債券ETFの使い道がよくわかった話!

変な投資好き&女装癖のコジコです。

ここ最近になって、債券ETFの使い道がハッキリと理解できたので、noteにまとめておこうと思います。

「株式投資とほぼ一緒じゃん?」とか、「リスクが株式に比べてちょっとだけ低めで、分配金も低めの商品でしょ?」とか思っている方は、資産を目減りさせる前に記事を読んでみてください!


債券ETFを聞いたことがない方へ <軽めの説明>

債券ETFとは、国債とか社債に分散投資する、上場している投資信託のことです。

マニアックな話は割愛するとして、普通の債券ですと、5年とか10年とか、長期間持っている必要がありますが、債券”ETF”になると、上場している(=市場でいつでも売買可能)ので、株式と同じように売買できます。

ちなみに、債券とは「ある国や会社が、事業に使う資金を集めるために発行する有価証券」で、10年貸してくれたら利息を毎年3%つけて返しますよ みたいなことを約束する公式の借用書ですね。


債券ETFの特長 <軽めの説明>

「やっぱり、株式投資とほぼ一緒じゃん?」とか思われたかもしれないですが、明確に異なるのが、株式市場との「逆相関」です。

逆相関とは即ち、株式が下落したとき、反対に債券があがる という関係です。

以下に過去の教訓を記します。米国の株価が青で、債券が赤のトレンドグラフです。

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(余談です。

特に危機感もなく、日本株のガチホ勢だった私は、2018年末のクリスマスショックによって、超絶なる地獄をみました。

具体的にはいえませんが、はじめて、足りない〇〇〇万のお金をかき集めるために、リアル社会を走り回りました💦 タイミングが悪く、そこそこ(証券会社に)借金して投資し始めた直後に食らったんです。)


株価があがり続けたら、損するの?

そんなことはなくて、お金を貸すといくらか利息がついて返ってくるように、長い目でみると、緩やかな上昇をしているように見えます。

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じゃあ、絶対に損しないの?

そんなこともなくて、上記で示した2013~2019年は、米国において金利1%から緩やかに下降中の局面で、ほとんど変動がなかった期間です。

以下に示す金利と債券価格の関係性からすると、未来の金利の上昇によって、その時点での債券の価値は薄まりますので、結果的にETFの価格も下がることになります。

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一般には、金利が1%あがると、債券価格が6%さがる と言われています。

ただし、突然に金利が毎年1%とか、みるみる上がっていくことは、考えづらいんじゃないかなと思います。少なくとも、2025年くらいまでは、低金利の状態は続くと思われます。はい、あまり根拠なく適当に言っています。

配当はつかないの?

緩やかに価格上昇を続ける中でも、ちゃんと分配金があります。商品によりますが、大体、2~2.5%とかつきます。例えば、10万円分の債券ETFを持っていると、年間で2500円とか儲かります。(ただし、そこから税金が2~3割が引かれます。)

”債券ETFの使い道”って結局なに?

1年に1度くらい、ニュースで連日大騒ぎするような下落局面がやってくるのはご存じですか?

毎年のように、10年に一度の大暴落!とかニュースでやっていますが、その下げ幅は15%~25%程度でしょうか。

さて。その暴落の局面で、債券ETFを持っているとどうなるかというと、さっきの株価と債券の関係性によって、債券の価格が上がります。

〇〇ショックと後々に名付けられるような下落局面ですが、実はそんなに長続きしません。

ですが、我々庶民はあおりにあおられて、皆がパニックになっちゃうので、株価はオーバーシュート(下がりすぎ)の状態になります。案外、1週間くらいで垂直的に戻ったりするんです。

「当たり前のことで、逆相関である株式と債券を両方もっていたら、低リスクだよね。」

それはその通りなのですが、債券ETFをもつことは、オーバーシュートの可能性が高いタイミングで、自己資金に十分な余裕が生まれる状況を作り出せる ところに意味があります。

下落が一旦落ち着いてきたり、下落し続けていたとしても、こんなに下がったのか!と思えるタイミングは必ずやってきます。そのタイミングで、今度は逆に債券ETFを売って、高配当株式などに切り替えることができたらどうでしょう?

然るべきタイミングで「盾」である債券ETFから、「剣」である株式に装備を持ち替え、その後のオーバーシュートからの戻りによって、暴落という強敵にカウンターヒットが繰り出せるわけですね!

もちろん、その後にずるずると下がり続けたら、しっかりと損をすることになるのですが・・。

その点は、過去の記事でもふれましたが、資本主義社会において、r(資本収益) > g(経済成長) の不等式が成り立っているという前提があります。

わかりやすくいうと、「お金を借りたら、借りた人に利息を払う 払わないと罰せられる」という常識が、子供の頃から周囲の大人たちにしっかり調教されていて、それは世界共通の常識です。

この不等式が成り立たない社会とは即ち、利息がない社会 です。世の中から利息がなくなれば、この関係式は成立しません。つまり、=の関係になります。

人の平等性の観点でいうなら、「利息」の概念は、不平等社会を冗長するだけの、悪魔の発明品なのです。

話が逸れました。

あえて逸らしました。わたしは「資本主義」というものは、地球🌏にスーパーダメージを与える(経済競争による資源の浪費)や、資本力による格差社会を招く、うんこのような主義 だと感じる反面で、仮に、この世の中が資本主義ではなくなったとしても、今度は、他人との勝ち負けの明確な指標がなくなってしまうことで、些細なキッカケで人間の闘争本能や暴力的な側面が膨らみやすくなり、結局は弱肉強食ディストピアが生まれてしまうもの だと確信しています。

サラリーマンの会社生活を想像してもらえばよいです。日本の会社は年功序列という社会主義ですが、あんな感じで、強い人間(上司)と弱い人間で構成される、自由な発言、行動のとれない抑圧された社会になることでしょう。24時間365日サラリーマンです。

同じような経歴、性格、同じ目標を持った集団でさえ、あのギクシャク具合ですからね。


債券ETFへの組換を急速に進めました

次の〇〇ショックは、近々必ず来ます。

そのときに備えて、また金策で走り回らなくてもよいように、債券と株式の比率が 1:1 になるように、先週くらいから組換を始めました。

具体的は、日本株の中で、何年も含み損が続いていて、配当もなくて、過去にはあった成長期待もすっかり剥がれたような、うんこのような株を全て売り払って、代わりに米国債券ETFを買っています。そこまでうんこでなくても、武田薬品工業などの凡株も半分売り払いました。

以下が、私のポートフォリオ(持っている銘柄の比率)になります。左側が一週間前、右側が本日時点です。

債券ETFの中で、「1486 上場米債ヘッジなし」という上場投資信託を購入しました。

ヘッジなしとは、為替リスクの回避なしという意味で、変動の影響をあえて受ける商品です。

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米ドルに換金して、ブラックロックとかの有名なファンドの債券ETFを買った方が、儲かるのでは?」という意見もありそうですが、なぜそうしないかの理由がありますので、説明します。

コジコ流 信用ギャンブル殺法

一般に証券会社では、日本円建ての口座と、米ドルなどの海外通貨建ての口座で、別枠の取り扱いになります。

ブラックロックの取り扱う商品を買うとなると、日本円建て証券口座から、海外通貨建ての証券口座に、現金を移す必要があります。

当然、日本円建て証券口座の資産残高が減りますので、資産総額を担保に、証券会社から借金をするということが難しくなります。

これを回避するため、日本円建て証券口座の中で売買を取り扱っている、為替リスクヘッジなしの債券ETFを買うことで、資産総額は大きい数字を保つことになります。

債券をもつ目的は、株価下落のオーバーシュートが発生したときに確実にクリティカルヒットを出すためですから、口座内の資産総額を保つことは、非常に有効であると考えます。

そのときがきたら、今度は債券ETFを売却し、高配当株式などに切り換える。あとは拝むだけ!

これが、コジコ流信用ギャンブル殺法です。


学生さんの中で未だに大流行らしい、「Webビジネス系商材マルチ」で売り出したら、50万くらいで売ってもよい殺法かと。皆さん、儲かりましたね。


今回は、分散投資は大事という、すごくよく聞く話でした。投資全般に興味がある方は、Twitterなどで、なんでも聞いてください。気分次第でアドバイスできると思います!

ではまた〜。





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