昭和時代の国産量産型コントラバスについて
昭和時代の国産量産楽器は楽器を弾く数えきれない多くの人々がお世話になってきたものです。ビギナーや学生が触れる事の多かった国産楽器のエントリーモデルは昭和時代の音楽文化の下支えであったと言えるでしょう。コントラバスを調べているのは、たまたま私がこの楽器を弾いているからです。昭和時代のコントラバスメーカーのほとんどが現在は存在していません。かつて日本では庶民のためにどんな低価格帯の楽器がつくらてきたのか。いまに残された昭和時代の量産楽器を現代の演奏家視点で記録/記述する個人的な試みです。