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デュアルユースっていう言葉知ってますか?

皆さん、暑くなってきましたね。私はロードバイクのレースに出場してきましたが、気温は既に30度を超えていて、なかなか過酷なレースでした。まだ、節々が痛い。120キロ以上走りましたので、回復は1週間かかりますね。。。

さて、今日の話題は、「デュアルユースってなんだ?」です。あまり聞きなれない言葉だと思います。今日は、ちょっとビジネスと軍事的なお話ですので、ご興味ない方は、スキップしてね。

一昔前はココムって言われていたこともありますが、安全保障貿易管理のことです。昔は共産主義国だけに限定されていましたが、軍事目的で利用されるのを防ぐための輸出規制ですね。

最近では、貿易関連のお仕事されている方は詳しいかもしれませんが、民生品が軍事に転用される「デュアルユース」という言葉が盛んに使われています。
実際はこの判断は難しく、輸出企業の自主的な判断に任されているような状況が続いています。関係者の方はだいぶ苦労されているとか。

日本の工作機械って、精度が高いで有名です。工作機械は、機械を作るための機械のこと。たとえば、旋盤という鉄などを削る機械は、場合によっては輸出規制に引っ掛かります。仮に輸出できても、他に転売もできないんです。たとえば、潜水艦のスクリュー。ソナーという音声探知にもし、仮に引っかからないものができたなら、軍事的には思いっきり脅威ですよね。日本の工作機械は、行ってみれば、武器。それをやたらに世界に売るな!っていう規制がかかっているんですね。

その他にも、半導体やらセンサーやらどんどん精度が上がってきているから、部品を作っている会社の意図を大きく異なった使い方は日常茶飯事になっているのが実情でしょう。だから、分解して見たら、日本のどこどこ会社の部品が入っていたなんてザラですよ。

まあ、このご時世ですから、規制を始めたら売ることなんてできませんから、規制もかけにくいってことで、何かあれば、後で刺してやれって、政府関係者は思っているんだと推察できます。


#デュアルユース #旧ココム #軍事転用 #工作機械 #潜水艦 #輸出規制 #日本の技術

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