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迷ったらストップ。それが僕の生き方。

「迷ったらGO!」という人がよくいる。

だが、僕の生き方の方針は逆。「迷ったらストップ」だ。

富士山登山を断念

2022年8月27日。楽しみにしていた富士山登山当日。僕は自宅のベッドで横になっていた。

前日に体調を崩し、泣く泣くキャンセルすることにしたのだ。

異変が起きたのは、前日の午前9時頃。

朝のジョギングを終え、シャワーを浴び、スマホを手に取る。文字が歪んで、読めない。

え?だんだん視力が弱くなってきていたけど、ついに俺の視力終わった?それともスマホの調子が悪いのか?

スマホを閉じて、本を開いてみる。やっぱり文字が歪んで見える。

やはり自分の目の問題か。いったんポカリを飲んで心を落ち着ける。

気づくと、頭が痛い。なんかだるい感じがする。

今日はベローチェで仕事をしようと思っていたが、やめよう。とりあえず寝よう。ベローチェ行き、キャンセル。

熱を測る。36.9度。汗かいてきて、かなり体がだるい。冷えピタを貼って寝る。

起きたのは14時過ぎ。頭の痛み、倦怠感はだいぶ良くなった感じはする。熱を測る。37.1度。上がっている。

食欲はあるので、昼ご飯を食べる。考えを巡らせる。

明日は初めての富士山。待ちに待った富士山。世界遺産に登録されている富士山。

ご飯を食べ終わって、なお考える。15時半過ぎ、その時は来た。

富士山登山断念を決断した。すぐに企画メンバーの中で最も優しいと思われるたっきーにLINE。登山グッズレンタル屋にも電話でキャンセルの連絡を入れた。

結果的には行けたかもしれないが・・・

決断までの数時間、ここが一番苦しい。

キャンセルを決めてしまえば、一気に気持ちが楽になる。そして体調も徐々に良くなっていった。

その後は読書したり(文字が歪んで見える現象はすでに治っていた。あれはマジで何だったんだろう)、ご飯を食べたり(食欲がなくなることはない)してゆっくり過ごした。21時過ぎには就寝。久しぶりにアラームはかけなかった。

翌朝、起きて熱を測る。36.5度。平熱。頭の痛みも倦怠感もない。ほぼ普段通りに回復したと言っていい。

富士山、登れたかもしれない。登りたかった。

楽しそうなみんなの姿を見て、羨ましくなった。この輪に入れなかったことを悔やんだ。

でも、僕はこの輪に入らないと決めた自らの決断を誇りに思っている。

めちゃくちゃ行きたかった富士山を平然とキャンセルできたのは英断だ。

人によって迷う基準が違う

富士山はみなさんご存知、日本最高峰。3,776mの山だ。

美しいだけでなく、険しい山であり、毎年、登山客から死者が出ている。

軽い気持ちで登る山ではない。万全な状態で挑むべき頂だ。

登山当日の朝にはほぼ回復していたので、何の問題もなく登れた可能性はある。だが前日に体調を崩した事実、特に頭痛の症状が出ていたことから、肉体的にも精神的にも100%の状態で登れないと判断し、断念を決めた。

登りたいし、登れる可能性もあっただけに、僕は判断に迷った。その迷いに気づいた瞬間、「迷ったらストップ」という自分の方針に基づき、決断した。

迷っている時点で行くべきではない、という判断だ。

「迷ったらGO!」というタイプの人もいると思うが、僕は「迷ったらストップ」派である。

迷った時にどうするかを考える時、重要となるのが、迷う基準だ。そもそもどのレベルで迷うかが人によって大きく違う。

僕は、基本的に悩まない。何とかなる派なので、結構危険があったり、リスクがあったりしてもGO!という判断をする。悩まずにGO!だ。

そんな僕が悩んでいるということは、かなりリスクが高い可能性が大きい。だから僕は「迷ったらストップ」という方針を掲げている。

一方で、わりとすぐに悩むタイプの人もいると思う。僕からすると「そんなの全然大丈夫でしょ。気にするようなことじゃないよ」というような段階で「どうしよう。やりたいけど、不安があるし・・・」みたいな人。こういったタイプは「迷ったらGO!」を指針にするべきだと思う。

彼女たちはリスク管理が厳しいので、危険なところは迷うことなくストップしているはずだ。迷っている時点で、そこまでのリスクはないと思われるので、迷ったらGO!でいい。

あなたはどっち派ですか?

迷ったらGO?迷ったらストップ?

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