ジーラスタについて
今回はジーラスタと言う薬について書いていきたいと思います。
ジーラスタは抗がん剤で骨髄抑制が起きたときに、白血球を作る手助けをしてくれる注射です。抗がん剤をすると、1週間後から徐々に白血球の値が下がり骨髄抑制が起きます。2週間くらいで骨髄抑制は下がり切り、その後徐々に回復していきます。
と言う訳で骨髄抑制が起きている間は感染症に注意して過ごす必要があります。
主にAC療法で使用することが多いこのジーラスタですが、抗がん剤の後半戦となるAC療法が始まったときに、3週に一度の投与の場合ジーラスタは打たないと医師から説明がありました。
Xのガン友さん界隈ではジーラスタを使用している方が多かったので、何故私の場合はしないのかを主治医に聞いたところ、3週間で白血球の数値が戻る人が多いのと、ジーラスタにも副作用があるからとの事でした。
そんな訳でジーラスタ無しで臨んだAC1回目、私は白血球が低下したことで発熱し、その後なかなか下がらず10日間入院し、2度目のACも1週間延期となってしまいました。
そのため、2度目からはジーラスタを使用することになりました。
ジーラスタの投与には2通りあります。
①抗がん剤翌日に病院で注射する
②抗がん剤終わりにお腹に注射を貼り付けて、タイマーで翌日に自動的に薬が注入される
私は②の方法で使用しました。
①は人によっては注射がかなり痛みがあると言うのと副作用の辛い中通院するのが大変なので、個人的には②でありがたかったです。注入されている時も特に痛みは感じませんでした。
ただ辛いのが副作用で、ジーラスタの翌日から身体中の筋肉痛が2〜3日続きました。毎回特に首のリンパ辺りが両側腫れてしまい食事も飲み物を飲むのも辛く、抗がん剤の副作用よりもこちらの方が辛かったです。また、人によっては熱が出てしまう方や腰痛が辛い方もいらっしゃるようです。
でもジーラスタのおかげで2回目からは発熱もなく、白血球の数値も3週間で復活し、スケジュール通りに抗がん剤を終えることができました。