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「NEW SALES」の時代

本日、新著「NEW SALES -新時代の営業に必要な7つの原則-」の予約が開始されました。

有難いことに、予約開始早々にAmazonでビジネス書ランキング1位になりました!

ご予約頂いた皆様、本当に有難うございます。

青臭いかもしれませんが、僕はこの本を届けることで本気でこの国の営業という仕事を変えたいと思っています。

本記事では、「NEW SALES」をどんな意思に基づいて書いたかをご紹介させて頂きます。

「NEW SALES」の時代

今、「モノの売り方」が大きく変わろうとしています。

本書では、これまでの古い売り方を「OLD SALES」、これからの新しい売り方を「NEW SALES」と定義しています。

「OLD SALES」から「NEW SALES」へ、「営業」をパラダイムチェンジできた企業と人だけが生き残る― 。

「OLD SALES」のまま脱皮できない企業と人は取り残されてしまうと 私は確信しています。

営業は個人から見た時に、非常に満足度の高い仕事です。

ある 調 査 で は 企 画 職 や 技 術 職 、 事 務 職 よりも 仕 事 満 足 度 の ラ ン キ ン グ が 低くなっています。

就職サイト「マイナビ」の調査では、大学生のおよ そ 9 割 が 「 営 業 を や り た く な い 」と 回 答し て い ま す 。

「 営 業 は や り た く な い 」と い う 人 た ち に 理 由 を 聞 い て み る と 、 次 の よ う な答えが返ってきます。

・毎日、 同じ商品を同じように説明していて「ツマらない」
・行動量ばかりが重視されて「キツい」
・自社の利益ばかり追い求めていて「ガメつい」
・口八丁手八丁で「ウサンくさい」
・一人で進めなければならないので「サミしい」
・精神論重視で「ダサい」
・お金の話ばかりで「キタない」

営 業 職 に 対 す る 印 象 に つ い て 私 が 実 施 し た ア ン ケ ート 調 査 に よる と 、 これまでの営業という仕事(「OLD SALES」)には、こんなネガティブなイメージがつきまとっています。

一方で、営業は企業から見た時に、非常に生産性の低い仕事です。

現在、日本企業の営業の生産性は極めて低い状況にあります。ある 調査によると、日本企業の営業ROI(投資利益率)は、ほぼ全業種で国 際水準と比べて低いことが分かっています。

2年間の様々な営業組織や営業担当への取材や議論を通じて分かったことがあります。

それらはこれらの仕事満足度や営業生産性の低さはすべて「OLD SALES」により生じているということです。

しかし、一部の企業や個人は「NEW SALES」を実践して、驚くような営業生産性や仕事満足度を手に入れているのです。

誰もがいち早く「OLD SALES」から抜け出し、「NEW SALES」に進化しなくては、時代に置き去りにされてしまう。

それなのに、新しい時代の営業「NEW SALES」について体系的に 説明した書籍は、これまでほとんど存在しませんでした。

現状では、経験を通して直感的に「NEW SALES」の重要性に気付 いたごく一部の企業と個人だけが、試行錯誤を重ねながらそれを実践し、大きな成果を上げています。

そこで本書では、これからの時代に必要な「NEW SALES」を、あらゆる企業や個人が実践できるよう、再現性と実効性のあるメソッドとし て紹介していきます。

本書を通じて、日本の営業という仕事が「NEW SALES」に生まれ 変 わ れ ば 、 そ れ は 間 違 い なく、 企 業 に と っ て も 個 人 に と っ て も 大 き な 成 長の機会となります。

NEW SALESに必要な7つのS


本書ではみなさんに分かりやすく伝えるため、「OLD SALES」と 「NEW SALES」を対比させながら、「NEW SALES」に必要な7つのメソッドを紹介していきます。

求 め ら れ る 考 え 方 と 具 体 的 な方法論を、本書では「7 つの S」として紹介しています。

現場で働く営業担当者向けには、Chapter 1の「Story(「商品」ではなく 「物語」を売る)」、Chapter 2の「Surprise(「挨拶」ではなく「驚き」を届ける)」、 Chapter 3の「Scenario(「自社が主役の台本」ではなく「顧客が主役の台本」で動く)」、Chapter 4の「Sympathy(「自分のキャラクター」ではなく「相手のキャ ラクター」に合わせる)」を用意しています。

組織を動かす営業管理職向けには、Chapter 5の「Share(「属人的な チーム」ではなく「再現性のあるチーム」をつくる)」、Chapter 6の「Score(「感 覚的なチーム」ではなく「科学的なチーム」をつくる)」、Chapter 7の「Significance
(「 金 銭 報 酬 だ け の チ ー ム 」 で は な く「 意 義 報 酬 に あ ふ れ る チ ー ム 」 を つ く る )」 をまとめました。

経営を担う営業担当役員や営業企画担当者向けには、SpecialChapter の「『セールスイネーブメント』への招待状」で整理しています。

この一冊で、営業に関わるあらゆるビジネスパーソンが「OLDSALES」から「NEW SALES」へと生まれ変わることができます。

読者のみなさんが、あなたのいる組織のセールスイネーブルメントに成功し、営業ができる喜びを手に入れることを心より祈っています。


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