見出し画像

石川旅行記(2)白山-白山比咩神社-

地元駅そばに白山神社があり、小さい頃から夏祭りというと最寄りよりも白山神社の祭りを楽しみにしていた。

その白山神社の総本山は石川の白山にある白山比咩神社(しらやまひめ)だといわれる。(過去には色々と争いがあって今は決着しているらしい)

今回は、その白山比咩神社を目指し、仕事を終えて車で白山市へ向かう。

前回はこちら

白山市には鶴来という駅があり、つるぎと読む。前回、新幹線つるぎで小松についたと書いたが、この鶴来なのは言うまでもない。つるぎはやはり剣ともつながる。近隣には金剱宮(きんけんぐう)という神社もあり、この剱はつるぎのことだろう。

道中、大きな川を渡る。手取川といい、石川という通称で呼ばれた時期もあり、県名の由来となる川だ。

手取川を超え、車を走らせると、金剱宮やら、石川県触れ合い昆虫館やら、知田工房やら、獅子ワールド館やら、色々と興味深いものが見えてくる。

知田工房は、獅子頭専門の工房だ。獅子頭とは、獅子舞に使う頭のことである。

こうして作られた獅子頭は、獅子ワールド館にたくさん展示されている。

獅子ワールド館のそばからは、獅子吼高原からゴンドラリフトに乗って、移動できる。今回は時間的に行けなかったが、次回チャレンジしてみたい。

空腹な僕はまず観光案内所でおすすめされた草庵に向かう。石川県トップクラスのそばが食べられるらしい。

季節モノの茄子の揚げそばを頼んだ。

大きなシシトウが入っていた。なぜ、シシトウ?と考えたときに、このあたりの名物の獅子頭とシシトウをかけているのだと察した。なかなかのセンス。

--

次は、いよいよ白山比咩神社。祭神は菊理媛命。菊理媛命は、イザナギとイザナミの仲裁をしたとされる日本書紀上に登場する神様で、一瞬だけ登場するにも関わらず、それだけで白山神社3000社の主祭神になっている謎の神様だ。

白山比咩神社の北参道に車を停めて参拝する。本来は表参道から入るのが筋らしいので、あとから表参道まで回り込んでみた。

表参道入口

表参道からは苔生した静謐な参道が続く。

鳥居を潜って直角に曲がり、川を渡る
そのまましばらく歩く
老スギを超える 昔は触れたらしい
参道終わりの二の鳥居
そこを登ると表参道の終わりに注意書き

クマスポットだとここで認識した。注意書きおそくね?と思いながら参拝。

7月だが、夏越の大祓がやっていたので、くるくるくぐり、参拝する。神紋は三子持亀甲瓜花というらしく、亀甲が使われているので出雲系という説あり。

外拝殿から上を見上げると謎のカラス。ヨゲンノトリと書いてあり、検索すると、まさかの妖怪(笑)

コレラを予言したそうで

北参道には、觸穢の所というのがあり、セルフお祓いができるとあるが、そのための大麻(おおぬは)や塩は設置されていないようにみえた。

--

北参道そばの駐車場には売店があり、酒「菊姫」を買う。菊姫はもちろん菊理媛のことだろう。手取川は菊も多い場所というのもあるのかもしれない。

この側にものすごく素敵な海鮮料理の料亭があり、心惹かれた。

長くなったのでここまでにします。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?