見出し画像

【吃音の子を持つ両親向け】吃音の子に対する接し方

どーも。こーじです。
親子向けの記事や、子育ての記事が人気が高いようです。
確かに、子供思いのパパママは子育てで悩みますよね。

本日は、【吃音の子を持つ両親向け】吃音の子に対する接し方というテーマで記事を執筆しました。

吃音は辛い。それをまずは理解して。

吃音の子を持つご両親にはまず理解していただきたいことがあります。

それは、

吃音症=辛い

ということです。吃音を抱えて人生を生きるということは、

・コミュニケーションが円滑に取れない
コミュニケーションを取ろうとしても言葉を円滑に操ることができないので相手次第ではコミュニケーションをとらないを選択をしてしまいます。友達に真似されたり、いじめられる可能性が高まります。

・喋ろうとしても喋れない
電話で自分の名前を言うのも難しい、住所を言うのも一苦労。
人によっては自分の名前、生年月日、住所をいうだけで3分かかります。

・質問ができない
わからないことを質問したい。でもどもっちゃうから質問することが難しく、わからないままの状態でいることが多い。学校だと、「先生に質問ができない」このようなことが起こります。

吃音症だけではありませんが、障がいを持つ辛さはその人しかわかりません。障がい持つことはあなたが思っている10倍辛い。これだけは断言できます。

吃音の子の接し方

次に、吃音の子の接し方について解説します。


・子供がどもっていても、ゆっくり聞いてあげてください
ゆっくりと話しかけたり、十分に間をとりながらゆったりと子供に対応をすると子供は安心します。そして話すことに自信を持つことができます。

・言葉が出るまで待ってあげてください
子供が吃音症の症状でつまってしまい、なかなか声が出てこない時は、待ちましょう。急かされると、「早く話さなきゃ」と焦りが生じて、逆効果となります。

・聞く姿勢を意識(嫌な顔をしない)
どもる時に、顔をしかめられるほど辛いことはありません。無意識に顰めてしまうことも多々あるので、吃音の子の話を聞くときは注意してください。

・学校や同級生に理解を求める
吃音症について知らないと、何回も聞き直されたり真似をされてバカされます。相手が子供だと珍しいものが好きなため、悪気がなくて真似をします。
ですので、親自身が学校に出向いて、学校側に吃音症の理解を求める説明をしましょう。理解ある学校に通って、理解のある同級生に囲まれるとまじで学校が楽しくなります。

本質的に大事なのは、話し方や見せ方ではなく、中身です。話している内容です。そこに耳を向けて話を聞くようにしましょう。

吃音者はジーニアス??

・吃音者は小さい頃から自分が吃音であること
・周りと話し方が違うということ

を認識し、吃音が出ないように隠そうと常に頭で言葉を選びます。

そして、相手にどう詰まらずに話すかを考え、喋るたびにどの言葉がどもりくいかを無意識に選び話します。このとき、脳はめちゃくちゃ活性化します。(言葉選びはめちゃくちゃ頭使いますからね。)

例えば、

母さんと言いたい時に、の字がでないときはすぐさまお母さんにかえてみたり、ママ、母にかえてみたりして、常にいろいろな角度から言葉を選んで考えて話してています。

また、小さい頃から相手の表情、雰囲気に敏感な癖が身に付くため、

相手の表情に意識を向け、相手の嫌な言葉、嬉しい言葉
そして、相手の気持ちを察する能力もついています。

そのため小さい頃から、こういうことを繰り返してきた吃音当事者のことを私はジーニアスと呼んでいます。

もちろん、吃音によって身につく能力はこれだけではありません。

それに関しては次回以降の記事で紹介していきますね。

まとめ

では、今回の記事の内容をまとめます。

吃音の子を持つ親は、

・吃音の辛さを理解する
・子供がどもっていても、ゆっくり聞いてあげてください
・言葉が出るまで待ってあげてください
・聞く姿勢を意識(嫌な顔をしない)
・学校や同級生に理解を求める

ということを行ってください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

\吃音でも前向きに楽しく生きれる術が学べるオンラインサロン/
https://www.npo-scw.org/online-salon/

\吃音でも吃音を気にせずお勉強ができる学習教室/
https://peraichi.com/landing_pages/view/scwaozora

\NPO法人 日本吃音協会(SCW)の公式サイト/
https://www.npo-scw.org/

\NPO法人 日本吃音協会(SCW)が運営するメディア/
https://www.npo-scw.org/media/

\吃音をカジュアルに伝えるグッズ/
https://npo-scw.stores.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?