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10年前(初任時代)と現在の心境の変化

こんばんは。
こうじ先生と申します。

今日は10年前(初任時代)と今での心境の変化について書いていきます。
ぜひご覧ください。

授業での変化

初任時代の授業はとにかく教科書頼りでした。
「教科書を教える」という典型的な面白くない授業展開でした。

面白くない授業の典型と言えば、「喋りすぎ」です。
面白いトークならまだ聞けますが、私はとにかく文法の説明を長々としていました。

今、その時代のプリント等を見返すと「よくこれで授業してたな…」と絶句します。

それなのに、授業中寝ている生徒には厳しく叱っていました。
今思い返すと、後悔ばかりです。

現在の授業はとにかく生徒主体を意識しています。
生徒が自由に考える時間を増やしています。

全体での説明は長くても合計10分以内。
それ以外は基本、活動時間です。

やり方を自分で決めて、問題を解くというのが私のスタイルです。
だからこそ、Youtubeで解説動画を見てもOKにしています。

ただし、課題の難易度が適切でなければ、意味がありません。
その準備には力を入れるようにしています。

提出物での変化

過去、私は定期テストの際に「ノート・ワーク・ファイル」のフルセットを提出させていました。
答えを写して提出しようもんなら、絶対に許しませんでした。
2問まとめて丸をしているだけで、再提出にしていました。

経験を重ねるにつれ、提出物の重要性を考え直すことにしました。

全く異なる学力の生徒たちに全く同じ提出物なんて意味あるのか?
テスト1週間前は「提出物終わらせウィーク」になっていないか?
「提出物を終わらせること=勉強を頑張った」となっていないか?

など、さまざまなことを考えました。

その結果、現在提出物は一切なしです。
これはまだまだ検証が必要ですが、これからも実施していきます。

ただし、私は丁寧に何度も生徒に「提出物がない≠勉強しなくていい」だと説明します。
そしてそれぞれに合った勉強の仕方を探せるように、支援します。

生徒指導での変化

初任時代の生徒指導は校則が何よりも大切でした。
校則で決まっているからだめという考え方でした。

もうそれはそれは生徒とも保護者ともぶつかりました。

校則がなくなればいいとは思いません。
規範意識を育てるためにも校則は必要です。

しかし、それよりも心を育てることが先です。

現在は、「最終的に校則を守れるようになったらいいかな」という考え方です。
そのために順序立てて指導し関わり続けます。
心を育てるためです。

金髪で登校してきた生徒に「スーパーサイヤ人じゃん!笑」と突っ込むくらいの余裕ができました。
その金髪をすぐに黒髪に戻したところで、心は変わっていないのだから形だけの指導になります。
結局、別のことで問題を起こし続けます

だったら、なんで金髪にしてきたのかな?と考える方が結局は近道なのです。
昔なら怒鳴り散らして終わりでしたけど…。


いかがだったでしょうか?
今回は「初任時代との心境の変化」についてでした。

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