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EXILE ATSUSHIの完全復活について思うこと

昨日、2022年12月21日は僕にとって、そして多くのEXILEファンにとって特別な1日となった。

EXILEのライブツアー「POWER OF WISH」のファイナルが東京ドームで行われ、「限定復活」として本ツアーに臨んでいたボーカルATSUSHIのEXILEへの完全復活が発表された。

僕は運良く、ファイナル公演に参戦することができた。ATSUSHIの言葉をリアルタイムに直接聞くことができた。

このnoteでは、今回のATSUSHIのEXILEへの完全復活について思うことを語りたい。

ATSUSHI復帰は最高にうれしい

まずはじめに自分の立場を明らかにしたい。

僕はEXILEファンであり、ATSUSHIファンだ。ATSUSHIが勇退してからも、新生EXILEのファンではい続けていたが「EXILEの中で誰が好きなの?」と聞かれたら、秒で「ATSUSHI」と答える。

ATSUSHIが好きだし、ATSUSHIがいるEXILEが好きだ。だから今回、限定復活を前言撤回し、ATSUSHIがEXILEに完全復帰したことは、最高にうれしい。今年一番の喜びだ。

ダサくても、自分に正直なATSUSHIが好きだ

ATSUSHIは2020年11月に「次のステージへと進化するために、40歳というのは、歌手として挑戦できる最後のタイミングではないか」とグループ活動を卒業した。

前言撤回して出戻りするのは、正直ダサい。自分の意思を貫く方がカッコいい感じがする。

それでも、昨日のATSUSHIの言葉からは覚悟を感じた。「吐いたつばをのみ込むことしてダサいと言われても、批判の声も受け止めます。僕はEXILE ATSUSHIです」。批判があったとしても、ダサくても、自分の気持ちに正直なATSUSHIが、僕は好きだ。

とはいえ、振り回されるメンバーのことを思うと…

これまで述べてきたように、僕は大のATSUSHIファン、EXILE ATSUSHIファンであり、今回の完全復活を心の底から喜んでいる。

しかし、一方で。今回の発表に対して快く思わないファンがいることもよく分かる。ATSUSHIが復帰することで、特に立場や役割が大きく変わるであろうボーカルSHOKICHI、NESMITHのことを考えると、複雑な心境になる。

はっきり言って、SHOKICHIとNESMITHは振り回されている。客観的に見て、そう思う。

ATSUSHIが2020年11月に卒業してから、TAKAHIROとの3人ボーカル体制に。「RED PHOENIX」ではボーカルの役割を全うしながらもハードにパフォーマンスをこなし、新生EXILEを予感させた。

コロナ禍の厳しい状況の中で踏ん張りながら、エンターテイメント、EXILEの新しい形を模索してきた。ここにきて、突然ATSUSHIがカムバック。

絶対的な存在であるATSUSHIの復帰によって、SHOKICHIとNESMITHのボーカルとしての出番が大幅に少なくなることは間違いないだろう。

一番苦しい時期を踏ん張って必死に新しいEXILEを作り上げようとしていた彼らのことを思うと、ATSUSHIファンの僕も心苦しい。

ATSUSHIとEXILEの問題点

さらに、ATSUSHIは一部「?」が浮かぶ発言もしていた。

誰かが喜んでくれることをやりたくて僕は歌っている。みなさんの笑顔や感動を壊す権利がないなと。EXILEを卒業する理由が僕はだんだんと見つからなくなってしまった

「ATSUSHIがEXILEにいないこと=笑顔や感動を壊すこと」であると。つまり、「ATSUSHIがいないEXILEは、笑顔や感動を生み出していない」とも捉えられる。これはいくらなんでもいただけない発言だ。おごりすぎだし、ATSUSHIが卒業してから新生EXILEとして走ってきたメンバーへのリスペクトを欠いた発言だ。

5万人超のファンを前に完全復活への思いを自分の言葉で語るのはとても難しいことだと思う。ATSUSHIは少し言い方を間違えたのであって、心の底から「自分のいないEXILEなどありえない」と思っていたわけではないだろう。ただ、結果的にあのような発言になってしまったのは事実で、そこはATSUSHIは反省すべきだ。

そして、もう1つ。ミスターEXILEであるATSUSHIは、あまりにもグループ内での存在感が大きすぎて、他のメンバーがATSUSHIにものを言える状況ではないようにも感じられる(外側からの感想で、実態は定かではないが)。

ATSUSHIは今回の復帰に際し、メンバー一人ひとりにしっかりと思いを伝えたと思う。僕はずっとATSUSHIを応援してきたので、彼が「自分のことしか考えておらず、他のメンバーの言うことは聞かない」ような人間ではないことを知っている。だが、外側からの見られ方はもう少しEXILE全体として考えていくべきかもしれない。

ATSUSHIはEXILEにとって特別な存在ではあるが、だからといって特別な存在にしすぎてはいけない。

EXILE魂をもって、前へ

EXILE ATSUSHIの完全復活をどのように受け止めるかは人それぞれ。すぐには受け入れらない人もいるだろう。とても喜んでいる僕でさえ、複雑に思う部分もある。

でも、それでも。前に進みたい。これからもATSUSHIとともに、EXILEとともに、多くのEXILEファンとともに。

これまでもEXILEは変わり続けてきた。これからも変わり続ける。僕たちをあっと驚かせることもたくさんあるだろう。

「ファンなら黙って応援しろよ」というのは、違うと思う。賛否両論、言っていい。いや、ファンだからこそ言うべきだと思う。

僕はEXILEの永遠のファンでいることは、約束できない。将来、もしかしたらファンをやめることがあるかもしれない。EXILEの変化に対して、異議を唱えることもあるかもしれない。

それでも、現時点ではEXILEが本当に好きだし、EXILE ATSUSHIの大ファンだ。昨日の発表を聞いてもそれは変わらないし、むしろよりいっそうEXILEが好きになった。

激しい変化を起こしたり常識を覆してこそのEXILE。これからも、その物語を一緒に見させてもらいたい。

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