D・フィンチャーがモンディーノとコラボしていた。
こんにちは。エグチです。
今回は、映画も写真も好きだという人にぜひ。
フィンチャー版『ドラゴンタトゥー』。本家スウェーデン版がとても良いので、監督は雇われ仕事として、いい割り切りをしてます。ストーリーもプロダクションデザインもディティールに凝ったマイナーチェンジを施す程度にし、無駄がなくヴィジュアル強度も強い、シャープな印象になりました。ヒットもしました。リメイクでもきちんと結果を残す。さすがです。
フィンチャーフリークを喜ばす、何かしらの余韻を作品に残すことの多い監督。本作の功績は、前作『ソーシャル・ネットワーク』で端役だったルーニー・マーラのメジャー化ともう一つ、これはあんまり知られてないと思いますが、実は映画に縁がなかった御大ジャン・バプティスト・モンディーノを公式フォトグラファーとして起用したことだと思います。
MONDINOと言えばポートレート。
強い。なんてことないけど強い。牛撮っても強い。
本題はこちら。
キャラクターの個性を引き出す、シンプルなポートレートショットの魔術師。もっとハードな写真もありますが、今回はこのぐらいで。
ちなみに同じルーニー・マーラをモンディーノがふつうに撮るとこうなります。
フィンチャー版はH&Mとコラボも。コスチュームデザイナーがリスベットそのまんまです。
映画スタジオは、こういうコラボレーションができるようなヴィジュアライゼーションの上手な監督を欲していたんでしょうか。マーケティング的に。
モンディーノが撮ったMVは別の機会に!
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