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「子どもたちに民主主義を教えよう」から考える

今日も読書レビューを書いていきたいと思います。
最近モチベーションも高いので、集中力が高く読書スピードがかなり速くなりました。

絶好の機会なのでたくさん読書に浸かりたいと思います。
そしてせっかくなので、レビューもかけるだけ書いていきます。

しかし、書くのがめんどくさくならない程度の質で書きます。
今日の本はこちらです。


最上位目標を常に意識する

とにかく作者の工藤先生の本ではこのセリフが何度も出てきます。
何のためにあるのか?
この問いに真摯に向き合っていくことが大切だと。

そしてこのセリフに付け加える言葉があります。
それは「全員が合意できる」です。

つまり「誰一人として置き去りにしない」教育を目指そうというものです。

多数決の問題点

多数決で物事を決めていくことは、少数派を切り捨てることになります。
これでは前述した「誰一人置き去りにしない」は達成できません。

いろんな多様性や個性を認めようと言っておきながら、教室では多数決により少数派を簡単に切り捨てていく。
これが現代の学校現場で起きている矛盾なんだと思います。

矛盾を起こさせる

学校を変えていくために、まずは長期的な目線を持つこと。
そして、教員が矛盾を感じることが意識改革の起爆剤になります。

①自分の中に矛盾が起きる

「何のためにやっているんだっけ?」
「メリットとデメリットって何だっけ?」といった本質的な問いから始める。
そうすることにより、少しずつ「あれ、、、そう言われてみれば、、、」と本質を考えるようになります。

②優先すべきものを自問自答する

最上位の目的を思い出すことで、それに対する適切な手段を考えるようになります。
宿題を例に挙げると、目的は「わからないことをわかるようにすること」です。
決して「量をこなすこと」ではありません。

それがわかると、「どんな宿題にすれば良いのか」となり「そもそも宿題は必要なのか」といった思考になっていきます。

③矛盾しない自分に変わっていくプロセスを考える

最後に「頭ではわかっているけどなかなか変われない」という自分に出会います。
長年実践してきた内容を変えるのはとても大変なことです。
だからこそ、長い目線で自分がどう変わっていきたいかを考えることが必要です。

私にできること

私は今までも学校改革をしようと試みてきていましたが、「(職員室で)誰一人として置き去りにしない」ことが欠けていたなと思いました。

なぜなら改革をしようとすると必ず反対派の先生がいたからです。
この本では対立する教員も誰一人として取りこぼさないように、対話を続けてきたとありました。

私と違う考え方の教員と対立ばかりしていた過去があるため、反省です。

これからは「最上位の目標」を達成するために、そして「誰一人として置き去りにしない」ために対話を続けていきたいです。

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