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ノンストップライティング→ChatGPTでネタ出し

どうしても作文できない。ネタが思い浮かばない。筆が一ミリも進まない。

ライターの多くが陥るだろうこの窮状を、ChatGPTの助けで一気にチャンスに変える試み!


魔法の手法:ノンストップライティング


文章書きにどうも集中できない。ていうか書き始められない……こういう窮状を打開にするのに有効な手法な一つが「ノンストップライティング」です。

ノンストップライティングのルール

  • 時間を決める(たとえば15分)

  • その時間設定でストップウォッチを起動し、終了までの間は絶対に手を止めずにひたすら書く(キーボードを打つ)。

  • 書くネタに詰まったら「ネタが詰まった」ということを書いて先を続ける。

  • どんなに文章がめちゃくちゃでも気にしない。文法ミス・誤字脱字変換ミス・書法の乱れ・筋の破綻、いっさい気にしない。修正はしない。バックスペースキー使用禁止。

こんなルールでとにかく書いてみるわけですね。すると不思議なことに頭が執筆モードになり、エンジンが温まり、けっこうまともな文章が書けるようになってくるというわけです。

久しぶりにやってみました

AIが流行っているという。確かにChatGPTは熱い。だが、世間が全部そうかというとそうでもなさそうだ。むしろ大半はなんだそれって感じではないか。聴いたことはある、興味はあるというヒトはそこそこいる。そのうちの何割かがお試しにChatGPTの無料版にアクセスしてみて、感心したり、いやいやこれはまだ使い物にはならないなとしたり顔をしたりしている。しかし、自分は毎日活用している、これなしの生活はもはや考えられないなどと言っている人は、まだ私の周囲には見当たらない。だいたいは試しにちょっと遊んでみたが自分の仕事に活かすことは今のところは思いつかないという所に収まっている。ChatGPTが話題になって一年半ぐらいは立ち、一方では雨後の筍のようにさまざまなサービスが立ち上がっているのであるが、周囲はそれとは裏腹の雰囲気だ。これは逆にチャンスだと言わねばならないと思う。今がチャンスなんだ。そして、手先の器用で頭の回転の速いやつらが全てをかっさらうまではまだいっていない。のろまな俺でもまだまだやれることがいろいろありそうである。まだまだ先行者利益が狙えそうな場所なのだ。AIの使い方は、様々あるように見えて、実際の所、検索・要約・創造の三つに集約できると思う。このうちもっとも研究のし甲斐があるのは、いかにして「要約マシン」としてのAIをうまく使いこなすかである。いまのところ、成果を出している人は皆「要約」を上手くやっている。たとえば記事の下書きをChatGPTやClaudeに書かせるのは、創造ではない。これは立派に「要約」の範疇である。それ自体は完成品ではなく、今まで調べたこと、これから書こうと思っていること、それらを取り敢えず形にしてみたというわけであり、「取り敢えず形に」というのは正しく執筆材料の要約に他ならない。そこに肉付けして完成させるまで行って初めて「創造」である。創造はやはり人間の仕事であり、AIは所詮は助手の域を出ない。これに対して「要約」はAIの独壇場と言って過言ではない。その圧倒的なスピードと効率は生身の人間には真似できないものである。プログラムを書かせるのも「要約である。これも、それ自体が完成品となることはほぼ無いのである。様々なテストケースに耐えられることを確かめ、例外処理やら何やら作りこみ、ユーザーインターフェースを整えて、初めて完成である。AIが作ってくれるのは「だいたいこんな感じでできます」というプロトタイプであり、それは「作るべきもの」の「要約」と解釈すべきものなのだ。
こうして考えていけば、AIといえど恐れるに足らず、仕事を淡々と分担しあえばよいだけの相手だと分かる。細かいタスクにわけ、自分でやること、ヒトにやらせること、AIにやらせること、それぞれをわけて考えていけばよいのだ。これは出来の悪い信心の部下に仕事を割り振るのとそう大きく違うものではないだろう。社会人なら誰しも普通にやっていることに他ならない。

ここで設定時間(15分)満了でした。エディタの文字カウンターによれば1232文字。もう少し字数いけると思いましたが、ちょっと不調でしたね。

ここからネタ出しをする

話はもう少し続きます。ノンストップライティングを、トレーニングやウォーミングアップだけでなくネタ出しと叩き台の作成に活かします。ここからChatGPTを使います。

たった今書きだした文章をChatGPTに丸々つっこみ、以下のような感じのプロンプトを入力します。

すると、以下のように返ってきます。出力形式をJSONにしているのは私の趣味で、それほど重い意味があるわけではありません。

つづいて叩き台を作る

ここでメンション機能を使います。プロンプトに半角の@マークを打ち込み、

拙作カスタムGPTである「PREP/SDS/DESC Doc Structurer」を呼び出します。
その状態で、先の応答結果を利用して「たたき台」を作ってもらうのです。


Doc Strucuturerは、指定したフレームワーク(ここではSDS)に沿った記事本文のドラフトの他に、日英両言語で要約を出力します。

その要約文を通例ではDoc Structurerにお任せで書いてもらうのですが、今回はそれを最初から指定している形になります。上のスナップショットを見ると、最初にJSON形式で出力させた要約文がそのままDoc Structurerの引き継がれているのが分かると思います。

今回は私の調子が上がっていなくて平凡な内容しか得られませんでしたが、脳裏にふと浮かんだぶっとんだ発想などをもっと文字に起こせていれば、この段階でもう少し面白い原案が出てきたはずです。今回のように初手がいまいちだった場合は、あえてこれを否定してみたり矮小化したりしてみるといいでしょう。たとえば「人間の創造性をAIは超えられない。と皆いうが、本当にそう胸を張って言えるほど俺たち創造的かね?」みたいにね。

「ネタが思い浮かばない」への最強の処方箋

書くことが思い浮かばずキーボードを前に固まってしまった経験はほとんどの人にあるのではないでしょうか。

しかし、この方法では、頭の中には何となく纏まりなくモヤモヤ溜まっていた考えをうまく拾い上げることができます。自分が意識せず抱えていたテーマをネタにできるわけです。これが、今回試みた手法の肝と言えます。

もともと自分の中にあったものをサルベージしているのですから、これを記事に育てていくのはきっと楽しくやりがいのある作業になるに違いありません。
ぜひ試してみていただきたいと思います。

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