会社がピボットした話
4月。会議でいくつかの大事な決定をした。多くはこれまで発言してきたことを追認するものだ。
6月末、たったの2ヶ月でまた状況は変わってしまったが、書いておかないと消えてしまうので、一応ひっそりと書いておく。
オンラインに軸足を置く(瞬殺)
まず、事業環境について。オンラインとオフラインの併存を前提とせず、オンラインに軸足を置くことを明確にした。オフラインに戻る様子がないためだ。
これは当たり前に見えるかもしれないが、これまでオフラインになったらどうするか、オフラインとの整合性、ハレーションなどを気にし続けてきたため、「別物」として進化させていくことにした。
もちろん、オフラインが増えれば、ラッキーだが、当面、それは期待できないものと考えた。
※この状況は6月に大きく変わった。ラッキーが起きたからだ。
内製化×体験型×オンラインの市場の終わり
認めたくない事実であるが、研修内製化×体験型×オンラインは実施側のハードルが高すぎることを改めて明確にした。つまり、市場が小さいのだ。
この2年で内製化できているのは、ベテランの人材開発担当者か、すでに実施が決まっているものがあり、コスパがよいと判断されたものだけであった。
サブスクリプションの定額課金についても、結局のところ、課金形態がハードルを高めていた。
また、サブスクリプションの「色々とできる」も魅力になっていなかった。
もともと既存顧客向けに開発を進めていたため、そもそもそれが何かという発信が弱まってしまっていた。
これらをカバーするために、新人をベテランにするにはどうするかということで講師向け講座も作ったが、それでは遠回りすぎることがわかった。(一冊の本がかけるくらいのボリュームがあったので、まとめたい。)
小さい市場で数を取りに行く商品性は良くない。ではどうするかについては、大まかな方向性が決まった。
なぜ内製化がやりにくくなったのか
研修を外注するのと、内製化するのには大きな責任の差がある。やる側は失敗したくないから、中身をきちんと理解したい。
なので、中身を知るためにフルコースで体験をしたいということになる。
ただ、集合する体験会は今はやりにくい。やってもグループが作れるほどの人はこないだろう。
かと言って、オフラインのものをオンラインで完全に再現もできず、かつオンラインで半日以上もかかる体験会はなかなか大勢きてくれない。
そうしている間に、時間は経ち、お客さんはみな異動や担当交代してしまった。
ついに講師派遣解禁(絶好調)
当社は内製化をゴールに初回講師派遣をしている。2回目から講師派遣はせずに内製化してほしいためだ。
ここを拡大した。まず、やったことがある人を増やすこと。これだけが今の現状を溶かす方法だ。
さて、6月からは講師説明会、7月にはサイトの完成、そして講師育成を意図したウェビナーを次々に開催。
その中で、じわじわ仕事も増えてきて、9/15には講師陣のデビュー戦も控えている。楽しみだ。カレイド、第5ラウンド。