見出し画像

生徒指導とキャッチボール

こんにちは。
こうじ先生と申します。

前回「働き方と歯磨き粉」という記事を書きました。
これからも少しずつ不思議タイトルシリーズを投稿していきます。

今回はあまり不思議感はありませんが、、、

若手の頃の悩み

1校目では生徒指導に悩みました。
何を怒ればいいのか、何を許すのか。
生徒との距離感も難しく、たくさん失敗しました。

あるときは指導しなくて管理職に怒られたり。
あるときは指導しすぎて、生徒との関係性が崩れたり。

生徒指導が上手くいかず、自分は教師に向いていないんじゃないかとさえ思いました。

点と点

若手の頃は点と点で生徒指導を行っていました。
具体的に書くと、その場のしのぎの生徒指導です。

普段から何も意識させていないのに、いきなり厳しく叱っていました。
生徒からすると「いきなりなんだよ」としか思いません。

点と点がつながらずに、指導に一貫性がありませんでした。

点と線

経験を積んでからは、点と線を意識して生徒指導するようになりました。
生徒の意識させたい行動を繰り返し伝えるようにしました。

決して怒鳴ったり、怒ったりしません。
何気ない世間話から、「こうなってほしいな」と伝えるのです。

もしそれでも問題行動を起こすのであれば、指導します。
しかし生徒は普段から話をされているので「いきなりなんだよ」とはなりません。

もちろん、思春期なので素直に「はい、すみません」とは言えません。
そんな簡単なものではありません。
しかし、生徒の心には刻まれるはずです。

生徒指導とキャッチボール

現在は点と線に加えて、野球のキャッチボールに関連づけて考える癖がつきました。

生徒が投げられる距離をどんどん伸ばすことで、生徒を成長させることができます。
しかし、その距離感こそが大切なのです。

距離が近すぎる先生

これはスモールステップとしてはいいのです。
しかし、ずっとその距離でやっていると生徒はいつまで経っても成長しません。
生徒にも甘えが出ます。
優しい先生だと生徒からは一時的な人気が出るかもしれません。
しかし、そんな目先の人気にすがりついてはいけません。

距離が遠すぎる先生

これは生徒にとっては苦痛です。
まだ遠くまで投げられないのに、先生が「ここまで投げろ」と言っても無理なんです。
この先生は職員室では「あの子はダメだ。甘い。」と言います。
しかし、その先がないのです。

「ダメだから指導した」
果たしてその先は?
それがなければただの先生のエゴです。

大切なこと

生徒とキャチボールできる距離感を知ることが大切です。
近すぎても遠すぎてもダメです。

この距離感を見極めることが生徒指導の難しいところなんです。

「今のこの子にきっとこれは難しいだろう。少し距離を縮めてスモールステップにしよう。」
「この子ならきっと、ここまでできる。少し距離を伸ばそう」

そんなふうに目の前の生徒との距離感を正しく見極めていくことが大切です。
ではどのように距離感を見極めるか。

それは生徒との対話しかないのです。
普段から生徒と関わり、生徒のことを理解すること。
それしか方法はありません。

時には距離感を間違えながらも、少しずつ見極めるしかないんです。
皆さんの生徒との距離は適切ですか?

まとめ

今日は私の生徒指導観をキャッチボールに例えて書きました。
少しこの文字数ではまとめにくくかったですが、少しでも皆さんのヒントになれば幸いです。

Twitterでも日々配信しております。
ぜひフォローしてください!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?