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再び皮膚科へ、、、

確実に単発型から多発型に移行していると感じた私は再度、病院に行った。

主治医は私の頭を見て、「こじろーさん、多発型に移行しています」そう言った。

「今日から2週間に1回くらいのペースでハゲている部分に薬を塗るね。この塗り薬は濃度がそれぞれ分かれていて、この薬をハゲている部分に塗ることで一時的に皮膚にかぶれを起こさせて毛根を刺激するよ。そうすることで、発毛を促します。今日は濃度の薄い薬で試してみましょう。」

薬を塗られた時は、痛みはなくメントールの様なスーとする感覚になった。

「かぶれを起こすということは痒みも発生するから、その後どうだったか次の診察の時に教えて下さい。痒みがあまり起こらない場合は、薬の効き目も弱いという事になるから、濃度を調節しながら治療していきましょう。」

私は主治医にこれで髪は確実に生えてくるのか聞いた。主治医は髪が生えてくる可能性はあるが、個人差があるため、絶対とは言えないと答えた。やはり、円形脱毛症は未だに原因が不明であるため、必ず効果がある治療法はないということだった。ただ出来ることからやっていきましょう。と。

初めて塗った薬は初めは痒みが発生するものの、家に着く頃には消えていた。これは効果が薄いってことなのか?と考えていた。

円形脱毛症は40%以上がアトピー性皮膚炎などと深い関連があるとされているため、同時にアトピー性皮膚炎の治療にも効果がある食事を取り入れたりした。

その中でも、牛蒡、豆乳、大豆、海藻類、ヨーグルト、など体に良いとされているものは積極的に食べるようにした。同時にシャンプーを低刺激のものに変えてみたり、お風呂場では欠かさず頭皮のマッサージもした。汗をかくと頭皮がかゆくなり抜け毛が増えたので、春から夏にかけては汗をかいたらシャワーで洗い流した。「円形脱毛症」について調べては試すを繰り返した。

その中でも大きな発見は、円形脱毛症が進行している時は自然と肌は綺麗になっていた事だ。アトピー性皮膚炎は全身が蚊に刺されたような痒みを引き起こすのだが、ほとんどその症状が起こらなかった。

主治医に話したこともあったが、円形脱毛症が進行している時に、なぜ肌の状態は落ち着いているのかは明確には分からないと言っていた。

ただ、可能性として、円形脱毛症になる前は肌全体に攻撃していた物質が、円形脱毛症になってからは頭部にだけ集中して攻撃をしているため、アトピー性皮膚炎の症状が和らいでいるのかもしれない、と。

円形脱毛症が進行していることで、アトピー性皮膚炎の症状が和らぐなんて、複雑な気持ちになった。


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