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誰にでも共通する「幸せ」になる方法

幸せになりたい。
ほとんどの人はそう願いますよね。

いや、不幸になりたい
そんな人はいないことを前提に
お話を進めますね。

ところであなたは今 幸せですか?
はい、幸せです!

そう即答できる人は
意外と少ないんじゃないでしょうか?

かと言って不幸だなぁとも
思えいないんじゃないですか?

じゃあ、幸せでも不幸でもないんでしょうか。

まずは「幸せ」について
考えてみましょう。

幸せという言葉って
とっても抽象的な言葉ですよね。

朝目覚めて晴れていた
それが分かった瞬間に
幸せを感じる人もいます。

その一方で
数十億の資産を持っていても
それほど幸せを感じない人もいます。

その差は一体、何だと思いますか?

個人的な意見で恐縮ですが
価値観の違いが大きいと思います。

人それぞれ、持っている価値観は違いますよね。
その価値観によって違うということだと思うんです。


僕が15年ほど前にIT企業で
プログラマとして働いていた頃の話です。

大手町に会社がありました。
プロジェクトによって
色々な企業に出向したりしていました。

当時、僕は同僚と2人で某大手電機メーカーに
出向していました。

その日は月に1度の帰社日でした。
帰社日は午前中に、自社に戻って
今のプロジェクトの現状報告や
今抱えてる問題などについて
上司に報告したり、会議に出席したり
打ち合わせをして、午後からは出向先で仕事です。


自社での仕事を一通り終わらせて
同僚と2人で出向先に向かうため
駅に向かって歩いていたときのことです。


会社と駅の間に首都高速が通っていて
その首都高速の下に小さな公園がありました。


ちょうど首都高速が
公園の屋根のようになっているんです。

その公園にブルーシートで家を作って
住んでいるホームレスの人が2人
うららかな春の陽気の中
お茶を飲んでいました。


僕と同僚は出向先に遅れないように
急ぎ足で駅に向かっていました。


同僚が横目でそのホームレスの人たちを見ながら
「かわいそうに」とつぶやいたんです。

僕は思わず、苦笑いして
「かわいそうなのは、僕らの方かもよ」
そう言ったんです。


同僚は???
「なに言ってんですかぁ?」
と不思議そうな顔です。


僕はそれに答えて
「いや〜、こんな気持のいい陽気に
時間を気にしながら急ぎ足で駅に向かう僕らだよ。
あの人たちはのんびりお茶を楽しんでいるんだから
幸せなんじゃないのかなぁ?」

同僚:
「あの人たち 家もないんですよ。
それに収入もないし、かわいそうじゃないですか。」

僕:
「何言っての、都内に1軒屋もってるじゃん」

その後は仕事の話になりました。


同僚はお金や家が重要だと考えていて
僕はゆっくりする時間が重要だ
と考えていたんです。

まあ、どちらが正解ということではないですよね。
お金や家があっても
忙しすぎるとゆっくりする時間は持てないし
ゆっくりする時間ばかりあって
お金も家がなくても考えものです。

結局、バランスなんだと思いますね。
バランスが崩れると何かがおかしくなるということですね。

話がそれますが アーシュラ・K. ル=グウィンの
「ゲド戦記」というシリーズものの本を
読んだことはありますか?
僕がその本を読んで受け取ったメッセージは
【世界の均衡を保つことが大切】でした。

「均衡」つまり、balance バランスですね。
何にでも言えることかも知れません。
バランスが大切なんだと思います。
「ゲド戦記」興味が湧いたら読んでみて下さい。

話を戻しますが
持っている価値観の違いから
ホームレスの人たちを見た感想が
まるで違うんです。


この頃 僕がよく言っていたのが
「万人が幸せになる方法」でした。

その方法というのが
自分は幸せであるということに気づくこと
でした。


少なくとも日本に不幸な人って
存在しないんじゃないか?
というのが僕の考えでした。


みんな、自分にないモノ
自分が持っていないモノを探し求めて
「それを手に入れることで幸せになれる」
そう思っているんじゃないかと考えたんです。

ないものを探すんじゃなくて
今あるモノに目を向ける
これが僕の考える幸せになる方法です。

あなたも今 それほど幸せを実感できない
そう感じているなら
一度、時間をとって
今、自分が手にしているモノを
紙に書き出してみてください。

きっと幸せに気づけると思います。
不幸な人は
ほとんどいないと思います。

自分が不幸だと思い込んでいる人はいると思いますが
それは幸せに気づいていないだけだと思うんですね。

まずは、幸せであることに気づくこと
これが大切なことだと思います。

今の幸せに気づいて
今よりもっと幸せになりましょう。

僕が考える幸せになる方法でした。
ありがとうございます。


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