて大感謝祭など開催予定なので、ぜひともご興味ある方は気軽にご応募くださいませ。

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