医療の未来へ:世界初の全眼球移植への挑戦
目の角膜移植は以前から行われており、iPS細胞で作製する研究も進んでいます。1つ臨床ケースを紹介しておきます。
角膜とは、眼球最前部の透明な無血管組織で、いわゆる“黒目”の部分を被っています。この透明なシートが防波堤となって細菌などの侵入を防いでくれます。つまり、これがないと視力悪化リスクが高くなるわけです。
角膜移植自体は、他者またはiPSによる培養いずれも事例が増えてきましたが、それ以外の領域には踏み込めていません。
そんななか2023年、全眼球を移植した手術が初め