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「その怪文書を読みましたか」に行きました。


お母さんとは相性悪そうな展示なので、「一緒に来なくて良いよ」って話をした。


入場する娘より積極的にスタッフさんに質問する母。


この展示において、スタッフさんのポジションって何だろう。
ってかやっぱスタッフさんは株式会社闇の人なんかな。

昨日行ってきました。


「このテープもってないですか?」から梨さん作品にハマり(?)、オモコロの作品もSCPの作品も一部読んで(怖そうすぎて断念したのもある)、

「こういう展示があるよ」と情報が出たけど東京での開催で「うわ~行けたら行きたいけど無理だなぁ~」と諦めて、人の考察記事を読んで大体のストーリー?を読んで満足していたんですけど、まさかの地元で開催。

めちゃくちゃ嬉しい。


圧迫感がない開放的な展示だったかもしれない。

でも、展示物が隙間なく敷き詰められてるような展示だった方が怪文書の怪しさ?不気味さ?が出たのでは?と思ったり。


ってかイオンモールて。

イオンモールで梨さん作品の展示会って。

梨さん作品ってアングラなものって印象なんですけど、イオンモールってアングラの真逆な存在じゃないですか?


でもフラっと「こういう展示がある。行こうかな」って、ひとりでも多くの人に怪文書を読ませることは展示の思惑的には成功だろうなと思うから、良いのか?


楽しみだけど、さすがに怖かったので、「絶対に人が多いであろう土日に行くぞ」と思っていて、無事日曜に行けたんですけど、人は思ってたよりも多かったです。

美術館の展示くらいいた。


梨さんのこと知ってそうな人もいれば、前情報無しで来たような人もいたり、「え~何書いてあんの?どういうこと?」って笑い合ってる女子2人組がいたり。



なんか、「個性的な現代アーティストの個展見に行ったな」って気持ちと近かったかも。

これも「展覧会」だからそういう気持ちになるのは当たり前なんですけど。


怪文書ひとつひとつのクオリティが高くて、実際に存在したものがプリントアウトされた展示って思うようなものばかりだったので、「大規模な作品集」を見ている気持ちになった。

梨さんも闇さんもすごいな。

手書きの文書とかやっぱり書く人それぞれ別なんかな。




展示内容のネタバレがある記事なんですけど、詳しい内容を書いてある記事ってわけでもないです。

オチみたいな内容の記載はあります。


あと、思ったことを思った順に書いてるので、きっと読みにくいです。



こちらの方の東京開催の記事が内容分かりやすいと思います。

広島会場なんですけど、

↑のはづきさんの記事の写真的に、たぶん広島開催の方がスペース広かったろうな、と思います。

渋谷開催前提で用意されたセットなんだろうな。

展示一つひとつのスペースが広い感じ。


壁の上部?にメインストーリー?みたいな怪文書が額に入れて展示されてて、下部にはサブ?の怪文書のコピーが大量に貼られてるって展示でした。

同じ怪文書もあれば、1枚しかない怪文書もたぶんあったり。




9番目の怪文書の額が壁からはがれてました。

たぶん事故なんだろうけど、何か意味があるのか…?強い怪文書なのか…?って勘ぐってしまう。



怪文書のスクラップブックもありました。

あったんですけど、「お手を触れないでください」ってあったので、中身が何なのか定かではなく…

壁に貼ってある大量の怪文書の原本?



この新聞のコラムっぽい怪文書、写真だとわかりにくくなっちゃったんですけど、下に行くにつれて文字が大きくなってて、「新聞の写真を撮ったんだ…」ってなる作りでした。細かい。


怪文書、街の中の張り紙のような手書きのものもあれば、誰かの手紙や知恵袋のスクショ、ブログのスクショ、メールのスクショがあって、本当に色んな媒体で見つけてるんだな、となる展示でした。


梨さんは色んなサービスを作品に落とし込むのが上手いというか、「それを作品に活かせることある!?」ってサービスやネット文化を扱うのか上手い方だと思うんですけど、


質問箱の怪文書もありました。



Facebookのスクショ?




モザイクが貫通してる怪文書。



メインストーリーは額に入れて展示されている怪文書だと思うんですけど、それとはまた別で、「この怪文書ってこの怪文書と繋がってる…!?」ってサブの展示の中にあったんですけど、


この知恵袋のようなサービスのスクショの怪文書、



この怪文書と繋がってる…?


こっちの可能性もある?

手紙系の怪文書も多かったので、候補が他にも何枚かあるかも…



新聞コラムの怪文書はこれか?と思ったり。


一見明るいチラシ。 怪しい内容ではあるけど、これを「怪文書かも?」って反応して収集するって、どんなセンスしてるんだろう…


克彦だよりの作者の手紙?って思ったけど、50代男性ってのが共通してるだけだった。

こうやって、「この怪文書とこの怪文書、繋がってるんじゃない!?」ってのが何個かあって、でも確証はなくて…ってなる、という展示でした。


「これ明らかに繋がってるだろ!!」って怪文書があっても額に入っている怪文書以外は解説等が無くて、

逆に不自然では?

怪文書をコレクションするくらいなら気づくのでは?

と思うんですけど、

額に入ってる怪文書がメインストーリーに見せかけて、何か別の目的を隠すために、額に入っている怪文書を目立たせているのか?とも思ったり。




ラスト直前に、「あなたも怪文書を書いてみましょう」ってコーナーがあって、

こういう紙が置いてありました。

何も書かずに持って帰りました。


「書いた怪文書はお持ち帰りいただき、大事になさってください」

ってあるんですけど、真ん中に切り取り線があるの、何…?



梨さんは視聴者(閲覧者?)参加型の作品が多い印象なんですけど、

今回のこの展示のメインストーリーは


「怪文書を読んだり、怪文書を作ったり、怪文書に関連する何かに気づいた人のもとに、【妖精さん】が現れる」

という内容(だと思う)ので、


この展示で怪文書を読んだ人、怪文書を作成した人は【妖精さん】が訪れる確率が上がるのでは?

「SNSで投稿しましょう」ってあるってことは、妖精さんに観測される確率を上げるってことでは?


「怪文書に関わった人のもとに妖精さんが訪れる」って内容を知れるのがラストの展示なので、

ラスト前にこの怪文書を書かせるコーナーを設置するのがさぁ…………

何も知らない人を当事者にする手法がさぁ………

梨さんだねぇ………

となりました。



怪文書が出てくるガチャガチャがあったので、2回やりました。


黒いガチャガチャのカプセルに、ごみみたいにくしゃくしゃに丸められている怪文書が入ってました。


左は額に入って展示されてたし、ポスターに使われている怪文書だから当たりかもしれない。

当たりかもしれないけど、やるんじゃなかったな…(入場後すぐに回した)


怪文書作成の紙も、ガチャガチャの紙も、コピー用紙じゃなくて上質紙って感じでした。良い紙だ。



展示で思ったことはこんな感じです。

他にも思うことはあったんですけど、書き切れない。

怪文書の数が多くて多くて。


「展示見るの楽しみだけど、ネタバレ記事読んだことあるんだよなぁ~」って行く前は思ってたんですけど、実際に行ってみると情報量が全然違いました。


もし他の地域でまた開催されたら、興味がある方は是非行ってみてください。

いや、内容的にこうやって人に勧めるものではないんだけど。



ってか、「その怪文書を読みましたか」なんだな。

「その怪文書を読みましたか?」じゃないんだ。

「このテープもってないですか?」ですら「?」って疑問形なのに。


「読みましたか」(確認)なんかな……

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