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私は「仕事ができない人間」です。

私は「仕事ができない人間」です。

その理由は、上司からの言語による指示を
期待通りに理解することが難しいからです。

これは、私が持つ自閉症の自覚症状の一つでもあります。

では、「仕事ができない人」は幸せになれないのでしょうか?

少なくとも、仕事ができる人には、
仕事ができない人の気持ちを理解するのは難しいと感じています。

上司となる人は、仕事ができるからこそ上司になるわけで、
私は、そうした「仕事ができる人」と分かり合えたことがありません。
なぜなら、両者の考え方が根本から違うからです。

私は、目の前のことに集中しがちで、
未来を具体的にイメージしながら仕事を進めることが苦手です。

一方、管理職の人々は、
会社が成功する未来をどのように作り上げるか、
それを考えるのが仕事です。

未来を描ける人々からすれば、
目の前のことしか考えられない人間を
「仕事ができる」と評価するのは難しいでしょう。

20代の頃、私は「仕事ができるね」とよく言われていました。
その時は、責任の範囲が目の前の仕事だけに限られていたからです。

しかし、40歳を過ぎると、
会社の経営を意識した責任が求められるようになり、
それまでの「仕事ができる」という感覚は通用しなくなりました。

周りを見渡すと、自分より若くして管理職になっている人が多くいます。
彼らは、未来を自分の手で作り上げようとする強い意志があり、
そのために猛烈に働いています。

私にはそれができません。

自分のこれからの人生はどうなるのだろうか?

そう考えると同時に、
同じように悩みや生きづらさを感じている人も多いのではないか、
と考えるようになりました。

社内を見渡しても、
同じような課題を抱えている人が少なからずいるように思えます。

そんな中で、私もこの課題に対してどのように向き合い、
どんな解決策を見つけられるのかを模索する日々を送っています。

そして「仕事ができない人」が幸せになる方法を実現します。

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