見出し画像

いざという時の「備蓄量」の提案。前提から変えろ!!

太陽フレアが5月にはXクラスっていう最大級の爆発が何度も何度も起こりました。かつても同様なことが何度も繰り返されてきたことでしょう。少し前になりますが、太陽フレアの磁場が送電線を広範囲で焼き切ってしまって、2、3ヶ月停電なんていうことが、カナダの方でありました。

日本でも局地的ですが、宮古島をはじめ停電が起こっているのは確かです。それが太陽フレアかどうかが重要ではなく、いつどこで何が起こるか想定ができないという時代に突入しています。

ということで、今日は、いるか式の「備蓄量」についての提案をします。

最近では、2週間くらいはしておきましょうというトーンの触れ込みが多い感じがします。何を根拠に2週間って言っているのか分かりません。まあ、1週間では不安だし〜ということでしょうかね。。。

私としては、備蓄は長ければ長いほど良いのですが、その先に繋がらなかれば、遅かれ早かれというだけ、どこかで困り果てる、と思っています。

じゃ〜、どうするか?

量の設定は、

「外部から何らかの手段で調達できるまでの時間」

で決めるべきだろうと考えています。

ん??意味がよくわからない。

まず、これまで語られてきた備蓄の前提は、2週間もすれば、誰かが助けに来るだろうデスね。

私は前提が違います。

2週間しても数ヶ月しても、誰も助けに来ない。

その上にたった場合は、もう上限どこまで備蓄しようと決めても、切りがありません。そして、その「いつか」と「どんな」も分からない。

太陽フレアなどで、広範囲で停電となれば、復旧には3ヶ月いや1年かかる地域も出てくるかもしれません。

仮に2週間分の備蓄していても、使い切ったら、外に出れば、食料調達で人々がうろうろしているかもしれない。日本は安全神話も崩れるかもしれません。

じゃ〜、どうすんのよ??

さっきの、前提を思い出してください。緊急事態が常態化です。もし、電気がきていない状況であれば、テレビなどで状況確認できませんし、電話も使えません。つまり、半径5メートル以外(5感が働く範囲内)以外の情報は得られないということになります。そもそも局地的なのか、広範囲なのか、事態が重いのか軽いのか

私の提案は、外部調達できる(お店で買うということではない)の準備できる時間の備蓄です。

例えば、こんな感じ。田沼家(神奈川県横浜市)。

202x年7月15日 午後6時20分 停電

夕飯の準備で忙しい、田沼さやかは、蝋燭の日で何とかご飯を作り、子供達にご飯だけは食べさせた。
いつも7時半には帰宅する旦那もからも連絡なく、まずは帰宅を待つことに。子供達も停電ではじめは、ワーワー騒いで楽しんでいたが、次第に不安がってきた。そんな頃、22時頃になって旦那さんの帰宅。明日の朝から動けるようにできる準備をして就寝。

7月16日(停電翌日) まだ、電気の復旧なし。

通常なら、市役所から放送が流れるが、それもない。外に出るとご近所同士がどうやら集まって話をしているので、まずは参加。でも、何の情報もない。旦那さんも会社に電話したいが、電波が通じない。準備をしていたAMラジオをつける。電波は来ているようだった。どうも、今回の停電は、関東地方から東海地方、甲信越地方と広範囲だった。

これは、まずい。。。プランBで行くしかない。

あらかじめ田沼家では、プランBがあった。それは、今住んでいるところから脱出して、キャンプ場で過ごすプラン。電気が止まれば、買い物はもちろん、物流網もストップする。だから、車のガソリンは、こまめに入れていつも満タンにしてある。子供達にもキャンプで、火の取り扱いは教えている。もし、何かあっても家族が分担して行動できる。

キャンプ場に行けば、水は何とか調達ができるので、水は1週間分の備蓄。米は1ヶ月。あとは、キャンプ場で調達。そして、キャンプ用品。それが田沼家の備蓄だった。子供達がいて、動きにくいのと、すぐに復旧できるかどうかの判断するのに数日を想定していた。

7月18日(停電3日後)

現金でやり取りはできたので、焦って買い占めに走ったご近所で、まだごったがえしている。棚には、食べるものはなく、予想通りだった。ラジオが唯一の情報源だったが、いつも言っていることは同じだし、ラジオ局も情報が入らないのかもしれない。政府からは遅れて、この日に発表でも、言っていることは、全力で頑張る以外に、何の策もなかった

7月19日(停電4日後)

水道も止まってしまった。ガスも止まってしまった。お風呂も入れない。田沼家の決断はプランBの発動だった。旦那さんは、荷物を車に詰め、家族も車に乗り込む。目指すは福島にある天神浜オートキャンプ場。夏休みには家族で何度か行くキャンプ場だった。

その後、田沼家の自宅の横浜市が電気回復したのは、停電から1ヶ月半後の8月30日だった。

私の提案は、今住んでいるところから脱出するということ。そのための時間と備蓄量の見極めを提案したい。小さい子供がいれば、行動には2倍の時間がかかります。そんなことも計算に入れて、ラフで良いので、プランを立ててみてください。


#備蓄量 #非常事態 #停電 #災害対策  


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?