見出し画像

都内7店舗の美容室経営者がInstagramでGoogleマイビジネスの効果を10倍にした話

こんにちは。

この記事ではInstagramとGoogleマイビジネスをどのようにWebマーケティングに活用するのか、『STORE LINK』というサービスを利用した半年間の数値も公開しながらお話ししていければと思っております

店舗を経営している or これから始めるオーナーさんや、Googleマイビジネスを店舗運営に活用したい方に向けた記事です。
Googleマイビジネスを活用したWeb集客での成果をもとに、店舗を運営している皆様の一助になれたら、と思い筆を執りました。

まずは自己紹介を。
僕は都内でFC含め7店舗展開している「Joule (ジュール)」という美容室を経営しています。その他にもまつ毛エクステサロンと焼肉屋と、全部で9店舗の経営をしています。

また、同時に、店舗経営をする中で感じたWeb集客のわずらわしさを解決するため開発した『STORE LINK』という、月額2,980円でInstagramとGoogleマイビジネスを自動連携・自動投稿するサービスの運営もしています。

『STORE LINK』を利用すると、いつも運用しているInstagramの投稿をGoogleマイビジネスにも自動で投稿できWeb上での集客活動を大幅に簡単にはじめることができるので非常に便利です。

画像10

Googleマイビジネスの話をする前に、
みなさんはお店の告知などでInstagramは使っていますか?
それこそ美容室や焼肉屋などは写真との親和性が非常に高く、僕のお店ではInstagramをかなり活用しています。

皆さんの中でもInstagramを活用している方は多いと思います。
しかし、Instagramは既に多くのお店の方々が活用しておりレッドオーシャン...。
もっとWebで集客したい!と思いGoogleマイビジネスも始めてみようと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、お店のスタッフにInstagramも運用してもらいつつ、Googleマイビジネスも更新してよ!とお店に働きかけても、なかなかハードル高く続かない…。でも、Googleマイビジネスにも力入れたい…。

そんな店舗さんはたくさんあるんじゃないかな?と思ったので、自社でサービスを作ったのが先ほど紹介した『STORE LINK』です。
ここからは、実際に『STORE LINK』を用いて、美容室の「Joule」全店舗で実施した施策の結果を含めお伝えしていきます。


6ヶ月間『STORE LINK』を使ってみた結果

6ヶ月間にわたり『STORE LINK』を使ってみた結果を、嘘偽りない実際の数値を交えて説明します。

▼写真閲覧数が10倍、検索数も2倍
以下のグラフは、最も結果が出た美容室「Joule銀座」の数字です。
青線がオーナー投稿した画像の閲覧数。赤色が店舗の検索数です。

画像2

前述のとおり、『STORE LINK』の最大の機能はInstagramの投稿をGoogleマイビジネスに自動で投稿できることです。
この機能により、Googleマイビジネス上での投稿頻度が増え、画像閲覧数が綺麗に右肩上がりに伸びていきました!

計測開始した2020年11月と計測終了の2021年3月を比較すると、なんと画像閲覧数は10倍にもなっています。
この結果には僕自身も非常に驚きました。

検索数についても2か月ばかり遅れながらも、2021年1月からはしっかりと上昇傾向が確認できます。
こちらは最低値の2021年1月と最高値の2021年3月を比較すると、およそ2倍の検索数となっています。

また、Googleマイビジネスには以下の図のように「予約をリクエストする」ことができ、ここからお客さんが予約をリクエストすると、店舗のGoogleマイビジネスに通知が来ます。

画像3

『STORE LINK』を始めるまで一度も鳴ったことのない通知でしたが、多い月で10件程度はリクエスト通知が来るようになりました。
まだまだ伸びしろばかりですが、実際に通知が来ると施策をやってきた甲斐を感じます、少し安心。

「予約をリクエストする」を更に活用するための「Googleで予約」という、ユーザーがGoogleマイビジネス上からスムーズに予約でき、その予約情報がお店で利用している予約システムに連動する非常に便利な機能もあります!
美容室だとBeauty MeritやReservia、E PARKビューティーを利用している美容室はこの機能が実装されています。
店舗のオペレーションで不都合などがなければ、こういったサービスは活用したほうが絶対にオススメです。


▼すべての店舗で開始時から数字が上昇
以下は美容室「Joule銀座」以外の店舗における、検索数の推移です。

画像4

グラフの形に多少のバラつきはあるものの、すべての店舗で計測開始時と比較し検索数は増加しています。美容室「Joule新宿」では2021年1月と比較し、2021年3月と4月は2倍以上の検索数を記録しています。

Web集客を図るうえで前段階にあたる「Web上で店舗の認知を広げる」という意味でも、非常に効果的な施策であったことが分かります。


美容室で実際に行った施策内容

画像7

ここまで紹介した結果をどのようにして出したのか。実際に行った施策の内容や進め方を紹介します。
今回の施策は、上の結果で紹介した美容室「Joule」全店で実施しています。

▼今回の目的
InstagramとGoogleマイビジネスを運用し、店舗のWeb集客に繋げることを目的としました。

▼実施した施策内容
・各店舗のInstagramを用意し、スタッフのInstagram投稿をリポスト。
・各店舗のInstagramと『STORE LINK』を連携し、各店舗のリポストしたInstagramの投稿がGoogleマイビジネスに自動投稿されるようにする。
・Googleマイビジネス側では、「最新情報」及び「写真」の両方で自動投稿されるように設定。
・Instagramのストーリー投稿はGoogleマイビジネスに投稿しない。

これらを主な施策としつつ、最低でも週に1回以上は全店舗がほぼ同じ内容で良いので、Googleマイビジネスの「クーポン」投稿を実施。
これまでGoogleマイビジネスの投稿テキストを作っていた時間が『STORE LINK』のおかげでInstagramを投稿すれば、Googleマイビジネスにも自動投稿されたので、その空いた時間で更にWeb集客のための施策を行うことが出来ました!

▼計測期間
2020年11月1日~2021年4月30日までの6ヶ月間。

▼実施における課題となったもの
最大の課題は店舗ごとで、スタッフのモチベーションや店舗毎の方向性の違いが原因でInstagramの投稿頻度に差があることでした。(これは地味だけど、かなり頭を悩ませました…)

例えば、先ほど結果をお見せした美容室の「Joule銀座」は、「Joule」グループ全体のブランディングを引っ張ってくれるスタッフが在籍していたりと、Web集客への意識も高く、投稿頻度が安定していました。

一方で、スタッフがInstagramに投稿する文化ができていない店舗もある現実。
店舗のスタッフがInstagramを投稿してくれないと、Web集客をかけることができません。

画像10

この問題を解決する方法として、
各店に撮影モデルのキャスティング予算を設定し、これまでよりも圧倒的にモデル撮影を行いやすくし、スタッフがInstagramに投稿したくなる自分たちの作ったヘアスタイル写真を用意できる環境を作りました。

この課題のおかげで、社内の撮影やInstagramの文化が発展し、さらなる成果としてクリエイティブやブランディングが自走する環境が整ったことはとても嬉しい誤算でした。

▼施策を進める中での管理方法
新しいことを店舗で始めようとするときに、もう一つとても重要なポイントが。それは「どうやって進捗を管理をするか」。もはや永遠のテーマです。
新しいことにトライしてみても、初速は良くても徐々に減速し、最後には進んでるのか分からなくなる。
そんな経験が皆さんあると思います。

しかし、『STORE LINK』の良いところは「自動連携・自動投稿」にあります!
もちろん全体的なアナウンスはするものの、ある1人の店長に管理を任せるだけで、彼一人のタスクマネジメントを行えば施策が進んでいくという形を作れたことは、今回の案件を進めるうえで非常に良いことでした。(高橋くん、本当にありがとう涙)


店舗におけるWeb集客の悩み(美容室編)

画像6

美容室経営におけるWeb集客の悩みはいくつもあります。

・個人がSNSで活躍する時代だからこそ、店舗としての情報発信がしづらい店舗に所属する美容師個人個人がInstagramを発信するだけではブランドの認知拡大が難しい。
それらの投稿を店舗アカウントでもシェアしようとすると、その作業に膨大なコストがかかってしまうジレンマが...なんとも歯がゆい。

・接客以外の時間をなるべく割かせたくない
なるべくスタッフには営業に集中してほしい。余計なコストは掛けずに効果の高いWeb集客を行いたいですよね。

・プレイングオーナーが非常に多忙になってしまう
現場でも働く既に多忙なプレイングオーナーは、自身の負担はこれ以上増やしたくないのではないでしょうか。

・Hotpepper Beautyへの依存
どうしてもいまだにHotpepper Beautyで来店してくれるお客さんが多数。Hotpepper Beautyを頑張ってみても、プラン価格により掲載順が決まることもあり、なかなか思うようなWebマーケティングができなかったり…。


このように、美容室経営においてWebマーケティングをやりたくても、その前に解消しないといけない課題や悩みが山積み…。

こういった店舗の悩みを解決するためにに開発したのが『STORE LINK』です。


それぞれの悩み、『STORE LINK』で解決できます!

上記のように悩みを抱えてしまい、

・何をすればいいか分からない
・何かをするにしても時間がない
・やることが分かっても、やり方が難しく思えてしまう

と、なかなか対策を打てずにいませんか?

大丈夫です。解決方法をご紹介します。

画像14

▼『STORE LINK』を用いて投稿を自動連携させよう
例えば、美容室の売上はお客さんを施術する時間が主となります。
であれば、なるべくその時間に集中してほしいのがオーナーの方々の本音でしょう。

やらなければいけないタスクが増えるのは現実的に難しい…。
現場に新しいことを始めてもらうにも時間と労力がかかり、なかなか踏み出せない…。
時間がない、新しいことが始められない…。
そんな悩みを『STORE LINK』で解決しましょう。

これまで通り、Instagramを投稿するだけでGoogleマイビジネスにも自動投稿されます。忙しいオーナーさんも、技術に集中したい美容師さんも、皆さんが普段使っているInstagramを投稿するだけで、Web上でのプロモーションを最大化することが可能です。

設定も簡単で新しいことはほぼ無し。時間も労力も余計にかかりません。
最初の30日間は無料で利用いただけるので、一度『STORE LINK』を利用してみてください。効果を感じていただけると思います。


Googleマイビジネスの効果を感じるために

最後のまとめに入る前に少し話は逸れますが、Googleマイビジネスの話をするときに良く聞かれるのが、
「何を指標として見ればいいのか分からない。どうしたらうまくいってると捉えていいのか?」という質問です。

僕の持論として、Googleマイビジネスは先ず画像閲覧数を上げ、その後に検索数を増やしていくのを正攻法だと考えています。
業態や店舗の運営方法にもよりますが、ベーシックなパターンとして4つのステップに分解できます。

画像8

ステップ1:写真閲覧数を上げる
最初のステップとして、先ずは写真閲覧数の増加を図ります。
理由としては大きく2点、対象ユーザー数と成功体験の創出です。

画像11

Googleマイビジネスは、Instagramやtiktokなどと比較し、圧倒的なユーザー数を対象としたサービスです。Google Mapを利用するユーザーはもちろん、皆さんが普段使っているGoogle検索でもGoogleマイビジネスは表示されています。

また成功体験の創出という点では、Googleマイビジネスは比較的数字が伸びやすいという特性があります。
Google口コミを書いたときに、「あなたの口コミが〇万回見られました!」といったお知らせをGoogleから受け取った方も多くいるのではないでしょうか?
この数字の大きさは、運用による結果が跳ね返りやすく、結果としてGoogleマイビジネスを運用する担当者の自信にも繋がりやすいので、まずは軽めな指標からオススメしています。


ステップ2:間接検索数を上げる

ステップ1で店舗の写真や投稿といった情報に触れる人を増やしました。
ということは、以前と比較し店舗投稿の質や頻度が高まっています。また、Googleマイビジネスの運用も、段々慣れてくる頃だと思います。

そこで次に、Googleマイビジネス上の間接的検索数を上げることを指標としましょう。間接検索とは「提供している商品やサービス、またそのカテゴリを検索し、お客様のリスティングが表示されたユーザー。」の数です。(Googleマイビジネスヘルプ参照)

画像12

例えば、「どこかいい美容室ないかな?」とユーザーが探している時に、あなたのお店が検索に出てくることを間接検索と呼びます。

この数値を指標とする場合には、美容室なら美容室、焼肉屋なら焼肉屋を探しているユーザーが見たい、知りたい情報を掲出していくことが重要です。

「写真」や「投稿」だけでなく、店舗の基本情報なども要素として非常に関連してきます。


ステップ3:直接検索数を上げる

写真の閲覧数を増やし、間接検索数を増やした後は直接検索数を増やしていきましょう。
直接検索数「お客様のビジネスの名前や住所を直接検索したユーザー。」の数を指します。(Googleマイビジネスヘルプ参照)

画像13

これまでは、「まだ、あなたのお店を知らない誰か」を1人でも増やすことに力を注いできました。
このステップでは「あなたのお店を知ってるユーザー」が、もう一度お店のGoogleマイビジネスに来てくれることを目標としていきます。

既にあなたのGoogleマイビジネスを知っているユーザーが、もう一度訪れたくなるような情報を発信し続けることは非常に重要です。
それは例えば、クーポンなどのお得な情報や、もしくはブログのような記事かもしれません。


ステップ4:実際の予約数を増やす

いよいよ、最後のステップです。ここまでのステップでは、どこまで情報を届けるかを指標としてきました。
このステップでは、ユーザーが興味を持った時に簡単に予約できることが重要です。

例えば、「投稿」や「クーポン」にしっかりと予約のリンクを付けることで、ユーザーが予約しやすい情報発信を整える。前述した「Googleで予約」のように、ユーザーがGoogleマイビジネス上からスムーズに予約できるようにする、といったことが肝心です。

ここまで4ステップに分けて説明しましたが、あくまで説明の都合上ステップに分けました。実際に運用する際はステップ1~ステップ4まで、可能な限り同時にできるよう意識しながら、お店のGoogleマイビジネスを運用するように心がけると良いでしょう。

まとめ

画像9

如何でしたか?

先ずは何よりも、実際に結果が出たことが成果だと思っています。
ただ、一方で課題も浮き彫りになりました。

先ずは美容室「Joule」のGoogleマイビジネスについては、予約というゴールへの導線について改善が必要です。ここが改善されれば予約がさらに増えていくことも分かりました。
さらに「Joule」だけでなく『STORE LINK』においても、予約までの導線を如何にスムーズにできるか、というのは非常に課題です。
逆に解決できれば、店舗運営におけるWeb集客について、ほとんどの悩みや課題を解決できるとも思っています。

『STORE LINK』は新たに余計な手間を増やさないどころか、かなり時間が削減できます。もともとGoogleマイビジネスの対策に使っていた時間や工数を、クーポンを書いたりGoogleマイビジネスの口コミを迅速に丁寧に返すようにする時間に充てることができたのは、数字で出てこない大きな成果だと感じました。

もちろん今後も『STORE LINK』は継続して使用していきつつ、Googleマイビジネスの更なる効果的な使い方を探し続けていきます。

また、今回の施策をスタートしたときにはまだ開発が完了していませんでしたが、『STORE LINK』は追加オプションとして複数のInstagramと複数のGoogleマイビジネスでの自動投稿もできるようになりました!

美容室のようにスタッフの個性ある業種では、スタッフのInstagram投稿を店舗のコンテンツとして活用するのが一番です!
複数のスタッフのInstagramをGoogleマイビジネスに紐づけることで、さらに投稿の回数と頻度を増やしていくことができます。

画像10

今後もInstagramとGoogleマイビジネスをはじめ、様々な店舗のWeb集客につながる手法を実際に試していきます。
公開できる面白いデータができたら、また皆さんに公開したいと思います。

皆さんにも『STORE LINK』を使えば、実務をしながらでも「店舗のWEB集客は工夫次第で全然できる!」と感じて頂けたら嬉しいです。

もちろん『STORE LINK』を利用するうえで、運用方法はこの記事を真似していただいて、全く問題ありません。
サービスのお問い合わせやTwitter(@keita_0628)でご連絡を頂ければ業種毎の便利な使い方などもご提案させていただくことも可能です。

ちなみに・・・
最初の30日間は無料期間になっているので、使ってみてもしうまく運用できなかったら30日以内に解約すれば一切お金はかかりません

この機会に、ぜひ『STORE LINK』にも登録してみてくださいね。
STORE LINK公式サイト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?