古神道でいう「中今」は空(くう)だった
皆さんの心は今、何で揺れていますか?過去のことですか?それとも未来のことでしょうか?
私たちの心は、過去のことか未来のことに支配されています。それは後悔であり、心配であるわけですね。もう起こってしまったことを、頭の中で「なんであんなことをしてしまったんだ」とか「あんなこと言わなければよかった」と頭の中で何度も反芻をしてしまう。一方で、「明日のテストはうまく行くかしら」とか「娘がまだ帰ってこない、何かあったのだろうか?」など、まだ見えないことを憂慮しドキドキするわけです。
いずれにしても、私たちの認識は感情に置き換わり、それを毎日少なからず体験する。私はもう悟ったからないよっていう人もいるかもしれませんが、いや無意識に自己防衛本能がはたらいていますので、全くないというのは生活している以上無理なのです。
古神道でいう「中今」は、スピリチュアルなことに興味がある人ならば、一度は聞いたことがあるでしょう。私たちが体験しているこの世界には「過去、現在、未来」が同時に存在しているというのが、スピリチュアルのみならず、先端物理学の世界でもいよいよ明らかになろうとしています。そう、中今という概念が物理学、つまり唯物論者の世界でも認識される日がくるということです。
では、中今とは何でしょうか?
先ほど書きましたように、認識できた瞬間にはもう「過去のこと」になっているのです。つまり、今を意識した、できた瞬間にはもう既に中今ではない。
スピリチュアル系の人々の中でも、今この瞬間を大切にすることが重要だよと説いている方が大勢いることに気が付きます。
でも、今を意識、認識できたとしてもそれは過去。
じゃ〜、中今ってなんだ???
そうです、【何もない世界。一方で全てがある世界】
・・・・何だか余計にわからなくなってきましたね。。。
中今は空すなわち宇宙そのものを指すんです。今体験している世界は、ブラックホールからホワイトホールをトーラス形状でぐるぐる回っていると先の紹介していた、白川伯王家の神道ではそう捉えている(エンペラーコード講座)そうです。さらにそのトーラスの中はメビウスになっているとか。人間の3次元感覚では説明ができないし、認識もしずらいんですね。簡単に言えば、我を認識、世界を認識している自分が超高速で点滅を繰り返している。その点滅はあまりに早いので連続しているように錯覚しているだけ、ということです。
うーーーん、ますます分からなくなってきました。
パラレルワールドって言葉は聞いたことがありますね。同じ時間(時間も我々地球人が作った概念)に同時にいくつもの地球、自分が存在していて、それを毎瞬間移動していると。。。それに近いというか、見る角度、表現の仕方が違うだけで古神道の中今も同じことを言っているんですね。
この3次元的な感覚で捉えようとすると非常に難しい。私もはっきり捉えることはできない。だから古神道でいう祓いや鎮魂という毎日の修業を行って、頭でっかちな知識を実際の体験を通して「認識」していくことが大切なんですね。