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「ないフェス」の感想をだらだらと語る。

2022年11月26〜27日、旅好きコミュニティPOOLOの大々的なイベント・POOLOフェス(通称「ないフェス」)が行われた。今回はその感想レポートnote。

特に結論があるわけではないので、フェスに参加して感じたことをバラバラと書いていきます。

1. ないフェスは、完全にコンセプト勝ち

全体的にすごくいいフェスだったんだけど、その一番の理由はコンセプト、世界観がしっかりしているから。

「何もない」がある世界〜最後に残ったもの〜

このコンセプトを決めた時点で、このフェスは勝ったと思う。「言葉」「お金」「役割」「愛」「意味」がない国を参加者が巡っていくって、楽しすぎるでしょ。

問題提起としても最高で、個人的にすごく好きなコンセプト。このコンセプトに基づくテーマソング、そしてPVの完成度もハンパない。

非常に素晴らしい世界観づくり。参加前からとても楽しみだったし、実際期待を裏切らなかった。

2. 当日まで、内容が分からなすぎ

コンセプトがとても魅力的なのは間違いない。一方で、フェスに向けて参加者を募集する段階では、あまりにも情報が少なかった。これはフェスの運営メンバーの課題だと思う。

個人的には、ないフェスのコンセプトを聞いただけで面白そうだなと感じて参加を決めた。ただ、僕を基準にしてはいけない。

フェスの内容が分からなすぎて、参加するかどうか決められないというPOOLO生も多くいた。彼らの意見は真っ当だと思う。

それなりのお金と時間をかけて参加を検討する側としては、募集の段階で情報があまりにも少なかったと言わざるを得ない。運営メンバーが細部までこだわって素敵なフェスを創っているからこそ、ここはもったいなかった。

3. 「愛がない国」最高でした

「愛がない国」ほんとに良かった。愛がなさすぎて(笑)。

国王のいっせいをはじめ、すごく温かい、愛のある方々が国を創っていたのも良かった。俺みたいに愛のない人が愛がない国をやっていたら、マジで荒れただろうから。

あそこまでやりきったメンバーに拍手を送りたい。愛がない国のスペースは真っ暗で寒くて、世界観が完全にできあがっていた。そして、みんな怖すぎた。結構ガチで泣いてる人続出してたもんね。

よくやりきった。本当はたくさんの愛があるのに、よく我慢して「愛がない国」を創り上げたなと。素晴らしいプロ意識(特にあやぱん)。僕はそこに愛を感じた。愛があるからこそ、あそこまでやりきれたんだろうな。

最高に怖く、最高に楽しく、最高に学びのある国でした。

4. 「役割がない国」運営楽しかったけど、時間なさすぎ

今回、僕は参加者でありながら企画にも少し携わらせてもらった。りょーちんに誘われて「役割がない国」の国づくりをやらせてもらった。

まずは貴重な経験をさせてくれて、ありがとう。企画側として、参加者とは違う楽しみ方も味わわせてもらった。

そのうえで文句を言うと、マジで時間がなさすぎ。もっと早く呼んでくれ。

最初にミーティングに呼ばれたのが11月15日。フェスの11日前だった。

てっきりやることは決まっていて、「コージーの役割はこれ。よろしくね」みたいな感じだと思っていた。

ところが話を聞くと、役割がない国でやることが全然決まっていないのだ。

そして国王のりょーちんに「ん?俺何すればいいのかな?」とか質問すると「役割がない国だから、役割はない」と切り捨てられる。マジカオス。

結果的にはみんなで色々アイデア出し合って、面白いものができたかなとは思ってるけど、もっと時間に余裕があれば、、、という感が強い。ギリギリすぎる。

運営メンバーがやることが多かったのは分かる。けど、こうやって色んな人を巻き込んでいくわけだから、さすがにもうちょい段取りよくしよ。

5. 役割を明確化したいタイプだと気づいた

「役割がない国」の国づくりに関わるなかで、色んなことを考えるいいきっかけになった。「役割って必要?」「役割って誰が決めるの?」「そもそも役割って何?」という無限ループ。

運営ミーティングをやっていて気づいたのは、僕はわりと一人ひとりの役割を明確にしたいタイプだということ。

役割がない国の中でやることについて、りょーちんと意見が割れた時。「最後は国王が決める問題だと思う。りょーちんに任せる」と僕は言ったんだけど、りょーちんは「これだったら、どう?」としつこく聞いてきた。

僕は、自分の役割をアイデア・意見を出すことと、当日手伝いをすることだと思っていた。そして、最終的な判断は全て国王・りょーちんの役割だと考えていた。

でも、りょーちんはそう考えてなかったみたい。そもそも、役割なんてないから。だから基本はみんなで意見を出して、みんなで話し合って、みんなで納得して決めていくスタイル。

僕は、チームで何かを行う場合、明確な役割分担をするべきという意見。

どちらが正解とか言いたいわけではないんだけど、結構ここは人によって考えが分かれるところだと思った。

6. 「言葉がない国」での体験は一生もの

「言葉がない国」良かった。絵を描く、踊るという、自分にとって完全なる苦手分野だったので、この国には行きたくなかったのだが、行ってみたら楽しかった。

というか、国王ぴこをなめてましたね、すいません。踊るのが苦手な人でも、自然と体を動かせるような、動かしたくなるような空間ってつくれるんだね。すごい。

初めて、ダンスを楽しいと思えた。絵を描くのも、なんか楽しかった。

フェスが終わって日常の世界に戻ったら、なかなか踊りたいとは思えないのが現状。それでも、言葉がない国での体験は一生忘れることはないだろう。

7. もっと運営メンバー自身も楽しめる設計にするべきだった

ないフェスの最大の不満ポイントを言いますよ。もっと運営メンバー自身も楽しめる設計にするべきだった。

今回のフェスでは色々なコンテンツがあったけど、やっぱり目玉は初日の各国を回るところだと思う。

運営(+国づくりに関わる)メンバーは、自分の国にいる必要があったため、なかなか他の国に遊びに行けなかった。ここは今回のフェス最大のミスだと思う。

誰よりも思い入れがあって、時間をかけてきたからこそ、自分たちがもっと楽しまなきゃ。運営メンバーとして、5つの国全て体験するべきだったと思う。

実際僕も初日は「愛がない国」しか回れなかった。2日目に特別に「言葉がない国」が開催されたのはありがたかったけど「お金がない国」「意味がない国」を体験できなかったのは残念だった。

もちろん運営、企画側の楽しさもある。でも参加者として各国を回る楽しさも体験しないと。

ちょっと考えれば、できたはず。国を回る時間を増やして、もっと時間に余裕を持たせてもよかっただろう。それぞれの国に入国できる時間を決めてしまって、順番に休み時間を設ければ、その間に運営メンバーも他の国を回ることができたのではないか。

8. 最高の誕生日をありがとう

今回のフェスは11月26〜27日。で、僕は国づくりの準備のため運営メンバーとともに前入りし25日から足柄に。

25日に28歳の誕生日を迎えたので、誕生日を祝ってもらいました。翌日のフェス本番でも11月誕生日の人として祝ってもらったので、2日連続お祝いされ、ケーキをゲットできた(ちびハム、誕生日でもないのにケーキ食べすぎだろ)。

最高でした、みんなありがとう。

9. 運営メンバーにひとこと

ゆま
運営メンバー、すごく良いメンバーだとは思う。ただ、かなりこだわりの強い、自分の理想の世界を持ったメンバーな気がする。彼らが「ああでもない、こうでもない」と騒ぐのをなんとかまとめて前に進めていく。そして、細かいこと、やるべきことを一つひとつこなしていく。ここを担当したのが、ゆまだと思う(全然違ったらごめん)。よくこのわがままチームをまとめあげたね。お疲れさまでした。

ぴこ
フェス当日も伝えたと思うけど、言葉がない国最高でした。前日の準備する姿も見てたけど、ぴこ、やばいね。自分の世界に入りすぎてて、やばい。

いっせい
「愛がない国」、俺を呼んでくれなかったこと以外は最高でした。いっせいの「やりたい」パワーって、すさまじい。いっせいの愛する力、愛され力があれば、何でもできる気がするよね。あと、もうすぐ誕生日おめでとう。

がっくん
素敵な上着を貸してくれて、ありがとう。遊びに行けなかったけど「意味がない国」本当に似合ってました。「意味がなさそうな顔してるよね」って言っちゃったけど、あれはガチです。素晴らしい。

りょーちん
「役割がない国」に誘ってくれてありがとう。おかげで普通の参加者とは一味違う、楽しみ方もさせてもらった。一瞬で曲作れるって、マジですげえな。

ぴろ
「お金がない国」行きたかったー。ぴろに名前もつけたかったー。本当にエネルギッシュで、素敵です。めっちゃ国王、似合ってた。


運営メンバーの6人へ。とても面白く、他の場所では体験できないフェスをありがとう。僕はけっこう運営陣の悪口も言ってたんだけど(悪口言うのが僕の役割なのです)、そんななかでも温かく迎え入れてくれてありがとう。楽しかった!

以上です。


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