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働き方と歯磨き粉

こんにちは。
こうじ先生と申します。

今日は「働き方と歯磨き粉」という不思議なタイトルで書いていきます。

歯磨き粉

私は浪費癖があります。
ヘアーワックスもまだ余っているのに新しいものを買ったり、中途半端に使ったハンドクリームが何本も家にあります。
よく妻に「あれまだ使えるじゃん」「また新しいもの買ったの?」と言われてしまいます。

そんな中、なぜか知りませんが歯磨き粉だけは最後まで使い切ります。
妻と立場が逆転するのです。

「パフっ」ともうなくなった感が出てもまだまだ使います。
蓋を閉じてブンブン振ればまだ出てきます。
時には、後ろから小さく畳んでいけばまた出てきます。

妻が新しいものに変えようとしても私が「まだ出るよ!」と馬鹿力で出し切ります。

とあるサイトから借りました

なので使い終わった歯磨き粉はいつも小さくボロボロになります。

働き方

私は過去に1ヶ月の残業が160時間を超えました。
全ての仕事を全力でこなしました。
もっとよくならないかと突き詰めていました。

任された仕事を全て全力でこなしました。
しんどい時も「まだ力が余っているはずだ」「まだできるはずだ」と言い聞かせていました。

そうすると「あいつはできる」と思われます。
どんどん新しい仕事を任されるようになりました。

当時は認められたと思い喜んで引き受けていました。
もう余裕なんてなかったのに。

それでも自分ならできると言い聞かし、がむしゃらに働きました。

しかし、そんな無敵な体はどこにもありませんでした。
私は鬱になり休職せざるを得ませんでした。

働き方と歯磨き粉

この話と歯磨き粉、似ていませんか?

歯磨き粉は「まだ出る」「振り絞ったら出る」と思い最後の最後まで出し切ります。
一応歯磨き粉は出るのですが、めちゃくちゃ頑張ってもほんの少ししか出ません。

そして、使い終わった歯磨き粉はボロボロの状態です。

働き方もそうです。
まだできるか?と問われればまだできるのです。
しかし、歯磨き粉のように最後までやりきろうとすると体や心はボロボロになってしまいます。

それではダメなのです。
今の教育現場に必要なことは「その間を埋めない」ことです。

隙間があればすぐに何かの仕事を増やそうとします。
児童生徒のためだと、新たな活動が増えます。

確かに物理的にはできるんですよ。
しかし、その空白を埋めることによって我々の心身がどんどんボロボロになっていくのです。

それは長期的に見ると児童生徒のためにならないのです。
働き方だけは歯磨き粉と同じにしてはいけません。

「まだできるけど、少し余白を残そう」

この気持ちがあれば、きっと働き方改革は進むと思います。

歯磨き粉みたいな働き方はもうやめませんか?


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