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「コージーの世界一周」で自分と世界をもっと豊かに

僕は、世界一周に行く。

2023年1月、世界一周の旅に出る。
1年間の旅を通して、自分自身が豊かになり、同時に世界も豊かにしていきたい。

なぜ、世界一周に行くのか。
「旅」と「豊かさ」にどんな関係があるのか。

これから語っていきたい。
これはPOOLO3期特待生への応募noteですが、自分が今考えていることを率直につづったので、多くの方に読んでいただけるとうれしいです。

2015年9月。初めての海外ひとり旅

改めまして、コージーと申します。現在26歳で、フリーでライターをしています。自己紹介の代わりに、海外エピソードを1つ紹介させてください。

僕は2015年8月〜2016年7月まで、タイ・バンコクに留学していた。

留学して間もない2015年9月。初めての海外ひとり旅に出た。目的地はバンコクからバスで4時間ほどのナコーンラーチャシーマー(コラート)という町だ。

事件は帰りに起きた。バスを乗り間違えたのだ。バスが出発してから、Googleマップを見ると、明らかにバンコクとは逆方向に向かっている。

乗っているバスの行き先が分からない。次の停車駅も分からない。周りにいるのは全員タイ人で、英語が通じない。

恐怖で、足がすくんだ。話しかけるのは恥ずかしかったが、助けを求めるしかなかった。勇気を出して、隣に座っているタイ人のおじいちゃんに話しかけた。

やはり英語は通じない。それでも声をあげるしかなかった。車内で、何人にも話しかけた。英語と片言のタイ語と身振り手ぶりで、間違えたバスに乗ったこと、バンコクに帰りたいことを伝えた。とにかく必死だった。

5人目でなんとか会話が通じ、高速に乗る直前でひとり、降ろしてもらえた。とはいえ、ここがどこかも分からない。近くの民家に助けを求めると、青年がバス停までバイクで送ってくれた。

色んな人に助けられ、無事バンコクへ帰ることができた。自宅最寄りのバス停に着いた時、思わず涙が出た。アウェーだと思っていたバンコクがいつの間にかホームになっていたことに気づいた。

世界一周で、自分と世界を豊かに

初めての海外ひとり旅では確かに怖い体験もしたが、同時に面白くもあった。僕は完全に旅にハマった。

留学期間中、タイの各都市やラオス、カンボジア、ミャンマーなどを旅した。その後も西欧1ヶ月ひとり旅、モロッコと南欧の旅などを経験。これまでに計28カ国訪問してきた。

旅は決断の連続だ。どこに泊まるのか、何を食べるのか、いつ勇気を出して声をかけるのか。すべて、自分で決めていかなければならない。

旅は自分にとって没頭できるものだ。何が起きるか分からないスリルもあり、過去や未来を考えている余裕はない。今に集中せざるを得ない環境で、感覚が研ぎ澄まされる。

旅することで、感謝の気持ちを思い出すことができる。帰る場所があること、意思疎通ができること、世界の色んな場所に行けること。世の中は、感謝することばかりだ。

旅で、人生が豊かになっていく感覚があった。

だから、僕はまた旅をしたい。世界一周の旅に出たいのだ。

2023年の世界一周の旅。見たことのない景色を見て、様々な価値観を持った人々と交流し、味わったことのない体験をすることで、僕の人生は豊かになっていく。

さらに、世界一周の様子を発信することで、人生を豊かにする「旅」の良さを多くの人に伝えたい。「コージーの世界一周」で自分と世界をもっと豊かにしたい。

僕にとって、豊かさとは

人が豊かでいられるためのカギは、以下の3つだと思う。


・自己決定すること
没頭すること
感謝できること

誰かに決められるのではなく、自分で決める。
刺激のない日々を過ごすのではなく、好きなことに没頭する。
不満をぶつけるのではなく、今の環境に感謝する。

こんな生き方ができれば、僕たちは豊かな人生を送れるのではないか。

2020年末、僕は会社をやめた。

なぜなら当時、僕の心はまったく豊かではなかったから。

自分から提案するのではなく、上司に言われたことだけをやっていた。
生活の中心にある仕事に楽しさを見出せず、無気力で職場へ向かっていた。
周囲の支えやありがたい環境に目を向けることなく、上司や社会に文句ばかり言っていた。

物質的に豊かな現代に生まれたのに、戦争のない平和な日本で暮らしているのに、自分の生活が豊かだとは思えなかった。自己決定せず、没頭できるものがなく、感謝の気持ちも持てない僕自身の心が貧しかったからだ。このままではいけない。そう思って、退職を決めた。

2021年。着実に、僕の人生は豊かになっている。

その大きな要因になっているのが、現在住んでいる大型国際シェアハウス「KAMIKITA HOUSE」だ。

年齢、性別、国籍も多様な住人の多くが、人生を自ら選択し、やりたいことに熱中し、他の入居者に対して感謝とリスペクトの心を持って、生きている。

そう、KAMIKITA HOUSEには心豊かな人がたくさんいるのだ。彼らと出会い、語り合うなかで、豊かさが僕に伝染した。

フリーライターとして生きていく覚悟を自分で決めた。KAMIKITA HOUSEでは、住人インタビューやカミキタ新聞制作に没頭。多様な価値観を持った人と一緒に暮らせる環境に心の底から感謝している。

自分と世界を豊かにするための3カ年計画。2年目の2022年は、POOLOで加速する

2021〜2023年の3カ年計画で、自分の人生を豊かにしていきたいと考えている。

2021年、まずは心が貧しい状態を完全に脱することができた。

2023年の世界一周は、3カ年計画の集大成。世界を旅し、豊かさを謳歌したい。そして、旅での学びや発信を通じて、世界を豊かにしていきたい。

そこで重要となるのが2022年だ。2022年は、自分の豊かさを加速するとともに、周りにも目を向けられるようになりたい。

周りの人々や社会がどうすれば豊かになるのか。日頃から意識して、考えていきたい。自分の周りや社会全体が豊かになることは、自分の豊かさにもつながるからだ。

豊かさについて考え、学び、仲間たちと議論する。2022年をそんな1年にしたい。

そのためにはどんな環境に身をおけばいいのか。もう、答えは出ている。POOLOだ。2022年、POOLO第3期への加入が、僕の3ヶ年計画には欠かせない。

POOLOでの経験を直接的に、2023年の世界一周の旅につなげていきたい。

POOLOでやりたいことは、以下の3つだ。

「豊かさ」論をブラッシュアップしたい
世界を豊かにするための具体策をつくりたい
伝える力を高めたい

講義による学びやPOOLOメンバーとの活発な議論を通じて、自分の「豊かさ」論をより精度の高いものにしていく。さらに、豊かな世界をつくるためにどんな手段がとれるのかを検討し、実行へと移していく。そして、発表やチームMTGを通して、自分の「伝える力」を高めていく。伝える力は、世界一周においても、豊かな社会をつくるうえでも重要だと思う。

最後に

KAMIKITA HOUSEで暮らしていて、気づいたことがある。

豊かさは伝染するということだ。豊かな人の周りには豊かな人が集まる。心豊かな人が1人いると、周りも自然と豊かになる。

豊かさが伝染するのだとしたら、旅で世界は豊かになる。心豊かな旅人が世界を旅して、世界中の人々と交流したら、豊かさは自然と世界に広まっていくのだから。

僕は世界一周の旅で、世界を豊かにしたい。そして、旅人をもっと増やして、世界中に豊かさを広げていきたい。

2020年。目に見えないウイルスの伝染によって、僕たちの旅する機会は奪われた。だが、旅人も黙ってはいられない。豊かさを世界中に伝播させることで、旅の価値を証明していこう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!いただいたサポートは、次の旅資金に使わせていただきます。